バターはどこへ溶けた? の商品レビュー
「チズどこ」の敷衍本
本書は、『チーズはどこへ消えた?』の敷衍本です。発刊時、揉めたニュースが今思うと懐かしい。 本書の趣旨は「知足」。無闇矢鱈と「バター」を求めたがる、我々人類に発した警鐘である。「バター」はもとより物品や資産を指す。よくよく老子的な本だと思った。 末尾の言葉が印象的だ。 「そ...
本書は、『チーズはどこへ消えた?』の敷衍本です。発刊時、揉めたニュースが今思うと懐かしい。 本書の趣旨は「知足」。無闇矢鱈と「バター」を求めたがる、我々人類に発した警鐘である。「バター」はもとより物品や資産を指す。よくよく老子的な本だと思った。 末尾の言葉が印象的だ。 「それでもバターが欲しい?」 本書を読んで自分の常を恥じない人がいるだろうか。
聖熟女☆ミ
頼りないストーリー。何も残らない。 自分がもっとも時間を費やしている事項がその人の個性。そう考えると、森をさまよって不幸だと感じていた猫は自分をわかっていない。バターを求めてさまようのが自分の個性だと悟り、その時間を楽しめば良いのだ。 バターを独り占めしたキツネが悪者みたいに書く...
頼りないストーリー。何も残らない。 自分がもっとも時間を費やしている事項がその人の個性。そう考えると、森をさまよって不幸だと感じていた猫は自分をわかっていない。バターを求めてさまようのが自分の個性だと悟り、その時間を楽しめば良いのだ。 バターを独り占めしたキツネが悪者みたいに書くのもおかしい。狡猾に生きることが彼らの個性で、彼らはそれを楽しんだ。幸せ。 読了五分
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2024.3.3 読了 チーズの方は読んでない。 ゴタゴタもよく知らなかった。 結局発禁後にどうなったかも知らないが、パク○はダメだよね。 内容は、本にするほどのこともないような寓話の一つ、くらいなもの。
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本棚を整理してて出てきた妻の本。何やらこの本と先日読んだ『チーズはどこへ消えた?』は、過去に不正競争防止法的なイザコザがあったそうな。結果的には棄却されたみたいですがね。 見た目からして、てっきりオマージュか何かなのかなーと思い読んでみたが、内容的には真逆な印象を受ける。 『あり...
本棚を整理してて出てきた妻の本。何やらこの本と先日読んだ『チーズはどこへ消えた?』は、過去に不正競争防止法的なイザコザがあったそうな。結果的には棄却されたみたいですがね。 見た目からして、てっきりオマージュか何かなのかなーと思い読んでみたが、内容的には真逆な印象を受ける。 『ありのままでいい、人は人であり自分は自分。自分らしさを大切に。』そのようなメッセージ性を本著からは感じた。 読むタイミングや読む人によっても感じ方が変わりそうな、そんな不思議な本でした。 ・ ・ ・ ・ ・ 登場するのは、賢いキツネとのんびり屋のネコ、それと「バター」。バターとは、追い求めだしたらキリがない、財産、名誉、出世、権力…の象徴。シンプルでなにげない物語には、自分らしく生きるためのヒントが込められている。
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「チーズはどこへ消えた?」のパロディ本 物語の構成はそのままに、主張が対象的なものになっている チーズは西洋人の格言を引用し、バターは仏教系 チーズは繰り返し読むことを推奨されていて、バターは一度読んだら売ってくれとのスタンス 前談、本編、その後という構成は同じだけど チーズ...
「チーズはどこへ消えた?」のパロディ本 物語の構成はそのままに、主張が対象的なものになっている チーズは西洋人の格言を引用し、バターは仏教系 チーズは繰り返し読むことを推奨されていて、バターは一度読んだら売ってくれとのスタンス 前談、本編、その後という構成は同じだけど チーズは本編の後にディスカッションをして バターはディスカッションするようなものではないとそのまま解散している そもそもの主張の違い チーズは世の中の変化を受け入れて、とりあえず動くことを推奨しているように思われる バターは「足るを知る」が主題だろうか?老荘思想を元にしているのでしょうね どちらか一方だけではダメで、両方のバランスが大事なんじゃなかろうか?と思う 己を知り、変化に対してどう対応するか どっちも必要な事だと思うよ 単なるパロディ本として切って捨てるには惜しい面もある 個人的な考えとしてはバターの方が近い チーズの方の感想でも書いたけど、無闇矢鱈と動いても徒労に終わる事のほうが多い 動くなら現状をちゃんと認識して、先を見据えて動く必要があると思うよ
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それぞれが持ってる個性と価値観と行動。幸せとは何か。単純な物語の中に考えさせられるものがたくさんあった。
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「チーズはどこへ消えた?」と間違えて借りる。今は少しずつだが、ガンガン行こうぜ!から変わってきているように感じる。一方でネットやAIの発達により社会はスピードアップしていると感じる。足るを知る。これを分からないといつまでも幸福は訪れないのかもしれない。
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乳製品を題材にした、見た事があるようなタイトル。自分はこちらの方がしっくりきた。 バターは名誉だったり財産だったりと人間が追い求めてやまないものの象徴。本書ではそんなに拘る必要があるのか、他に大事な事はないのか、と説いている。 確かに変わる事も大事だが、変わらない事も大事。変わる...
乳製品を題材にした、見た事があるようなタイトル。自分はこちらの方がしっくりきた。 バターは名誉だったり財産だったりと人間が追い求めてやまないものの象徴。本書ではそんなに拘る必要があるのか、他に大事な事はないのか、と説いている。 確かに変わる事も大事だが、変わらない事も大事。変わる事を意識し過ぎるあまり、変わらなくても良い事まで変わってはダメだよ、と言う事だろうか。 結局ものごとは捉え方次第。良い面も悪い面もある。何が自分にとって大事な事か、見誤らないようにしたい。
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チーズはどこへ消えた?とストーリー自体は変わりないが、まったく異なる裏返しのようなメッセージが込められていた。あるものを求めようとすればするほど一番大切なものを知らぬ間に失っていたり、孤独になってしまったりする。現状の幸せに感謝することを学んだ。
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名著「チーズはどこへ消えた?」のパロディのような装丁とタイトルだが、中身は、まるで違う…というか、正反対と言ってもいい 「チーズ~」のメッセージが「先行きの無いことにしがみ付かず、新しい一歩を踏み出せ」であれば、こちらは「あなたは他の誰でも無いあなたであり、存在そのものが価値」...
名著「チーズはどこへ消えた?」のパロディのような装丁とタイトルだが、中身は、まるで違う…というか、正反対と言ってもいい 「チーズ~」のメッセージが「先行きの無いことにしがみ付かず、新しい一歩を踏み出せ」であれば、こちらは「あなたは他の誰でも無いあなたであり、存在そのものが価値」というメッセージ そこには、「新しい一歩を踏み出すことが、必ずしも正解とは限らない」というアンチテーゼも含んだ、「チーズ~」より1段、大人の深みと味わいがある
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