豊かなイギリス人 の商品レビュー
イギリスについて知りたくて手に取りました。 黒岩徹さんは2冊目。 『ハリー・ポッターの生まれた国』を前に読んだのですが、それよりは社会的な側面に目を向けた一冊だったように思います。 知らなかったことがたくさんあって、興味深い一冊でした。 お葬式の話は本当にびっくり。そんなにクール...
イギリスについて知りたくて手に取りました。 黒岩徹さんは2冊目。 『ハリー・ポッターの生まれた国』を前に読んだのですが、それよりは社会的な側面に目を向けた一冊だったように思います。 知らなかったことがたくさんあって、興味深い一冊でした。 お葬式の話は本当にびっくり。そんなにクールなものなの?と。 「西洋人」とまとめがちだったのですが、そうでもないみたいです。 それぞれの国民性があるんだなあと改めて感じました。 サッチャー首相やスコットランドについても知ることができ、いろんな情報がコンパクトにまとめられていて、イギリスを知るうえで、いい一冊であったように感じました。
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「イギリスは変わり者が多い」 とは、何かで読んだ一節。 イギリスは変わった趣味、服装、趣向の人がいても、 それを受け入れるおおらかさがある国だと聞いたことがあります。 だから、キャリル・チャーチルのような独創的な劇作家も生まれるのでしょうか。 競争の「ヒジ社会」では...
「イギリスは変わり者が多い」 とは、何かで読んだ一節。 イギリスは変わった趣味、服装、趣向の人がいても、 それを受け入れるおおらかさがある国だと聞いたことがあります。 だから、キャリル・チャーチルのような独創的な劇作家も生まれるのでしょうか。 競争の「ヒジ社会」ではなく、 イギリスは並んで待てる「列社会」。 北京五輪で、ひと時中国がクローズアップされました。 まさに中国は「ヒジ社会」。 電車もバスも我先にと乗り降り口に群がります。 五輪開催に向け、政府主導でマナー改善が図られ、 「列社会」化に五輪期間中は成功したようです。 しかし、それも過去の話、 北京はもう「ヒジ社会」にもどっているそうです。 長く培った国民性はそう簡単に変わりません。 日本はどうなんでしょう? イギリスに行ったことがありますが、 犯罪も少なく、夜もゆっくり出歩けます。 町の隅々に「便利さ」が行き届き、 「日本ににてるな」という印象でした。 今は日本も変わった趣味でもおおっぴらに言える時代。 アキバのオタク文化もそんな一例です。 「ゆとりを持ってもっと楽にいきましょう」。 この本を読んでの率直な感想です。
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