「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い(下) の商品レビュー
上巻より読み物としては面白かったと思います。 著者の書いている小説、女子大生会計士が出てきたりするしね。 すぐに使える数字が上巻、出てきた数字の意味を考えるのが下巻。そういう役割です。 両方セットで、上巻だけでも、下巻だけでも楽しめます。 ですが、著者が上巻のタイトルをなぜ...
上巻より読み物としては面白かったと思います。 著者の書いている小説、女子大生会計士が出てきたりするしね。 すぐに使える数字が上巻、出てきた数字の意味を考えるのが下巻。そういう役割です。 両方セットで、上巻だけでも、下巻だけでも楽しめます。 ですが、著者が上巻のタイトルをなぜ否定するタイトルを下巻に出したのか?と言うことを知るには下巻を読まなくてはなりません。 上巻では数字だけで食い逃げを放置する方がバイトを雇うよりもコストが少ないと説きましたが、今回は数字だけじゃない!数字を見るためにはもっとみなくてならない!と言う話ですからね。 軽く読めて、それなりにタメになる本だと思います。
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計画信仰からの脱却→予測不能な状況に合わせ複数のカードを用意しておくことの重要性。 上巻は会計の本だったが、今作はビジネス書の性格が強くなってる。 会計的な視点に加え、非会計的なものの見方もないと、ビジネスや生活がうまくいかない。 費用対効果や二分法などを使った話し方の説得力。
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「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続編というか下巻です、はい。 内容としては計画信仰、科学的なものと非科学的なもの、会計とビジネス… 世の中はとかく複雑でそれを読み解くには単純化させるのが手っ取り早いですし、手がけやすい。しかしながらそれが万能なわけではない。 このほか、...
「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続編というか下巻です、はい。 内容としては計画信仰、科学的なものと非科学的なもの、会計とビジネス… 世の中はとかく複雑でそれを読み解くには単純化させるのが手っ取り早いですし、手がけやすい。しかしながらそれが万能なわけではない。 このほか、言われてみればそのとおりなんだけれど今まで盲点だったことや、こんな方法があるんだと目から鱗の内容までいろいろありました。 もちろん書いてあることが全面的に正しいとは思いませんが、色々ためになりました。
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上巻に続き、今度は使い方によって危険な数字について取り上げる。 各章の冒頭部分を、小説形式に割いているため、内容がやや薄くなってしまっているのは残念。 各章ごとにまとめがしっかりと書かれているので、理解を深めるのに役立った。 結局は、数字や会計に限らず、物事を一面的には見ずに、いろいろな側面から見るようにということだった。
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会計から見た経済、会計の限界みたいなものを公認会計士である著者が吐露した作品。そう言えば、経理ばたけから社長になった人などあまり見たことないな。文章は軽快で読みやすかった。
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ビジネスに会計はつきものですが、数値を使った会計上の仕掛けが沢山あります。例えば計画数値ですが、長期計画の数値が途中で達成度が変わって来たらどうするか?そのまま維持するか?あるいは柔軟に変化させるか?ビジネスとして考えた場合と会計として考えた場合では大きく変わって来ます。と言うようなことから、変化の大きい社会状況の中で、どう数字を読み解いていくか?そんなことのヒント満載。金額以上のお得な本です。
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自分で自己否定。上巻と下巻セットで見たので、思わず読んでしまった。 内容としては、理屈にかなった数学の話と、理屈じゃないビジネスの話ということで、 会計上はバイトを雇わないほうがお得だと計算されるが、 ビジネスとしては食い逃げ対策を取ろうという話しになっている。 本来ならば、...
自分で自己否定。上巻と下巻セットで見たので、思わず読んでしまった。 内容としては、理屈にかなった数学の話と、理屈じゃないビジネスの話ということで、 会計上はバイトを雇わないほうがお得だと計算されるが、 ビジネスとしては食い逃げ対策を取ろうという話しになっている。 本来ならば、食い逃げの被害を減らすための対策で、効率のいいプランを立てることが先決であるが、 本書では地に足がついた考え方をもたず、あくまで机上の数字を元にして議論を進めている傾向が強い。
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≪目次≫ はじめに 第1章 数字の達人は、特に何もしない~数字のウソ 第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ~計画信仰 第3章 「食い逃げされてもバイトを雇うな」なんて大間違い~効率化の 失敗 第4章 ビジネスは二者択一ではない~妙手を打て 第5章 会計は世界の1/2しか語れない~会計は科学 あとがき ≪内容≫ 「さおだけ屋~」の山田真哉の第2弾。上下2巻の下巻である。上巻で「食い逃げされてもバイトを雇うな」と銘打ちながら、下巻では「~大間違い」と謳って、読者を好奇心(もしくは憤慨)に誘っている。 はしがきに書くように、会計は「科学」なので、数字を扱うが、それだけに踊らされてはいけない(上巻は、数字を大切にしよう、だったが…)と言う。なぜなら、ビジネスは非科学だからだ(この言い方は若干物言いしたくなるが…)。やや厚いが読みやすいし、中盤には小説チックな部分があるので、さらっと読みとおせるでしょう。
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会計的視点、非会計的視点、両方を持つことが大事。計画的経営は変化に対応するダイナニズムを奪い、効率化の重視は数値の帳尻合わせに終始して本質的な解決を遠ざける。
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☆費用対効果の濫用に気をつける →効果の定義は?それだけ解釈の幅は広い。 ☆二分法とは →複雑な対象をわかりやすくシンプルにするためのテクニック。とりあえず物事を二つに分けて考え、思考のとっかかりや道筋を探すこと。 ☆ビジネス=会計的行動+非会計的行動 非会計的行動とはお金を...
☆費用対効果の濫用に気をつける →効果の定義は?それだけ解釈の幅は広い。 ☆二分法とは →複雑な対象をわかりやすくシンプルにするためのテクニック。とりあえず物事を二つに分けて考え、思考のとっかかりや道筋を探すこと。 ☆ビジネス=会計的行動+非会計的行動 非会計的行動とはお金をかけてもリスクを下げる行動のこと ☆二分法で考えない。相反する物事を解決するためには複数の視点が必要。
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