神の守り人(下) の商品レビュー
ロタ王国の王弟イーハンである。この人物がなかなかの人物であることが非常に好感をもてる。アスラとの関わりも実は深い。 最後「アスラはこれで大丈夫なのか?」という終わりで気になるのだが、大団円を迎えたといっていいと思う。 カシャルが暴動しすぎ。勝手に行動しすぎ。テロリズムである。これ...
ロタ王国の王弟イーハンである。この人物がなかなかの人物であることが非常に好感をもてる。アスラとの関わりも実は深い。 最後「アスラはこれで大丈夫なのか?」という終わりで気になるのだが、大団円を迎えたといっていいと思う。 カシャルが暴動しすぎ。勝手に行動しすぎ。テロリズムである。これにはイーハンも困るんじゃないかと。しかし、シハナという女、有能すぎる。チェスで相手を追い詰めるように作戦をひとつひとつ実行していく、という説明はテンプレート的でいささかうーむと思ってしまうが、有能で行動力にあふれていれ面白い人物だと思った。
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上下巻の下巻です。 相変わらず深いです。児童書と呼んで良いのだろうか? 本作を読んだ子供たちがどういう風に感じるのか 一度、聞いてみたいような気もします。 守り人シリーズを読んでて毎回思うのだけど、 食べ物が超おいしそうに感じる。 何か匂ってくる感じ。
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ハードカバーで読了済でしたが、ポッシュ版のこの巻には CLAMPいがらし先生の解説が掲載されているので。
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タンダによく似た男の子を知っている。 このシリーズを読んでいると、 いつも彼を思い出します。 タンダが活躍すると、 彼が活躍しているような気持ちになってね。 なんだか嬉しいんです。 これからも彼の活躍を楽しみにしてる。 それだけじゃなくて… この「神の守り人」は勇気の物語...
タンダによく似た男の子を知っている。 このシリーズを読んでいると、 いつも彼を思い出します。 タンダが活躍すると、 彼が活躍しているような気持ちになってね。 なんだか嬉しいんです。 これからも彼の活躍を楽しみにしてる。 それだけじゃなくて… この「神の守り人」は勇気の物語だった。 アスラの勇気がとくに、 私にも勇気をあたえてくれました。
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物語の世界が広くなったので、話に深みがでてとても面白くなってきた。いろんな国を舞台にしたいろんなお話を読みたい。バルサやチャグムが主人公でなくてもいいので。
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一気に読み終わってしまいました。 無邪気の邪気、とでも言うのか。 いろいろと、身につまされる… バルサとタンダの関係は、私の理想。 深い愛情ほど、穏やかで信頼に満ちたものはない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2011年5月25日読了 なんというか、例えるなら狂神的というべきなシハナの行動。 帰還編になって狂気にも似た姿を現して、彼女暗躍する。おそらく、スファルの考える通り、シハナは自分のしていることを遊戯程度にしか思ってないのかもしれない。自分の意のままに相手が動くことを楽しんでいるだけなのかも。そう考えると、情がないシハナはバルサにとって非常に強敵だったわけで、崖から落ちた時はハラハラしました(;一_一) タンダと再会した後のバルサは怪我を負っていたのもあるけど、どこか弱い女性の面を出していたなーと思いました。勿論、アスラのこともあるけれど、やはりタンダの存在はバルサにとってとても大きいものなんだと思いました。きっと、彼女の帰る場所はタンダの元なんでしょう。 アスラは最後、ようやく自分の行ったことに気付き、向き合い、そしてバルサやチキサの言葉を思い出して神と決別する。とても短い時間だけれども、彼女の決意と行動は並大抵のことではないなと思った。 終章、花の揺れる場所でバルサとチキサとアスラが3人で風に吹かれているシーンは印象的。きっと、最後の2行はアスラの心情なんじゃないかなと思う。 彼女が早く目覚めて、彼女らしさを取り戻せればいいな…。
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悪役が悪役っぽくない。国の為を思ってということろが感慨深いわ。色々な視点で考える人がいるってことですよね。
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この物語を読み進めているとき、KiKi の心にはずっとある出来事が去来していました。 それは「9・11同時多発テロ事件」でした。 そして読了して、あとがきを読んだとき、この物語があの事件の1ヶ月前には書き上げられていたことを知り、著者上橋さんの心に浮かんだ物語と呼応するかのよ...
この物語を読み進めているとき、KiKi の心にはずっとある出来事が去来していました。 それは「9・11同時多発テロ事件」でした。 そして読了して、あとがきを読んだとき、この物語があの事件の1ヶ月前には書き上げられていたことを知り、著者上橋さんの心に浮かんだ物語と呼応するかのようにあの事件が発生したかのようなタイミングの妙に舌を巻きました。 とても残念なことに現実の世の中で発生したあの事件では「アスラ」のように「最終破壊兵器」を封印してしまえる勇気と胆力を持つ本当の意味で賢い人間はあらわれなかったけれど、この物語でははかなく幼い少女がそれをやってのけました。 深い物語だなぁと思います。 (全文はブログにて)
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神の守り人の下巻です。 物語はなんだか、ちょっと不完全燃焼かな、という感じ。 あんまりめでたしめでたし、ではないですね。 確かにタルハマヤに関する出来事は、一応の解決を迎えているわけですが、ロタ内部のごたごたはこれからもっと悪化する気がします。王の手腕が試されますね。 うっかりす...
神の守り人の下巻です。 物語はなんだか、ちょっと不完全燃焼かな、という感じ。 あんまりめでたしめでたし、ではないですね。 確かにタルハマヤに関する出来事は、一応の解決を迎えているわけですが、ロタ内部のごたごたはこれからもっと悪化する気がします。王の手腕が試されますね。 うっかりすると内乱になるんじゃないかな、という感じ。 シハナもどこかに行方眩ませてますしね。今までの巻は、続きが出なくてもまぁおかしくは無い感じはしていたのですが、今回は続きを出すぞ、というのが見えますね。 ちょっと後味の悪い終わり方だったなぁ、というのが感想です。 読みやすいんですけどね。
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