アダルト・チャイルドが自分と向きあう本 の商品レビュー
本を借りて読みました。 アダルト・チャイルド(AC)についての本。 グリーフワークを経て生きやすくするというもの。 ACは特別なことではなく、多くの人が持つ特徴で、自己の喪失、共依存が核になるもの。 まず自分の問題を明確にし、過去を振り返る原家族ワークをします。 原家族で何が...
本を借りて読みました。 アダルト・チャイルド(AC)についての本。 グリーフワークを経て生きやすくするというもの。 ACは特別なことではなく、多くの人が持つ特徴で、自己の喪失、共依存が核になるもの。 まず自分の問題を明確にし、過去を振り返る原家族ワークをします。 原家族で何が起きていたのかを振り返り、暗黙のルールに気付きます。 そして自分の中にいる傷ついたインナーチャイルドと向き合います。 自分を縛る鎖から今の自分を見る作業では、五つの役割(ヒーロー、スケープゴート、ロストチャイルド、クラウン、ケアテイカー)の特性を理解し、自分が主にどの役割を演じてきたのか、今も引きずっているのか、変えたいのかなどについて考えます。 その鎖から自分を解き放ち、否定的なメッセージを置き換えていきます。 そしてグリーフワークへと入ります。 プロセスは、ショック→怒り→落ち込み→受容で、きちんと悲しむことが出来ると楽になれる。 ※グリーフワークは必ず安全な環境(感情を分かち合ってくれる仲間や援助者と共に行う)。 自分の感情とニーズに気づき、新しいプロセスに進んでいきます。 インナーチャイルドをしっかりと受け止めて、過去の親に代わって自分が小さい頃の自分自身の親になる。そしてインナーペアレントも獲得する。 親との境界線を引き、親との関係を作り直します。 主に誰にでもあり得るACの性質を癒すために、幼少期の自分を見つめ直し、辛く悲し買った自分を受け入れて、自分自身を癒していく、その過程では葛藤も抱えるが、援助者の力も借りて、少しずつ癒されていき、新しい自分と、新しい親との関係を手に入れていくというもの。 注意)グリーフワークは全ての人に有効というわけではなく、状況やメンタルの症状によっては避けたほうが良いこともあるので、主治医がいる方は相談したほうがよさそうです。
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読みやすかった〜。 ただ「よく頑張ったね」「大丈夫だよ」「そのままでいいんだよ」みたいな言葉がよく出てくるのは、うるさって思っちゃったなぁ。
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読みながら「だから自分はこうだったのか」と納得しながら読めたのと、とにかく読みやすかった。 年少期のトラウマは何年経っても突然思い出しては苦しくなるし、もうそういう風にしか生きれない。子供の頃本当は誰かに助けて欲しかったけれど誰も助けてはくれなかった。でもその誰かに助けて欲しか...
読みながら「だから自分はこうだったのか」と納得しながら読めたのと、とにかく読みやすかった。 年少期のトラウマは何年経っても突然思い出しては苦しくなるし、もうそういう風にしか生きれない。子供の頃本当は誰かに助けて欲しかったけれど誰も助けてはくれなかった。でもその誰かに助けて欲しかった自分を今の自分が守ることが出来る、もう嫌なこと怖いことは終わったと慰めることが出来ると気づかせてもらえた本。
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内容は他の本で読んだことがあるような内容ばかりだったが、自分がアダルト・チャイルドだとはっきり認識できて心が軽くなった。
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この本を買ったのはだいぶ前なのですが、ようやく読み切ることができました。 読み切ることができたのは、自分が自分と向き合う準備や覚悟ができたからだと思います。 子供の頃の自分と向き合うワークが中心で、ワークをやると普段は覚えてもいなかった事を思い出し、涙が出てきます。 途中辛くなる...
この本を買ったのはだいぶ前なのですが、ようやく読み切ることができました。 読み切ることができたのは、自分が自分と向き合う準備や覚悟ができたからだと思います。 子供の頃の自分と向き合うワークが中心で、ワークをやると普段は覚えてもいなかった事を思い出し、涙が出てきます。 途中辛くなることも、投げ出すこともありました。本を読み終えた私は少しだけスッキリとした気分です。 これは一時的なものかもしれないし、また揺り戻されるかもしれない。 でも、揺り戻された時にはまた本をめくって、幼い頃の自分と向き合って抱きしめてあげたいと思います。
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実際にここに書かれているワークをして 少しずつ気持ちの整理ができてきました。 片手間に読むのではなく、しっかり一人の時間を作って読み、実践することをお勧めします。 アダルトチルドレンだと思う方は、一度手に取ってみてほしいです。
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初版が1997年です。今から20年以上も前に出た本ですが、その頃からアダルト・チャイルドという概念があり、生きづらさを抱えている方がいて、そのことを知っていて援助している人たちがいたんだなぁということに感心させられます。 ただ、この本を、どれだけの人が手にできるのか。私も、偶然、...
