女教皇ヨハンナ(下) の商品レビュー
作者の偏った思想をごり押しされると読んでいて疲れるけれど、ひとりの女性のサクセスストーリーと思えばすんなり読める。チャングムの誓いとかが好きな人は好きかも。中世世界やキリスト教の価値観もなんとなく勉強になりました。
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歴史小説としてはちょっと物足りないかなー 別に、その時代じゃなくてもいいんじゃないかなーって思ってしまう。
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9世紀のヨーロッパでは女性の役目は子を産むのみ。しかも男子を産まないと『罪は女より出でし』とか言われちゃう。 学ぶことも許されず、生きるために、男子のする畑を耕すことをしても罰せられてしまう。 平均13〜4歳で嫁ぎ、子を産み、15歳にはもう適齢期と言われてしまう。 そんな世...
9世紀のヨーロッパでは女性の役目は子を産むのみ。しかも男子を産まないと『罪は女より出でし』とか言われちゃう。 学ぶことも許されず、生きるために、男子のする畑を耕すことをしても罰せられてしまう。 平均13〜4歳で嫁ぎ、子を産み、15歳にはもう適齢期と言われてしまう。 そんな世の中にヨハンナは生まれた。 類稀なる頭脳の持ち主、ヨハンナはそういう世の中でも貪欲に学ぼうとする。 どんなにお仕置きされようと、どんなに否定されようと、ヨハンナの向学心を阻めるものは誰も居ない。 持ち前の頭脳を駆使して、彼女は学べる自分の居場所を見つける・・・・ 勉強しなさいって親はいても、勉強するなって親は普通いないよね・・・ ほんとにあったかどうかはわかりませんが、この時代の女子は誰しも疑うことなく勉強しない人生なのだ。 羨ましい? 彼女の強い向学心は生きることと同じ位の重さを占めている。 上巻を読み終えて、下巻を読むのが待ち遠しくてならない。 この時代に生きている自分を幸せに思う。 そしてもっともっと学べる自由を謳歌せねば、と切に思う。 そういえば、ヨハネ・パウロ2世の次にローマ法王になったベネディクトゥス16世はドイツ人でしたね・・ ベネディクト16世の思想や方針は前任者ヨハネ・パウロ2世のそれと非常に近いと考えられている。たとえばカトリック教会が守ってきた結婚や家族に対する伝統的な考え方を強く支持することや、避妊や妊娠中絶、同性愛の否定や女性聖職者を認めないとする点などである。(ウィキペディアより) 女教皇ヨハンナはドイツの監督により映画化が決まっている。
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なぜかジャンヌ・ダルクを思い浮かべながら読んでしまった。男しか認められない時代に、様々なことを犠牲にして教皇まで上り詰めるまでには(本人が希望していたかは別にして)、医療、神学その他の研鑽のたまもの。それが彼女のあくなき探究心によるもので、その姿勢に感動した。
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