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三位一体モデル TRINITY の商品レビュー

3.2

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2019/01/28

再読。いいわ。資本主義がイスラムでなくキリスト教国で発展したのは精霊で増殖を許したから。でもそのわりに天国がすごく静的な成長しないかたちとして描かれているのはなんでなんだろうな。あと、煉獄も発明だったってところが、前回読んだ時には全然入ってこなかったんだけど、今回は事前にPhil...

再読。いいわ。資本主義がイスラムでなくキリスト教国で発展したのは精霊で増殖を許したから。でもそのわりに天国がすごく静的な成長しないかたちとして描かれているのはなんでなんだろうな。あと、煉獄も発明だったってところが、前回読んだ時には全然入ってこなかったんだけど、今回は事前にPhilip K Dickの本を読んでたから(なんだか忘れたけどRadio Free Albemuthあたりの本かな)理解できた。イスラム金融とかも流行ってるしね。

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2018/04/21

面白い思考方法。サクッと読めるのがいい。現実の仕事を当てはめてみると楽しい。資本主義のそもそもについて考えるヒントがたくさんあるのでは。キリスト教の発展と資本主義の関係性がここにある。

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2015/04/30

本書の帯でタモリは「おもしろかったわ!」と言っています。実は私にはそのおもしろみが分かりませんでした。キリスト教から生まれてきた三位一体という考えがよく分からない。父と子がいてそこに精霊が現れる、その意味が伝わってこない。精霊というモノを持ち出す必要性が分かるようで分からない。著...

本書の帯でタモリは「おもしろかったわ!」と言っています。実は私にはそのおもしろみが分かりませんでした。キリスト教から生まれてきた三位一体という考えがよく分からない。父と子がいてそこに精霊が現れる、その意味が伝わってこない。精霊というモノを持ち出す必要性が分かるようで分からない。著者自身があとがきで書いていますが、本書は講義したものをそのまま手を入れずに本にされたので、説明不足のところが結構あるのだそうです。同じ著者のカイエソバージュというシリーズを今読んでいるところですが、そちらはすごく分かりやすく、たぶんそのあたりの知識を身につけたうえでもう一度本書を読めば納得いく点も多いのではないかと思います。いずれにせよ、きっと大事なことが書かれてあるんだろうという気はしているので、この講義の続きが刊行されればまた読んでみようと思います。そして、本書も読み直してみれば行間に隠された意味が読み取れるようになるのかもしれません。

Posted byブクログ

2012/05/06

巻末で著者自身が語っている通り、肝心の「三位一体」の説明がおそろしく不十分。巻末で補足を試みているが、それもまったく不十分。「精霊=増殖力、子=幻想力、父=社会的な法」と言われても、三者それぞれの特徴も三者の関係もさっぱりイメージできない。そこをきちんとしないまま、イスラム教と比...

巻末で著者自身が語っている通り、肝心の「三位一体」の説明がおそろしく不十分。巻末で補足を試みているが、それもまったく不十分。「精霊=増殖力、子=幻想力、父=社会的な法」と言われても、三者それぞれの特徴も三者の関係もさっぱりイメージできない。そこをきちんとしないまま、イスラム教と比較してみたり、資本主義に当てはめたりしても、説得力がない。座談会が収拾不能になるのも当然の帰結だろう。

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2011/12/24

思考の方法として父=ルール、子=ルールの下で行動する人・伝道者、聖霊=増殖するもの、という三位一体の図式を現実世界の様々な現象に当てはめることができる、という思考方法の紹介する一冊。 なんか、すっごくびみょうなかんじになった読書時間でした。何なんだろうこの歯がゆさは。 ほぼ日刊...

思考の方法として父=ルール、子=ルールの下で行動する人・伝道者、聖霊=増殖するもの、という三位一体の図式を現実世界の様々な現象に当てはめることができる、という思考方法の紹介する一冊。 なんか、すっごくびみょうなかんじになった読書時間でした。何なんだろうこの歯がゆさは。 ほぼ日刊糸井新聞でこの内容が取り上げられているのをリアルタイムで追っていたものの、手に取るまで長い時間がかかっていたせいか、いざ! と壁に突撃していったつもりが実は天井から布きれ一枚が下がっていただけであっけなく通過してまった感じでした。本当に手応えがないのか。はたまた語り口に騙されて分かったつもりになっているのか。しかしではどうやったら本当に「分かる」のか。……レビューを書くのが難しい。

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2012/01/21

 考え方としては巻末の対談で理解できたけど、本編の三位一体の成り立ち何かの件が個人的には好きではない。キリスト教でも教義の問題になると、現実をうまくやりとおすために、時に利益に比重を置いて取り決められて言ったものも少なくは無いと思うけど、もう少しイエスの思想を重視した書かれ方をし...

