チベット旅行記(2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たまたま手にとって2巻から読んだ。1巻は準備などを含み、この2巻はチベット国内に入り、カイラスあたりに来たところから。1900年頃の手記だが、新仮名遣いに訳されており読みやすい。 この人の単純明快な書きっぷりはどんどん話が進んで面白い。専門的すぎる話は略しましょうなどと書いているので、後日読者のために書かれたものとわかる。 また、あまりにウェットさがないため軍人の調査記録のようですらある。目的のためだけに動く人間とはこのようなものなのか。
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明治30年代 鎖国中のチベットに潜入した男がいた 河口慧海 のチベット旅行記 全5巻 2巻は国境を越えラサに至るまで
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第2巻では、著者の高徳を慕うチベット人の女性から結婚を迫られ、その親戚の男たちに命を狙われたり、盗賊に持ち物を奪われるといった危機を乗り越えて、チベット第2の都であるシカチェを経て、ラサにたどり着くまでが描かれています。 やはり講談を髣髴させる文章がおもしろくて、思わず引き込ま...
第2巻では、著者の高徳を慕うチベット人の女性から結婚を迫られ、その親戚の男たちに命を狙われたり、盗賊に持ち物を奪われるといった危機を乗り越えて、チベット第2の都であるシカチェを経て、ラサにたどり着くまでが描かれています。 やはり講談を髣髴させる文章がおもしろくて、思わず引き込まれてしまいます。
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