女のとなり の商品レビュー
平成15年10月20日 初版第2版発行の本を読んだ。 自分の周りにも、居そうな女の人の話が、出て来るのだが、、、少し読んでから、、、、 題名の「女のとなり」という「隣」でなく「となり」という意味合いが、理解出来た。 なるほど、上手い具合に話を構成している。 女ヘンは、余り良い...
平成15年10月20日 初版第2版発行の本を読んだ。 自分の周りにも、居そうな女の人の話が、出て来るのだが、、、少し読んでから、、、、 題名の「女のとなり」という「隣」でなく「となり」という意味合いが、理解出来た。 なるほど、上手い具合に話を構成している。 女ヘンは、余り良い意味合いの物が、少ないと、思っていたのだが、、、、24の女ヘンや女の文字の付く漢字にまつわる物語と、その文字の成り立ち迄、書かれていて、面白かった。 読み終えて、なるほどうまいなぁ~、と、思いつつも、物語の方の印象が消えていたのには、、、、物語りの方がインパクトが、薄かったのかも・・・・・
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女の付く漢字になぞらえて、女性もしくは男性のと関係を描写したエッセイ。 ・ため息の果て ・ケンちゃんとお母さん ・女の敵は…… ・コンビニの功罪 ・バブルがはじけて…… ・笑えない ・「男っぽい」の罠 ・こころざし ・ほめ上手 ・招かれざる ・ときには、ま...
女の付く漢字になぞらえて、女性もしくは男性のと関係を描写したエッセイ。 ・ため息の果て ・ケンちゃんとお母さん ・女の敵は…… ・コンビニの功罪 ・バブルがはじけて…… ・笑えない ・「男っぽい」の罠 ・こころざし ・ほめ上手 ・招かれざる ・ときには、まあまあ ・女の居場所 ・ヘンな二人 ・白い腕 ・怪談 ・か弱いひと ・あととり娘 ・どうしちゃったの ・装うためでなく ・愛さえあれば ・とかいって ・美声 ・ここだけの話 ・お揃い あとがき 「男」は田と力で構成され、畑仕事に力を振り絞らなければ「男」として認められないのに対し、「女」はそれだけで「女」という存在であり、ほかの字がくっつくことで喜怒哀楽、善悪を表現する言葉になってしまうところに、女性の深さを感じた一冊。
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乃南アサさん好きなのに、これ読んでないよ! と思って借りてきた本。 向田邦子さんの『隣りの女』なら読んだことあるけどなぁと思いながら読み始めると、女偏の感じから想起する物語って感じ。だから女のとなりだったのかぁと納得。 面白かった。
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凄く面白かった。 読みつつ、この話にどの漢字をからめるのか推測しながら読みました。ほとんどはずれましたが…さすが言葉を扱うプロ、うまいまとめ方に、毎回脱帽。楽しい時間でした。
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はっきり言って読み終わって感じるものが特になかったのが残念。読みやすくて、ふーんと思いながらさらっと一冊読めてしまう。でも読み終わって何も心に残っているものがない。 著者を取り巻く女性を女偏の漢字一文字に例えているエッセイ。
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乃南アサさんは元々好きな作家さん。 エッセイも外さなかった。 女のとなりという題名の如く、女偏の隣に旁がきて、できた字で一つ一つ区切られていくショートストーリー。 しかし、よくあれだけの数の女性を観察しておられるなぁと、感心してしまった。
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あとがきに、『女のとなり』は、正確には『女へんのとなり』であり、いわゆる『女へん』の漢字やどこかに『女』の付く漢字の一つ一つに対して、ちょっと丁寧に考えてみましょうか、ということで書き始めたエッセイ集である。 ・・・とあるように、嬶、妨、凄、妄、安、、などなど24個の漢字を絡めた...
あとがきに、『女のとなり』は、正確には『女へんのとなり』であり、いわゆる『女へん』の漢字やどこかに『女』の付く漢字の一つ一つに対して、ちょっと丁寧に考えてみましょうか、ということで書き始めたエッセイ集である。 ・・・とあるように、嬶、妨、凄、妄、安、、などなど24個の漢字を絡めたエッセイがずらり。 乃南さんはわたしより10歳上の方ですが、こう言ってはとても図々しいのですが、別に取り立てて人と話したり確認したりはしないけれどもそれぞれが予めもっているような一定の基準というのか、そういう感覚が似てるように思え、そうそう!あるあるの連続でした。 (子供の年は同じでも保護者の年齢は様々で、末っ子同級生ママの方々と話す機会も多いのですが、年代が違うのかずれを感じることも結構あるのです^^;) 女へんということでいろんな女の人が登場しては共感したり憤慨したり。漢字の成り立ちや分解したときの意味を知って新しい驚きも。 乃南さんがちょっと厳しく皮肉る所なんかよい加減で嫌味過ぎずちょうどいい。「とか言って」の章はワロタ! 乃南さんといえば怖いミステリーばかりと思っていたところ、エッセイを2冊続けて読んですっかり見方が変わりました^^
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乃南アサの短編集。小説とエッセイの間?かエッセイかといった感じです。 女へんの漢字に絡めて、女性についてのetc なかなか興味深く読めました。日本語は文字の一文字にも、へんやつくりにさえも意味があって、おもしろいと思える一冊でした。
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作者が出会ったちょっと困った女性たちを「女」がつく漢字をあてはめながら、鋭く観察している。 噂話が好きな人にはいいけれど、小説ではなくエッセイなので読後感が悪いです。
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乃南アサの小説、特に音無響子シリーズは好きだが このエッセイはいまいち。 頭が固い印象と険のある文章。 うーん、これなら酒井順子を読んで笑っていたい。
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