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翔ぶが如く(三) の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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征韓論に敗れた西郷は…

征韓論に敗れた西郷は鹿児島に帰る。政府の薩人の多くもこれに従った。後の結果を見ればこの西郷の行動は極めて自分本位で批判されるべきものだろう。

文庫OFF

西郷が征韓論に関する…

西郷が征韓論に関する政争に破れて下野するあたりまでが描かれています。これを読むと、明治新政府が薄氷の上に成立していたかがよく分かります。新政府の足下が固まっていれば一雄藩の反乱など叩きつぶせるであろうに、それすらもできない…。続きが益々気になります。

文庫OFF

2021/04/02

一応、川路に戻ってきた、よしよし。 それにしても蘊蓄話が多くて筋から逸れたではなく、もともと筋なんて気にしてないんでしょ、という気がする。 再読ですがその内容をほとんど覚えてませんが、大久保・川路ラインの行き着く先を「濃厚に」抉り取るのかな?そこかしこには見え隠れしてますが、この...

一応、川路に戻ってきた、よしよし。 それにしても蘊蓄話が多くて筋から逸れたではなく、もともと筋なんて気にしてないんでしょ、という気がする。 再読ですがその内容をほとんど覚えてませんが、大久保・川路ラインの行き着く先を「濃厚に」抉り取るのかな?そこかしこには見え隠れしてますが、この作家の特徴として、最後まで言多くて霧に隠れる感じがありますからなぁ。

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2020/02/18

他の本にあっちこっち飛んでいたので、本書を読み終えるのにだいぶ長い期間をかけてた。 西郷が下野したことをきっかけに、新政府に対する不満分子が噴き出す。 政府を守ろうする大久保利通と、不満分子が爆発するきっかけを作った西郷隆盛。この二人が同郷の親友であるところが歴史の妙である。 し...

他の本にあっちこっち飛んでいたので、本書を読み終えるのにだいぶ長い期間をかけてた。 西郷が下野したことをきっかけに、新政府に対する不満分子が噴き出す。 政府を守ろうする大久保利通と、不満分子が爆発するきっかけを作った西郷隆盛。この二人が同郷の親友であるところが歴史の妙である。 しかし、西郷はきっかけを作っただけで何も運動を展開したわけではない。何も動かない西郷が作り出した嵐に翻弄される大久保利通。このコントラストを見ると、西郷隆盛という人物がいかに大人物であったかが分かる。 しかし、本書で注目すべきは次の一文だ。 「西郷は誰に対しても寛容な男だったが、かんの悪い男にだけは閉口してみせるところがあった」 司馬は「かんの悪い男」というマイルドな書き方をしているが、要は「バカな男」ということだ。 懐の深い西郷でさえバカな奴は適当にあしらっていた。 そうか、それで良いのだ。 そうだ、その通りだ。 バカな奴と語るのは時間の無駄だから。 バカな奴と語っても交わることはないのだから。

Posted byブクログ

2013/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

―西郷と大久保の議論は、感情に馳せてややもすれば道理の外に出で、一座、呆然として喙を容るるに由なき光景であった―。明治六年十月の廟議は、征韓論をめぐって激しく火花を散らした。そして…西郷は敗れた。故国へ帰る彼を慕い、薩摩系の士官達は陸続として東京を去ってゆく―内戦への不安は、現実となった。

Posted byブクログ

2013/03/31

読んだきっかけ:司馬遼太郎は全部読みたい かかった時間:9/9-9/15(6日くらい) 内容:明治維新から西南戦争の話(たぶん)。3巻は、西郷の下野から、佐賀の乱直前までの、周囲の反応。 太政大臣三条実美のご乱心により、征韓派は予想もつかなかった敗北を喫する。 西郷の...

読んだきっかけ:司馬遼太郎は全部読みたい かかった時間:9/9-9/15(6日くらい) 内容:明治維新から西南戦争の話(たぶん)。3巻は、西郷の下野から、佐賀の乱直前までの、周囲の反応。 太政大臣三条実美のご乱心により、征韓派は予想もつかなかった敗北を喫する。 西郷の絶望と下野、そして征韓派の薩摩人は西郷について鹿児島に落ちる。 その後の政府の動揺や、征韓派の動きを、じっくりと書き込んでいる。 ちょっと動きが少なく、退屈でした。

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2011/05/08

1~3巻。歴史評論的に語られるくだりは悪くない。いま思えば、銀河英雄伝説のスタイルはこれのパクリなんだな(笑)。

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