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トップ・レフト の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2009/12/16

私の人生を大きく変えた一冊。 経済小説で人生変わるのかって感じですが、本当に影響はあるかと。 黒木亮氏は本当に尊敬している。 中でもこの一冊は、まさに自分のやりたいことや、 銀行で面白いことが凝縮している。 そういう意味で非常に刺激をもらった。 主人公は、都銀のエリートコー...

私の人生を大きく変えた一冊。 経済小説で人生変わるのかって感じですが、本当に影響はあるかと。 黒木亮氏は本当に尊敬している。 中でもこの一冊は、まさに自分のやりたいことや、 銀行で面白いことが凝縮している。 そういう意味で非常に刺激をもらった。 主人公は、都銀のエリートコースに乗っている人間。一方、ライバルとして描かれるのが、同じ都銀だけど、そういうコースに乗れず、外銀でその鬱憤を晴らすかのごとくディールに追われている男。 この二人の対比、その中で描かれる、邦銀と外銀の違い、 金融の現場で起こる出来事の緊迫感。 海外で働くこととは。 様々なことが描かれていて、かなり情報量は多いかもしれないが、 それをすっきり、スピード感をもってまとめるのが作者の力。 今後もバイブルにしていくんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2009/11/14

投資銀行の本質が描かれていて、面白い。 お金の取れるところからはとことんお金をむしりとるのが商売だ、と言わんばかりの姿勢は、まるで天から獲物を狙う鷹のようだ。 「買収にロジックなど必要ない。必要なのは欲望、すなわちこのディールでいくら儲かるか。株主も儲けたい、あなた(買収企業の...

投資銀行の本質が描かれていて、面白い。 お金の取れるところからはとことんお金をむしりとるのが商売だ、と言わんばかりの姿勢は、まるで天から獲物を狙う鷹のようだ。 「買収にロジックなど必要ない。必要なのは欲望、すなわちこのディールでいくら儲かるか。株主も儲けたい、あなた(買収企業の経営者)も儲けたい、私(投資銀行のマネージングディレクター)も儲けたい。必要なのは途方もない巨額の金、何万トンもの緑のドル札だ。」というセリフが印象的。 そいやUBSの投資銀行部門でインターンしたとき、M&Aで株主の持つ株の一株あたりの価値(EPSだっけか?)がどれくらい上がるか、をやたら計算した記憶があるな。 ああ、あと最後に筆者は日本の総合商社こそが、金も出す、人も出す、リスクもとる、各国の利害関係者との調整もする、最強の投資銀行なのでは?という存在と位置づけていたが、個人的には過大評価しすぎかな、と思ったり。

Posted byブクログ

2009/10/07

海外シンジケートローンをテーマに、邦銀と外銀の戦いがリアルに描かれる国際金融小説。 めちゃくちゃ面白かったです。

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2009/10/04

実際の歴史をもとにできた国際経済小説. 一気に読み終えちゃうほど面白い! 都銀の今西と外銀の龍花を中心に展開していくディールが見ごたえがあります. 外銀は艶やかな世界で膨大なカネもらってこの世の成功者に見えるけど,実際は想像を絶するプレッシャーのなか孤独に闘っている. 個人的には...

実際の歴史をもとにできた国際経済小説. 一気に読み終えちゃうほど面白い! 都銀の今西と外銀の龍花を中心に展開していくディールが見ごたえがあります. 外銀は艶やかな世界で膨大なカネもらってこの世の成功者に見えるけど,実際は想像を絶するプレッシャーのなか孤独に闘っている. 個人的には龍花の生き方は確かに間違っていたかもしれないが同感した箇所は多々ありました.

Posted byブクログ

2009/10/04

小説家としてのテクニックにそこまで光るものがあるとは思えない(言われてるほど)が そこに描かれている金融業界の断片は確かに鋭く、そして輝いている。 何より、そこらへんの経済入門書よりもはるかに経済・金融が理解できる本。

Posted byブクログ

2009/10/04

ある巨大融資案件をめぐる都銀と米国投資銀行の戦いを描いた小説。  不良債権処理に追われた満身創痍の都銀とひたすら金儲けを追及する投資銀行、それぞれの組織に身を置く2人の人間を軸に融資争奪戦の状況がリアルに描かれている。 また当時の世界の金融、政治情勢が現実に即して描かれ...

ある巨大融資案件をめぐる都銀と米国投資銀行の戦いを描いた小説。  不良債権処理に追われた満身創痍の都銀とひたすら金儲けを追及する投資銀行、それぞれの組織に身を置く2人の人間を軸に融資争奪戦の状況がリアルに描かれている。 また当時の世界の金融、政治情勢が現実に即して描かれているためかなり勉強にもなる。 この本に描かれていることすべてを鵜呑みにすることはないにしても金融業界の現実を知るという意味で参考になると思う。 金融業界を志望している人には特にオススメだと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

私が好きな経済小説家・黒木亮のデビュー作。 債権引受、プロジェクトファイナンスにて争う腐敗した都銀と米系IB。そして驚きの結末。 我々の業界の人間が読むと、motivateされること間違いなし。 著者は邦銀→シティの英系投資銀行→三菱商事というキャリアなので、かなり偏った書き方を...

私が好きな経済小説家・黒木亮のデビュー作。 債権引受、プロジェクトファイナンスにて争う腐敗した都銀と米系IB。そして驚きの結末。 我々の業界の人間が読むと、motivateされること間違いなし。 著者は邦銀→シティの英系投資銀行→三菱商事というキャリアなので、かなり偏った書き方をしているがそれもまた面白い。 ちなみに、この小説で"My word is my bond"という言葉を知り、以後自己規範の1つとしている。

Posted byブクログ

2009/10/04

最高に面白いです。国際金融ビジネスの世界が少しのぞけます。著者は実際に銀行で勤務し、トルコでシンジケーションを経験したことのある人なのでとても具体的な描写が多かったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

経済小説にはまるキッカケとなった一冊。邦銀VS米国投資銀行というわかりやすいストーリーと最後のシーンがいいです。

Posted byブクログ