SELDOM-ILLEGAL 時には、違法 の商品レビュー
1988-89年、37歳の時のインタビュー。『ラスト・エンペラー』公開の翌年にあたる。ロスやNYでの活動の話が中心だが、いま読み返すと、学生時代のエピソードも印象的だ。 中学生の時に知らない女子中学生からラブレターをもらい、母親が代わって、まだ早いと断りの手紙を書いたという。30...
1988-89年、37歳の時のインタビュー。『ラスト・エンペラー』公開の翌年にあたる。ロスやNYでの活動の話が中心だが、いま読み返すと、学生時代のエピソードも印象的だ。 中学生の時に知らない女子中学生からラブレターをもらい、母親が代わって、まだ早いと断りの手紙を書いたという。30歳を過ぎて有名になってから、その時の中学生がコンタクトしてきた。彼女はフィンランド語の翻訳家になっていた。(そういえば、稲垣晴美さんのエッセイ集『フィンランド語は猫の言葉』には「坂本君」の話が出てきたような。) 高校時代には、Sという親友とよくつるみ、一緒に学生運動もした。それから20年、Sは愛媛で政治家の卵になっていた。その応援にいかざるをえなくなるエピソードがおもしろい。(Sはその後内閣官房長官や厚労大臣にもなった。)
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サカモトである。 教授である。 彼の曲が好きだ。私の知っている範囲で。 押し付けがましくなく、こじつけ感がなく、無理矢理感がない。 川のように自然に流れる音の連続は、なんとなくモーツァルトのメロディ-ラインにも通じているような気がする。 人に阿ることなく、純粋に音のつながりを楽しんでいる感じなのだ。 彼に降りてくる音楽の天使は、他の天使とは格が違う、というのが自分の中での彼のイメージ。 あくまで、私の知っている範囲の教授のイメージである。 そんな教授の独り言が聴けるのがこの本である。 戦メリやラスト・エンペラー、ブラック・レインから生い立ち、精神科医との対談、バイト、スタジオ・ミュージシャン、YMO。 とりとめも無く語られるエピソードには、それぞれに彼自身の想いが込められていて、それがflowして文字として連なっていく。徐々に連なりが拡がっていき、やがて世界を形作り始め、気がつくとサカモトという宇宙の一部を覗きこんでいる。 いや、もちろんそんな大仰な本ではないけれど、教授の曲が好きなら楽しめる筈。 タイトルが秀逸。
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坂本龍一の高校時代から芸大作曲家時代のアルバイト生活は興味深かった。YMO、戦メリなど本人が振り返る当時の状況。音楽や作品に触れる際に、こうした情報があるのとないのでは、随分と違う気がする。 お父さんは、三島の「仮面の告白」を担当した編集者だったとは驚き。
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タイトルからセンス溢れてます。 内容おもしろくていっきに読破です。 昔の本だけど古さ感じません!! 時がたっても廃れる事のない音楽を作れる人 だからかな★
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