初版が1997年です。今から20年以上も前に出た本ですが、その頃からアダルト・チャイルドという概念があり、生きづらさを抱えている方がいて、そのことを知っていて援助している人たちがいたんだなぁということに感心させられます。 ただ、この本を、どれだけの人が手にできるのか。私も、偶然、手に取った者の1人です(しかも、私自身は、アダルト・チャイルド(極)ではない、普通の育ち方(普通っていう概念も難しいですが)・・・と思っています。) ちなみに、最近、私の夫は「本当にカウンセリングが必要な人ほど、自分にカウンセリングが必要だとは思っていない。逆に、自分にカウンセリングが必要と思った時点で、その人(の気持ち)の問題の半分は解決している」という名言?を吐いておりました。 周りに自分の気持ちを話せる人がいない人も、この本を読んで気持ちが楽になればと思います。(きっと、この本を読んだ人は皆、自分以外の。この本を読んだ人を応援すると思うのです。)
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アダルトチャイルド(AC)とは、子どもの頃の体験を消化しきれないまま大人になった状態のこと。 家庭環境に大きく左右される。 例えば家族が虐待、アルコール依存症だった場合、家族をなんとか維持させるため 秘密を守ろうとすることに必死になり、自分の意思は後回しになってしまう。(共依存)...
アダルトチャイルド(AC)とは、子どもの頃の体験を消化しきれないまま大人になった状態のこと。 家庭環境に大きく左右される。 例えば家族が虐待、アルコール依存症だった場合、家族をなんとか維持させるため 秘密を守ろうとすることに必死になり、自分の意思は後回しになってしまう。(共依存) 共依存とは、周りの人に合わせることに必死になり自分の本当の気持ちがわからなくなってしまい、人の人生を生きてしまうということ。 また、一般的に良い家庭に見える家族でも実は共依存というケースもある。 幼少の頃の辛かった出来事を思い出し、その時どう思ったか、本当はどうしたかったか考える。 大切なのは、その時点では精一杯の行動をしていた自分に「頑張ったね」「偉かったね」「辛かったね」と言葉をかけ、抱きしめてあげること。 そして過去に向き合った自分を褒めてあげること。 そういったワークを繰り返すことで、受け入れ進むことができる。 ACが、人を支援する仕事に就くことが多いということに驚いた。 自分もそういった傾向があるので、向き合っていないだけでACなのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子どもの自分をイメージして、抱きしめてあげた時、涙が止まらなかった。 でも悲しくて辛いというより、心が温かくなるような感じがした。 本に書かれているように、無理をせず、今まで頑張ってきた自分をいっぱい感じながら、少しずつワークを進めていった。 前半はフラッシュバックが起こったり、悪夢を見ることもあった。 後半は、どんどん心が軽くなった。親に対する怒りや憤りが薄らいでいった。あの時のせいで…とばかり過去に目を向けていたのに、今や未来に視点が向くようになった。 1番心に刺さったのは、『過去の自分がほしかったものは、今の親からもらう必要はない。仲間やそして何より、あなた自身がそれを与えてあげることができる』という言葉。 今まで、自分が今でもトラウマになっているほど幼少期が辛かったことを親に何とか理解してもらいたいと思い続けてきた気持ちが一瞬にして消え去ったように感じた。 今自分が自分を理解してあげること、仲間や新しい家族に理解してもらうことで、私は幸せなんだと気付いた。 読み終わった後、親と話す機会があったが、心が晴れ晴れとしていて、何を言われても動じない自分がいた。親の良い面に目を向けて、素直に応じようと思える自分もいた。 また、揺り戻しが起こる可能性も高いと思うので、ワークの記録を読み返したり、心に刺さった言葉を読み返したいと思う。続編もぜひ読みたい。
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まずは一気に完読。気持ちがモヤモヤした時に読んだから、初めから涙が止まらなかった。次はワークをしながら読もう。アダルトチャイルドの人は援助職に就くことが多いかぁ、分かる気がする。でも他人との境界が曖昧だから頑張ってしまう。自分と同じ境遇を味わってほしくないと思いつつ。でも自分の境...
まずは一気に完読。気持ちがモヤモヤした時に読んだから、初めから涙が止まらなかった。次はワークをしながら読もう。アダルトチャイルドの人は援助職に就くことが多いかぁ、分かる気がする。でも他人との境界が曖昧だから頑張ってしまう。自分と同じ境遇を味わってほしくないと思いつつ。でも自分の境遇は変わらず辛いという負のスパイラル。自分の境遇を強い意志で改善していかないと他人の基準を当てはめたり、他人に使われる状況は変わらない。
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