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カソウスキの行方 の商品レビュー

3.6

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    24

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2011/02/17

どうしても津村氏の本の評価が高くなる…。表題作より、everyday I wrote a book の方が好き。ちょっとしたことでバランスを崩したり、救われたり、というとありがちな女性向け応援ストーリーなんだけど、この人の本は一歩踏み込んだ葛藤と諦観がある。(ので好みが分かれると...

どうしても津村氏の本の評価が高くなる…。表題作より、everyday I wrote a book の方が好き。ちょっとしたことでバランスを崩したり、救われたり、というとありがちな女性向け応援ストーリーなんだけど、この人の本は一歩踏み込んだ葛藤と諦観がある。(ので好みが分かれるところでもある)

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2010/11/25

正直言ってつまらなかった。ストーリーにも文体にも覇気がない。それがこの作家の特色なのかもしれないが。寝しなに頭を空っぽにするためだけに読んだ。 この作家は芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』だけ読めばよし。

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2010/06/14

津村さんを読むきっかけになった本。 あんまり読み易い文体じゃないし、何が起きるってわけでもないけど、なんか読むとちょっとだけ元気が出るんだなー。

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2010/06/09

主人公の年齢が近いから 共感するだろうと思っていたけど、 うーん、なんでしょうか。 気持ちはわかるような、 でも共感したくないようなかんじ。 女の子の気持ちが難解。 全体的に乾いているかんじがします。

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2010/05/06

芥川賞候補になった作品。 三編からなっていて、 「カソウスキの行方」は倉庫に左遷されたイリエが 生活に潤いをもつために脳内彼氏としてなんとか同僚を好きになろうとし、 「Everyday I Write A Book」は好きな男性と出会うも タイプでない男と仲良くなっていき 「花婿...

芥川賞候補になった作品。 三編からなっていて、 「カソウスキの行方」は倉庫に左遷されたイリエが 生活に潤いをもつために脳内彼氏としてなんとか同僚を好きになろうとし、 「Everyday I Write A Book」は好きな男性と出会うも タイプでない男と仲良くなっていき 「花婿のハムラビ法典」は恋人から受けた不義理をそのまま返そうとする。 一癖も二癖もある主人公たちが、日常のもんもんとしたなかを ちょっとずれた位置で行動しながら気づけば大切なものを見つけている、というパターン。 くすっとするところもあるけれど、私にはあまりはまらないタイプみたい。 芥川賞の受賞作品ってやっぱり私には理解できない部分も多く。 純文学って難しいものだな。

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2010/04/11

勝手に好きになったと仮想する。 この設定が好きです。私も似たようなことはやりました。きついところで勤めていたので、それを支えにしようともがいていた頃のことを思い出しました。 『ポトスライムの舟』も読んだけど、なんというかおひとり様の女の人、という話が多い気がします。

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2010/01/16

ミュージック・ブレス・ユーを読んで以来手をつけなかった津村氏の本。一日で読了。とても読みやすくて、言葉の選び方も遊びがあって、主人公たちの日常が書いてあるだけなのに引き込まれてしまいました。なんでもないようでいて、それぞれ抱えている悔しい気持ちなんかが丁寧に書かれていてさらりとし...

ミュージック・ブレス・ユーを読んで以来手をつけなかった津村氏の本。一日で読了。とても読みやすくて、言葉の選び方も遊びがあって、主人公たちの日常が書いてあるだけなのに引き込まれてしまいました。なんでもないようでいて、それぞれ抱えている悔しい気持ちなんかが丁寧に書かれていてさらりとした読後感でした。

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2009/12/29

郊外の倉庫管理部門に左遷された独身女性・イリエ(28歳)は日々のやりきれなさから逃れるため、同僚の独身男性・森川を好きになったと仮想してみることに…。第138回芥川賞候補作。

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2009/11/30

カソウスキの行方・・・地方の倉庫に飛ばされたイリエは、冴えない森川を好きだと仮想し、なんとか日々を過ごそうとする。でも自分に良い事があると、森川に悪い事がある、、と気づく。 Every day I write a book・・・ちょっと気に入っていた人の妻のブログを見続けるの...

カソウスキの行方・・・地方の倉庫に飛ばされたイリエは、冴えない森川を好きだと仮想し、なんとか日々を過ごそうとする。でも自分に良い事があると、森川に悪い事がある、、と気づく。 Every day I write a book・・・ちょっと気に入っていた人の妻のブログを見続けるのが、やめられない。なんかわかるな~ 花婿のハムラビ法典・・・忙しくハルオは二の次の、サトミ。この話し正直よくわからない。でも、サトミが良いの・・・よね。

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2009/11/14

著者の、この淡々とした感じが結構くせになる。 3編収録ですが、「Everyday I Write a book」がけっこう好きです。「花婿のハムラビ法典」も好きだけど。

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