犬たちがくれた「ありがとう」 の商品レビュー
ベルナ、ガーランド、そしてペリラ それぞれの盲導犬の郡司さんの生き様の数々。 苦難の中に希望は見えるのか。 心に迫る1冊です
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27歳のときベーチェット病で失明した著者は 母親になるために盲導犬使用者になることを決意。 最初の盲導犬ベルナを亡くし、3ヶ月後に夫が他界。 次の盲導犬ガーランドも白血病で3歳で死んでしまった。 現在は3番目の盲導犬ペリラと一緒にいるが10歳という高齢。 最後まで一緒に居るべきか...
27歳のときベーチェット病で失明した著者は 母親になるために盲導犬使用者になることを決意。 最初の盲導犬ベルナを亡くし、3ヶ月後に夫が他界。 次の盲導犬ガーランドも白血病で3歳で死んでしまった。 現在は3番目の盲導犬ペリラと一緒にいるが10歳という高齢。 最後まで一緒に居るべきか、リタイアさせてあげるべきか。 盲導犬のその後を追ったノンフィクション。 盲導犬ってずっと盲導犬なんだと思ってました。 リタイア犬を引き取るボランティアもあるんですね。 盲導犬の飼い主は生まれたときから数えて5回変わるそうです。 そして驚いたのはまるで見てきたかのような文章の描写力。 中途失明だからというのもあるかもしれないけれど これだけ鮮明な表現ができるとはびっくりです。
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これは、前に書いた「ベルナのしっぽ」の、続編といっていいのかな? 盲導犬に限らず、お仕事をしている犬たちがいますが、人間に定年があるように、犬たちにも、有ります。 もちろん、一定の年齢になったからといって、全員が仕事できなくなるわけじゃないし、 パワーあふれるお年寄りもいるわけな...
これは、前に書いた「ベルナのしっぽ」の、続編といっていいのかな? 盲導犬に限らず、お仕事をしている犬たちがいますが、人間に定年があるように、犬たちにも、有ります。 もちろん、一定の年齢になったからといって、全員が仕事できなくなるわけじゃないし、 パワーあふれるお年寄りもいるわけなのですが、 やはり犬たちも、視力、聴覚、足腰、体力…衰えてくるんですね。 そして、飼い主より、犬たちの方が、絶対的に歳を取るのが早いです。 そんな犬たちのリタイアを中心に据えたお話です。 郡司さんのパートナーの話だけではなく、他の方たちの話も入っています。 犬たちに出会えた感謝と喜び、愛情と、別れの辛さ、そんなものが詰まった本ですね。
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