シモネッタのデカメロン の商品レビュー
シモネタの面白さ万国共通。 イタリア人も日本人も、どこの外国人も結局同じ人間だなぁ〜と気持ちがおおらかになる。
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イタリア語通訳の仕事している著者田丸公美子さんのエッセイ集。イタリア人の一面がかいま見ることができる。しかもおもしろい。ちょっとセクシーなお話も満載。イタリアに行ってみたくなる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2008(底本2005)年刊行。◆伊語通訳者から見たイタリア男女の恋模様を集めたエッセイ。感動あり、笑いあり、よくもまぁ、これだけ振幅の激しい生き様を集められたものだ、と感心。文章がうまいのかなぁ、ほんとにゲラゲラ笑いながら読み進められた。その一方、生前の米原万里氏との対談、闘病の事実を微塵も感じさせない米原氏のみならず、これを暖かく見つめる著者に涙、そして、逝去後に書かれた本文庫のあとがきに涙…。
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図書館で。米原さんの本で紹介されていたので読んでみました。イタリア人ってマメだなあ…と思いました。混浴でイタリア美女が入ってきたらそりゃあ老人は拝むよね(笑)そういうなんていうのかあっけらかんとしたエロ話なので読みやすかったです。 そしてあとがきに泣かされました。対談を読んで米...
図書館で。米原さんの本で紹介されていたので読んでみました。イタリア人ってマメだなあ…と思いました。混浴でイタリア美女が入ってきたらそりゃあ老人は拝むよね(笑)そういうなんていうのかあっけらかんとしたエロ話なので読みやすかったです。 そしてあとがきに泣かされました。対談を読んで米原さんとは仲が良かったんだろうなあとは思ったのですが…。側に居た方はさぞ無念だったんだろうなあなんて思いました。
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イタリア語通訳の田丸公美子さんの、イタリア人に関する面白い小話を集めたエッセイ。下ネタが中心。 イタリアの女性はこんなに常にちやほやされているのか、と思った。出会う男性が次々と美しいと口説いてくれたら、きっと自信がつくだろうな~うらやましい。 こう思うのも、下ネタを平常心でスルー...
イタリア語通訳の田丸公美子さんの、イタリア人に関する面白い小話を集めたエッセイ。下ネタが中心。 イタリアの女性はこんなに常にちやほやされているのか、と思った。出会う男性が次々と美しいと口説いてくれたら、きっと自信がつくだろうな~うらやましい。 こう思うのも、下ネタを平常心でスルーするようになったのも、私がチヤホヤされない年代に入りつつあるからだろうか。イタリアでは中年になっても、結婚していても、男は男でありつづけ、女も女である。日本で中年がセクシーさを出そうとしたり、下ネタジョークを言ったら気持ち悪がられるだろう。 彼女の通訳駆け出しの頃を振り返って書かれた章が面白かった。米原さんもそうだが、同時通訳って大変な仕事なんだなと改めて感じた。
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シモネッタのオンパレードだったけど、面白かった。 文体や文末の自虐的なオチなど著者親友の米原万里に似ている。米原万里の方がもっと毒舌で、燃えていて、私好み。 それにしても、英語以外の翻訳者はユニークで個性的な人が多いと思う。 日本は治安も良いし最高だが、多少退屈だ。 イタリアに今...
シモネッタのオンパレードだったけど、面白かった。 文体や文末の自虐的なオチなど著者親友の米原万里に似ている。米原万里の方がもっと毒舌で、燃えていて、私好み。 それにしても、英語以外の翻訳者はユニークで個性的な人が多いと思う。 日本は治安も良いし最高だが、多少退屈だ。 イタリアに今すぐ飛んでいきたくなる。 わたしは生まれる国を間違えた。
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翻訳という仕事を通した経験に裏打ちされたエピソードの数々が、 下ネタだと銘打つ作品であってもどこか高貴なものを含んでいるような 不思議な感じのするエッセイでした。 友人から送られてきたので読みましたが、 自分だけなら題名的に手にとることはなかった本な気がします。
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雑学的な小話集といった感じ?読んだ後に「ね〜ね〜、知ってる?」等とこの本で仕入れた内容を誰かに言いたくなる?
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イタリア語通訳30年の著者が、これまでに見聞きしたとっておきの色っぽいエピソードを面白おかしく紹介してくれます。 女の子にも読めるエロ小話というか。 イタリア人は陽気で女好き。 男達は自分なりのやり方や自慢話もたっぷり聞かせてくれる。 日本人男性とは全く違う口説き方をして女心を...
イタリア語通訳30年の著者が、これまでに見聞きしたとっておきの色っぽいエピソードを面白おかしく紹介してくれます。 女の子にも読めるエロ小話というか。 イタリア人は陽気で女好き。 男達は自分なりのやり方や自慢話もたっぷり聞かせてくれる。 日本人男性とは全く違う口説き方をして女心を掴むため、日本に来るたびに必ず若い女性とお近づきになる豪傑もいたとか。 シモネッタと異名を取る冗談好きな彼女には、皆いろいろと内輪の話もしてくれます。 夏のバカンスは3ヶ月もある。 学校が休みになるので、妻と子は1ヶ月先に7月から避暑地などへ出向く。 夫はさすがにまる3ヶ月は休めず、8月の途中で合流するので、妻子が出かけた後の一人生活は浮気の大チャンス。この時期にどんな女性と浮気したいかというアンケートが人気投票のような国民的行事になっているそうです。 北欧やドイツなど男性があまり情熱を示さないお国柄のところからは、イタリア男性との浮気目当ての女性も南下してくるとか… 子ども連れで先に避暑に行った妻の方も、その地での浮気があったりするとか! 最近は、イタリアもやや様変わりしているそうですが… バブルの香りがするお金持ちのエピソードも。 そんな著者が若いときに、初めてイタリアに行ったときには決死の覚悟だったそう。 イタリア人は女の子をすぐにもてはやしてくれるものと期待していたら、見向きもされない雰囲気で、しかも言葉が聞き取れず大ショックだったとか。 それはスラングというか罵り言葉だったからなんだけど。 さかのぼって~大学に入って初めて東京に出てきたときのエピソードは、さらに初々しく。同じようなスタートラインを切った人は多かっただろうに… ロシア語通訳でエッセイストでもあった米原万理との対談が最後に。 「1冊にまとめてしまうのはもったいない、何で皆が貴女にはこんなに話をしてくれるのか」と感心している。 「やっぱり私のフェロモンのなせるわざ」と言う著者に対して、「いやフェロモンがないからでは」と応じる。 こちらはまた「エ勝手リーナ」と著者が名付けている豪の者。 仲良さそう… 亡くなってしまったのが惜しまれます。 本人も口説かれたことぐらいはもちろんあるけれど、今から考えると富豪夫人になれるチャンスをものにしなかったのが残念と語るのが、何だかほんとに悔しそう。 でもちゃんと夫と子どもがあり、この本ではネタのついでに出てくるだけの存在だけど、実は超優秀な息子で、そのことを書いた本も別に出ているそうです。
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島地 勝彦氏のお勧めの一冊 シマジ氏が薦めるだけあって面白い本でした。 イタリア人という人種を少し理解できた気がします。
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