企業舎弟の掟(1巻) の商品レビュー
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第1巻はバブル期を中心とした金融裏面史。イトマン、住銀、平和相銀、阪和銀、伊藤寿栄光、磯田一郎などなど、語られつくした感もあるバブルキーワードが満載である。 中で関心したのは和歌山県とイタリア(なかでもシチリア)との類似性の指摘である。個人的に和歌山=日本のフィリピン説を唱えてきたものとして、自説の強力な補強者が現れたようで嬉しい限り。 またイタリアンマフィアの出自として、土地貴族の代理人として、農民から搾り取り、上納を値切って富を蓄えたとの記述があるが、中世の武士の発祥とまったく同根である。
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暴力団と企業、銀行、政治家とのつながりについて、バブル期の出来事を中心にまとめた本。膨大な情報量があまり整理されないまま羅列されているので、読むのに骨が折れる。
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