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家で病気を治した時代 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/04/02

病気の子を傍らに読みすすめる。熱があり少々息が荒い。 家庭看護が一般的であった時代がよくわかる一冊。家庭に常備されていた衛生用品(吸入器、ブリキの湯たんぽ、ガラスの浣腸器etc)、医薬品(富山の薬、お灸のもぐさ、蛇の黒焼き!など)の実物の写真があり興味深い。そして当時のお産!!...

病気の子を傍らに読みすすめる。熱があり少々息が荒い。 家庭看護が一般的であった時代がよくわかる一冊。家庭に常備されていた衛生用品(吸入器、ブリキの湯たんぽ、ガラスの浣腸器etc)、医薬品(富山の薬、お灸のもぐさ、蛇の黒焼き!など)の実物の写真があり興味深い。そして当時のお産!!わかってはいるけれど、自宅で出産が普通だった時代の大変さを改めて痛感。

Posted byブクログ

2017/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「脱病院化社会 医療の限界」(イヴァン・イリッチ/晶文社・1998年)という本がある。店主が闘病記さがしを開始して二、三年経った頃、医学史や医療倫理に関する本も集め始めた。現代を“病院化社会”というならば、患者は多くの恩恵を今の医療システムから蒙っている。しかし、“医原病”という言葉があるように、治療するはずが、却って新たな“病”を生み出すこともある。  そこで手にしたのが、大田区にある「昭和のくらし博物館」館長の小泉和子さんの労作「家で病気を治した時代」だ。この本には戦前・戦後の家庭看護に用いられた道具の図版が多く掲載されている。昭和27年生まれの店主には珍しいものばかりだ。例えば14ページ、昭和20年代までは自宅出産が一般的だったと言うが、産婆や家族が準備したものの写真が掲げられている。「闘病」という言葉は、実は「肺結核」の時代に生まれたものなのだが、この本に感想を書き始めると止まらなくなりそうなので、この本から連想した“コント”と関連する闘病記を紹介して、パラメディカらしい書評とさせていただく。  1961年から1972年まで続いた日本テレビのバラエティー「シャボン玉ホリデー」を覚えていらっしゃる方もおいでだろう。 病気で寝ている父親(ハナ肇)の枕元へ娘たち(ザ・ピーナッツ)がやってくる。 娘たち「おとっつぁん、お粥が出来たわよ。」 父「いつもすまないねぇー。こんな時、おっかさんが生きていてくれたらなぁ。」 娘たち「それは言わない約束でしょ。」 そこへ植木等が登場し、ひっかきまわすと「お呼びでない?こりゃまた失礼しました。」 と言い、全員ずっこける、というのがパターンだった。  クレージー・キャッツのリーダーだったハナ肇(野々山定夫)は1993年に肝細胞がんのため63歳で亡くなるのだが、亡くなったのは杏林大学付属病院の病室で、自宅の畳の上ではなかった。だが、病室を訪ねるザ・ピーナッツは「おとっつぁん」とコントを始め、ハナも「いつもすまないねぇー」と受けていたという。 ハナ肇さんの闘病記は奥様が書かれた「幸せだったねハナちゃん」(野々山葉子/扶桑社・1994年)と、付き人だったなべおさみの「病室のシャボン玉ホリデー ハナ肇、最期の29日間」(2008年/文藝春秋)の二冊がある。

Posted byブクログ

2015/08/31

昭和のくらし博物館で開催された企画展「家で病気を治した ~家庭看護の時代~」の内容をまとめた書籍。 第3章「怖れられた病気ーー結核と急性伝染病」の執筆を担当。

Posted byブクログ

2014/04/06

現代ではすぐに病院にかかるのが当たり前になってるが、かつてはどのような状態で、どんな知恵を使って病気に向き合っていたのかを知りたかったので、とても興味深かった。

Posted byブクログ