女たちの真実 の商品レビュー
読みにくい、どこまでよんでも読みにくい。最後のミリアムが帰国するあたりからようやくスピード感というかテンポ感が出てきて引き込まれたが、ここまで行くまでが長い、長すぎる。 複雑な背景に加え、登場人物たちも一癖どころから二癖も三癖もあり、そこを丁寧に描いているのかもしれないが、それだ...
読みにくい、どこまでよんでも読みにくい。最後のミリアムが帰国するあたりからようやくスピード感というかテンポ感が出てきて引き込まれたが、ここまで行くまでが長い、長すぎる。 複雑な背景に加え、登場人物たちも一癖どころから二癖も三癖もあり、そこを丁寧に描いているのかもしれないが、それだけにさらに複雑感が増し、読みにくい。 最終結局、そこか!的な展開は、語りが切り替わる、小説ならではの手法も大きいような気もするが、ストーリー的には「頑張って最後まで読んでよかった、ホッ」という感じ。
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ミステリの賞を総なめにしているリップマン。 タイプの違うミステリを書ける作家だからということもありますね。これは描写的には普通小説に近い味わいでしょうか。 30年前に行方不明になったベサニー姉妹サニーとヘザー。 交通事故の加害者として入院した女性がベサニーだと名乗る。 ハンサムで...
ミステリの賞を総なめにしているリップマン。 タイプの違うミステリを書ける作家だからということもありますね。これは描写的には普通小説に近い味わいでしょうか。 30年前に行方不明になったベサニー姉妹サニーとヘザー。 交通事故の加害者として入院した女性がベサニーだと名乗る。 ハンサムで女好きのインファンテ刑事、やり手の女性弁護士グロリア、ケースワーカーのケイ。 事件を追い続けた退職警官ウィロビー、事件後に離婚してメキシコに渡った姉妹の母ミリアムなど、関係者の描写がリアルで上手い。 いろいろな時点での話が前後して出てくるのでわかりやすいとは言えないが、それがまた謎が謎を呼ぶスリリングな展開。そして、意外性があり、救いもある読後感。 2007年の作品。2008年2月発行は早いですね。
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自動車事故の現場からパニクって逃げ出した女。 パトロール警官に保護された彼女は、自分は30年前の未解決事件の当事者で、失踪したベサニー姉妹の妹のほうだと名乗る。 彼女の話には、真実らしさと疑わしさが交錯し、裏づけを取ろうにも、姉妹の両親を始め、関係者や証人はすでに故人か居所不明...
自動車事故の現場からパニクって逃げ出した女。 パトロール警官に保護された彼女は、自分は30年前の未解決事件の当事者で、失踪したベサニー姉妹の妹のほうだと名乗る。 彼女の話には、真実らしさと疑わしさが交錯し、裏づけを取ろうにも、姉妹の両親を始め、関係者や証人はすでに故人か居所不明。担当刑事インファンテは途方に暮れる。 失踪事件の真相は。 また、彼女が消えた少女なら、どうして今になるまで名乗り出なかったのか。 過去の記録を洗いなおすうちに、一見平凡な家族に見えるベサニー家の意外な事実が明らかになっていく。 謎解きを含め、非常にきめ細かく構成されています。 といっても、ネタとヒントだけを羅列した非情緒的な推理物ではありません。 登場人物の感情まで丁寧に織り込み、ありがちな夫婦や親子の愛憎が、ふとしたことから重大な局面へ発展していってしまうさまを、小説的に読ませます。 彼女は果たして何者なのか。 断片的な告白、記録、追想に最後まで撹乱されますが、読み終わってみれば、すべてが目の前に差し出されていたことに気づきます。 唯一の難点は、たいへんな悲劇なのに、そのヒロインがあまりにも感じ悪く、どうにも感情移入しかねることでしょうか。 しかし、この事実もまた作者の作為という、なかなかどうして、食えないミステリーです。
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30年前の事件の謎解き。時代や場面があちこち変わるのでついていくのが大変だが、思いがけない結末に驚きます。でも最後はそんなに暗くなく爽やかですらありました。
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