ツチヤ教授の哲学講義 の商品レビュー
哲学をちょっと身近に感じさせてくれた本。 大学での講義の様子がそのまま再現されている文体も読みやすい。
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哲学入門書。 実際の講義の収録形式で記述されている。 「土屋さんってちゃんと講義できるんだ。」 と驚く事請け合いの内容。 何時ものひねくれた論調とは打って変わって 解りやすく生徒に伝えようと、 丁 寧 に 、 命題を解説し、わかり易く例を示し、 そして持論を展開する先生...
哲学入門書。 実際の講義の収録形式で記述されている。 「土屋さんってちゃんと講義できるんだ。」 と驚く事請け合いの内容。 何時ものひねくれた論調とは打って変わって 解りやすく生徒に伝えようと、 丁 寧 に 、 命題を解説し、わかり易く例を示し、 そして持論を展開する先生の姿に 深い敬服の念を新たにした。 しかし、その中にも きっちりと何時もの皮肉を込めた鋭い視点の 根源となる物が、トンネル電流の様に染み出しており 氏の本質と哲学の関係を窺い知る良き著書である。
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土屋先生のことは山陽新聞の山陽時評を読んで初めて知ったのですが、その記事で「人間というのは軸に一貫性がない。健康になりたいと思いながら食べ過ぎてしまうし、よいサービスは受けたいけれど税金は払いたくない」という表現がとても納得させられました。そんなわけでこの本を読んでみたのですが、...
土屋先生のことは山陽新聞の山陽時評を読んで初めて知ったのですが、その記事で「人間というのは軸に一貫性がない。健康になりたいと思いながら食べ過ぎてしまうし、よいサービスは受けたいけれど税金は払いたくない」という表現がとても納得させられました。そんなわけでこの本を読んでみたのですが、やはり分かりやすくて良い本でした。結局すべて言葉の問題なの?と思ってしまいますが、最後の方はウィトゲンシュタインの話とか、学生の質問での答えでうまーくまとまっていて、授業を聞いてみたいと思いました。 哲学の入門としては大正解だったと思います。 2008/12/23
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図書館で借りた。 著者が大学で行った講義をもとにして 哲学はどんなことを考えるものか、を紹介している。 形而上学的真理を解明するという考え方、哲学的問題に 関して理解を深めるという考え方、の2つが扱われ 形而上学的真理を解明する考え方に疑問を投げかけている。 ウィトゲンシュタイン...
図書館で借りた。 著者が大学で行った講義をもとにして 哲学はどんなことを考えるものか、を紹介している。 形而上学的真理を解明するという考え方、哲学的問題に 関して理解を深めるという考え方、の2つが扱われ 形而上学的真理を解明する考え方に疑問を投げかけている。 ウィトゲンシュタインの論理哲学論考について説明している 箇所が他の説明より多めにある。
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土屋賢二にしてはかなりまじめな本。 とはいえやはり土屋賢二。哲学の初心者にわかりやすく哲学がどういう学問なのかを教えてくれる。 ウィトゲンシュタインがなにした人なのかようやくわかった。
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御茶ノ水の名物教授である土屋先生の授業をそのまま文章化した一冊。 哲学入門にはもってこいの本です。
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この著者の哲学本は、たいてい日常を題材にしたエッセイ的な書籍が多いのですが、(もっと難しい哲学書も書いているかも知れませんが、私は読んだ事がないです。)今回は実際の哲学の講義内容を書いているので脱線が少なく結論に向けて着実に読み進んで行く感じでした。 この手の書き方は大体最後の章...
この著者の哲学本は、たいてい日常を題材にしたエッセイ的な書籍が多いのですが、(もっと難しい哲学書も書いているかも知れませんが、私は読んだ事がないです。)今回は実際の哲学の講義内容を書いているので脱線が少なく結論に向けて着実に読み進んで行く感じでした。 この手の書き方は大体最後の章を読めば全体の内容が把握できますので、途中で飽きてきたら飛ばして最後の章を読めば、内容が理解できるので無駄にはなりません。 またその時に今までに書いていた内容にも触れるので、興味の有る章を探して読むのも良いと思います。 「飽きる」と失礼な事を書きましたが、実際の講義の内容を書いていますので、1日1章なので次の章に進む度に、前回までのおさらいから入りますので、続けて一気に読むとくどく感じてしまいます。 1日1章ずつ読めば丁度良い感じで読み進めます。 またそうすれば、1日自分なりによく考えてから次のステップに進めるのでお薦めです。
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大学での講義をそのまま本にしただけなので,内容について分かりやすいとは言えないが,その分読みやすく,かつ考えさせる本.
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土屋「教授」の初心者向けの哲学講義、ということで、凄くわかりやすいです。まあ、分かりやすいと思っているだけで、「哲学」に分かるということがあるのかはわかりません(?)けれd。でも、入り口としては凄く良い本だと思います。
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