女のとなり の商品レビュー
エッセイ集。女編の漢字やどこかに女のつく漢字の成り立ちや意味を紹介するとともに、著者の周りからその漢字を連想する人のエピソードが綴られている。
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『女のとなり』は媚・嫌・妄・嬉・姦など、部首に「女」という文字を毎回のテーマとしているエッセイ集で、作者の身の回りにいる女性たちのエピソードが紹介される。…のだが、その女性がそろいもそろって性格に問題がある。 男の手によるエンタメ作品に登場する無垢で可憐で清楚な女性像に対す...
『女のとなり』は媚・嫌・妄・嬉・姦など、部首に「女」という文字を毎回のテーマとしているエッセイ集で、作者の身の回りにいる女性たちのエピソードが紹介される。…のだが、その女性がそろいもそろって性格に問題がある。 男の手によるエンタメ作品に登場する無垢で可憐で清楚な女性像に対する反発なのか、はたまた自身の性格が悪いという意識と「自分だけじゃないハズ」という自己弁護から他者のマイナス面に鋭くなるのか、一応普遍的な話につなげてはいるものの、結局は「こんなダメな女がいます」なエッセイ集。なんなんだろう、この下手したら暴露大会になりかねないダメ女大集合エッセイは。何のために書いたのさ(汗)
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エッセイ。エッセイなんだけど、ショートショートのよう。例に取り上げられる女性の奇抜さやそこはかとない恐怖など、まさに事実は小説より奇なりを表現している。タイトルの意味も読めばすぐ分かり、女の奥深さに改めて頷いてしまう。字の成り立ちを分かりやすく解説してくれているのがまたいい。
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女のとなり、つまり女偏のつく漢字を眺めながらその意味と由来を考えると、 そこに女性たちの「素顔」が見えてくる。「こういう人、私の近くにいる」 「えっ、こんな人がいるなんて!」と頷かされたり、驚かされたり。当代一の 観察眼を持つ著者にかかると、あなたの隣人が小説よりも奇なる存...
女のとなり、つまり女偏のつく漢字を眺めながらその意味と由来を考えると、 そこに女性たちの「素顔」が見えてくる。「こういう人、私の近くにいる」 「えっ、こんな人がいるなんて!」と頷かされたり、驚かされたり。当代一の 観察眼を持つ著者にかかると、あなたの隣人が小説よりも奇なる存在となる、 ハラハラどきどきの好エッセイ集。
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詳しくは「女偏のとなり」と言ったほうがいいのでしょう。 女とつく字を連想させる短編集。 「妻」「妾」「姦」…など 女性の奥深くにひそむ様々な気持ちがよくわかります。 少しオーバーな展開も面白いです
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