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妖女サイベルの呼び声 の商品レビュー

4.4

38件のお客様レビュー

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2009/10/04

妖女サイベル→ゲームでおなじみ召喚士。でも、この妖女って面白い響き。彼女は、能力があるばっかりに狙われたりするんだけど、ファンタジー好きなら一度は読んだ事が有るんじゃなかろうか?初めて読んだのは、中学生頃か?何度も読み返した本です。

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2011/07/15

http://brokenbiscuits.blog.shinobi.jp/Entry/132/ ブログで書きました。

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2011/07/17

山奥の館に1人住む偉大な魔術師の娘。伝説や物語に出てくるドラゴン、ライオン、隼、猪達を呼び出し、意のままに出来る力を持つ。ある日、遠縁の赤ん坊を預けられたことから、氷のような感情にひびが入る。絹織物のように滑らかな文章で、愛と嫉妬の物語が綴られる。

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2010/12/30

冒頭数行を読み進めるまではものすごく時間がかかったけれど、文章のリズムを呑み込めて来ると、逆に止まらなくなってしまった。 途中、何箇所か「発してる言葉が違う人なんじゃない?」と感じる箇所があって、ちょっと気になってしまった。素敵な作品なのに…。 (該当箇所のメモが見当たらないの...

冒頭数行を読み進めるまではものすごく時間がかかったけれど、文章のリズムを呑み込めて来ると、逆に止まらなくなってしまった。 途中、何箇所か「発してる言葉が違う人なんじゃない?」と感じる箇所があって、ちょっと気になってしまった。素敵な作品なのに…。 (該当箇所のメモが見当たらないので後述予定) + + + にひ。本日入手vいつ読もうかなー♪♪ 2008.06.12.

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2009/10/04

前々からずーっと読んでみたかった、ファンタジーの名作。 1ページ目から、引き込まれました。 魔術師の黒い眼が振り返った所から、ゾクっと世界に入りこんで。 電車乗り過ごしましたとも(笑) 世界観というよりも、一人の女性の内面の愛憎、かな。 面白かったです。

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2009/10/04

昭和54年に刊行が始まったハヤカワFTの栄えある第一弾。二十冊くらいがまとまって中学に通う通学路の本屋の棚にあった。1から順に買っていくことになったのは、最初の一冊がとても素晴しかったから。名を呼ぶことによって存在そのものを捉える、というファンタジーに頻出する形を最初に読んだのも...

昭和54年に刊行が始まったハヤカワFTの栄えある第一弾。二十冊くらいがまとまって中学に通う通学路の本屋の棚にあった。1から順に買っていくことになったのは、最初の一冊がとても素晴しかったから。名を呼ぶことによって存在そのものを捉える、というファンタジーに頻出する形を最初に読んだのもこれ。隠された名前という在りようはファンタジーそのもの。女性が主人公のFTモノ、自尊心と、自立と、愛情と、を最初の一冊に選んだラインナップや良し。

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2009/10/17

2008.01.30. すごい。「ゲド戦記」以来、久しぶりに出合ったものすごく骨太なファンタジー小説。想像を超えたところにいる幻想的な動物たちや、サイベルの美しさにもとても惹かれる。けれど、自然の中で暮らしていたサイベルが人間の世に降りてきて、愛と同時に憎しみを知ってしまうのが悲...

2008.01.30. すごい。「ゲド戦記」以来、久しぶりに出合ったものすごく骨太なファンタジー小説。想像を超えたところにいる幻想的な動物たちや、サイベルの美しさにもとても惹かれる。けれど、自然の中で暮らしていたサイベルが人間の世に降りてきて、愛と同時に憎しみを知ってしまうのが悲しくもあるけれど、彼女の厚みを増している。復讐のために、どこまでも残酷になれるかと思いきや、弱い一面ももちろん持っていて切ない。ラストまで、どうなることかハラハラしっぱなしだった。彼女がパートナーに選んだコーレンを、私はどうも好きになれない。愛の台詞が嘘寒いぞ。。。

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2009/10/04

古い歴史画のような物語。偉大なる魔術師の孫娘が求めたものとは?復讐とは?愛とは? 派手さはないですが、お勧めです。

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2009/10/04

「影のオンブリア」を読んだとき、何人かの方からこの本の事を聞いて、是非読んでみたいと思っていました 象牙色の髪と黒い目を持つサイベルは、想像を絶する4匹の獣を心の声で呼び寄せて、ひとりエルド山の上に住んでいた。白鳥、ラ...

「影のオンブリア」を読んだとき、何人かの方からこの本の事を聞いて、是非読んでみたいと思っていました 象牙色の髪と黒い目を持つサイベルは、想像を絶する4匹の獣を心の声で呼び寄せて、ひとりエルド山の上に住んでいた。白鳥、ライラレンを呼びながら。ある日、彼女の元に一人の赤子を連れた騎士が訪れる。自分の甥でありエルドウォルド国の王子のタムローンを育て、愛するようになったサイベルの前に、12年後再び騎士コーレンが現れ、出生をタムローンに告げた。王位継承争いに巻き込まれ、コーレンに心引かれ、タムローンの父王にもゆらめくサイベル・・・ 静謐な中に香気揺らめく素晴らしい作品でした。 心の声で呼びかけ引き寄せ、名を呼んで従わせるサイベル(十二国記やゲド戦記に同様の設定がありますね)は、自分の自由を奪おうとしたものを許しません。例えそれが愛しいタムローンを傷つけることになろうとも、復讐のためにコーレンへの愛さえ犠牲にする。書いてしまうといかにもおどろおどろしげですが、読んでいると、美しい絵を眺めているようなそんな心持になります。 コーレンのサイベルへの一途な愛は、サイベルの辛いとき苦しいとき、彼を彼女の元へと導き、最後まで涸れる事はなかった・・・。 それから、悲しい王がいます。愛を裏切られ、たった一人残された息子を愛しながら、それでも彼は人を信じきれない。なんと言う痛ましさ・・・・ そして、幻のような4匹の獣たち!サイベルに従わされているようでありながら、美しい伝説と共に生き、不思議な賢者めいた言葉を紡ぎだすのです。控えめに、しかし強い存在感を持って。 何もかも、魅力的なものがたりです・・・ ここに紡ぎだされた物語世界の美しさを語るのは、とっても難しい。 是非、読んで、感じて欲しい物語でした。

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2009/10/07

2006年10月8日(日)読了。坂崎千春さんの「片想いさん・恋と本とごはんのABC」に紹介されていました。

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