 考え方としては巻末の対談で理解できたけど、本編の三位一体の成り立ち何かの件が個人的には好きではない。キリスト教でも教義の問題になると、現実をうまくやりとおすために、時に利益に比重を置いて取り決められて言ったものも少なくは無いと思うけど、もう少しイエスの思想を重視した書かれ方をしてもいいのではないかと非常に思ってしまった。著者の知識の浅薄さ、というわけではないのだろうけど、説明の仕方か、結局は信仰における温度の問題か。  ただこの三位一体モデルがそれほど重要なものではないと思う。興味は湧いても深みはいまいちという所。

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2011/06/06

表題にあるように、「どんなモデルだろう?」と思って読んでみたのだが、なんだかよくわからなないままに読了。 そもそも、「何でもわかる!」(@糸井重里)という思考モデルなど、あるはずがないと思うべきでした。 反省。

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2010/09/29

例えばSWOTとか、4Pとか、マーケティングに思考モデルがあるように、人生や仕事を哲学したいときに、使える思考モデル。 すぐ読めるのがいい。 巻末の、実際に普通の人たちが、三位一体モデルを使って自分の仕事(業界)を哲学してみせているのが、面白い。 あと、表紙の絵がさりげなく赤瀬川...

例えばSWOTとか、4Pとか、マーケティングに思考モデルがあるように、人生や仕事を哲学したいときに、使える思考モデル。 すぐ読めるのがいい。 巻末の、実際に普通の人たちが、三位一体モデルを使って自分の仕事(業界)を哲学してみせているのが、面白い。 あと、表紙の絵がさりげなく赤瀬川源平だったり、オススメコメントがタモリだったり、「ほぼ日刊イトイ新聞」プロデュースの香がプンプンです。

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2010/06/28

か昔から存在し、キリスト教によって利用され、西洋合理主義によって今や世界中をみたす三位一体という思考模型。 マルを三つ書いて父・子・精霊という図を描いて、例えば天皇制を考える上で霊という概念を入れないで語ろうとするからどっか腑に落ちない、説明がつかないんだよ、と。 この増殖/流...

か昔から存在し、キリスト教によって利用され、西洋合理主義によって今や世界中をみたす三位一体という思考模型。 マルを三つ書いて父・子・精霊という図を描いて、例えば天皇制を考える上で霊という概念を入れないで語ろうとするからどっか腑に落ちない、説明がつかないんだよ、と。 この増殖/流通/蔓延させる要素の霊を取り戻して、三位一体というものを現代のなんでもいいからそれの思考ツールにして解釈してみれば世界の構造が見えて来る。 著者の講義を本にしたもので薄く30分で読めてしまう。ちょっと物足りない気もするけど興味深い1冊。帯はタモさん。

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2010/07/21

中沢新一の著作ということで、さぞかし深遠難解な論が展開されていると思いましたが、表紙のパステル画が優しげで、なおかつほぼ日刊イトイ新聞が編集をしているということで、わかりやすそうな気がして読んでみました。 実際にはやはり一筋縄ではいかないものがありましたが、まとめながら考えてい...

中沢新一の著作ということで、さぞかし深遠難解な論が展開されていると思いましたが、表紙のパステル画が優しげで、なおかつほぼ日刊イトイ新聞が編集をしているということで、わかりやすそうな気がして読んでみました。 実際にはやはり一筋縄ではいかないものがありましたが、まとめながら考えていったら、とてもシンプルなものの見方が提示されており、目から鱗が落ちたような気がします。 巻末に載っていた座談会では、様々な業界人にによる実際に即したトリニティモデルの位置づけのサンプリングが紹介されており、理解を深めることができました。 マインドマップ→http://lily-book.seesaa.net/article/151063829.html

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