蒼迷宮 の商品レビュー
清水芽美子の「車椅子…
清水芽美子の「車椅子」は、必要以上に守られた弱者に対する怒りが引き起こす悲劇。自分の行動は経験となって全て知っているが、他人のことは表面上に現れたことでしか評価することが出来ない。人と本当に付き合うということは、相手のことをとことん知ろうとすることでしか為しえないのかも知れない。
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10人の女性作家が描…
10人の女性作家が描くミステリーアンソロジー。緋迷宮に続く、第二段。こういうアンソロジーものって、「あんまり良くなかったなぁ...」と思うのが中にはあるんですが、これは全て良かったです。宮部みゆき「祝・殺人」、小池真理子「死体を運んだ男」、新津きよみ「彼女の一言」、若竹七海「濃紺...
10人の女性作家が描くミステリーアンソロジー。緋迷宮に続く、第二段。こういうアンソロジーものって、「あんまり良くなかったなぁ...」と思うのが中にはあるんですが、これは全て良かったです。宮部みゆき「祝・殺人」、小池真理子「死体を運んだ男」、新津きよみ「彼女の一言」、若竹七海「濃紺の悪魔」などが印象に残っています。全て読みやすく、ラストはちょっと怖くて、ミステリー感を味わえました。
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10人の女性作家の短…
10人の女性作家の短編集。個人的には菅浩江さんの「箱の中の猫」が良かったです。切ないお話で心にじんときました。
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多数の作家によるアン…
多数の作家によるアンソロジー。色々な作品を楽しめます。
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5193020.html) (収録作品)大空学園に集まれ(青井夏海)/祝・殺人(宮部みゆき)/オフィーリア、翔んだ(篠田真由美)/車椅子(清水芽美子)/箱の中の猫(菅浩江)/濃紺...
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5193020.html) (収録作品)大空学園に集まれ(青井夏海)/祝・殺人(宮部みゆき)/オフィーリア、翔んだ(篠田真由美)/車椅子(清水芽美子)/箱の中の猫(菅浩江)/濃紺の悪魔(若竹七海)/緑の手(桐生典子)/彼女の証言(新津きよみ)/死体を運んだ男(小池真理子)/泥眼(乃南アサ)
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◆「死体を運んだ男」小池真理子――(「恐怖配達人」より) ◆「彼女の一言」新津きよみ――(「小説すばる」'00.7より) ◆「緑の手」桐生典子――(「やわらかな針」より) ◆「大空学園に集まれ」青井夏海――書き下ろし ◆「濃紺の悪魔」若竹七海――(「依頼人は死んだ」より...
◆「死体を運んだ男」小池真理子――(「恐怖配達人」より) ◆「彼女の一言」新津きよみ――(「小説すばる」'00.7より) ◆「緑の手」桐生典子――(「やわらかな針」より) ◆「大空学園に集まれ」青井夏海――書き下ろし ◆「濃紺の悪魔」若竹七海――(「依頼人は死んだ」より) ◆「泥眼」乃南アサ――(「氷雨心中」より) ◆「箱の中の猫」菅浩江――(「五人姉妹」より)・・・守村優佳(もりむらゆか)は四百キロメートル上に離れている恋人・普久原敦夫と通信していた。そう、彼は宇宙飛行士なのである。プライベート回線が使えるのは十日に一度であったが、幸せだった。がしかし、この通信にトラブルが起こり、タイムラグが起こり始めたのである。 ◆「車椅子」清水芽美子――書き下ろし ◆「オフィーリア、翔んだ」篠田真由美――(「桜闇」より) ◆「祝・殺人」宮部みゆき――(「我らが隣人の犯罪」より) 上記10編を収録した女性作家によるミステリー・アンソロジー。 ◆箱の中の猫・・・ミステリーというより、SFに近いこの話。自分が送った映像と声は、相手にいつ届くかわからない。隣に映る人物に嫉妬をして問いただしても、その答えはいつ返ってくるのかわからない。タイムラグはどんどん大きくなり、待ち続けるか諦めるか決められないまま老いていく・・・。好きな人と同じ時間を共有できるということは、どんなに貴重で幸せなことなんだろうと、あまり普段考えてもみないことを考えた。
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