巴里の憂鬱 の商品レビュー
鬱々とした散文詩集。いまとなってはかなり読みづらい単語や表現か散見されるかもですが、それもふまえて文章の美しさは素晴らしい。 ただ、ボードレールとは友達になりたくないなと思う(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名前くらいは教科書にも載ってる有名作だけど、面白いかといわれたらまぁつまんないよね。詩というかショートショートくらいの長さがあるんで、そう思って読んでしまうとオチもなく感性も違うし読みづらい。 受け皿がなかったということで。
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ボードレールの散文詩集。彼の生前は単行本化されなかった散文詩50篇を収録したもの。やはり翻訳が古いのか、ちょっと読みにくい。まぁ、そういうのも含めて楽しむんですと言われてしまえば、それまでですが。個人的には悪の華の退廃的な美意識の方が好きかもでした。あっちは量が多いので、ボードレ...
ボードレールの散文詩集。彼の生前は単行本化されなかった散文詩50篇を収録したもの。やはり翻訳が古いのか、ちょっと読みにくい。まぁ、そういうのも含めて楽しむんですと言われてしまえば、それまでですが。個人的には悪の華の退廃的な美意識の方が好きかもでした。あっちは量が多いので、ボードレールに触れてみたいって人にはコッチのほうがオススメかも。個人的に、この詩集の中では、『どこへでも此世の外へ』、『貧民を撲殺しよう』等が気になった作品です。
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憂鬱な気分のときには、更なる憂鬱を。「どこでもいい、どこでもいい……、ただ、この世界の外でさえあるならば!」「時計」もいい。三好達治の訳が、やっぱりいい。私には、ひたすら美しい散文詩に見える、さほど憂鬱ではなくなってきた。
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【08.11.09/図書館】 図書館で借りて読んだんだけど、これは早速買いに行くわ。と思ったら近所の本屋にはないんだよな・・・。 ボードレールのエピソードではないけど、なんかマネの話が一番印象深かった。 この辺、パサージュ論とか”パサージュ論”論系のものとかを同時に読むと、もっと...
【08.11.09/図書館】 図書館で借りて読んだんだけど、これは早速買いに行くわ。と思ったら近所の本屋にはないんだよな・・・。 ボードレールのエピソードではないけど、なんかマネの話が一番印象深かった。 この辺、パサージュ論とか”パサージュ論”論系のものとかを同時に読むと、もっと深く、というより危うい感じにパリに酔えそうな気は。 (といいつつ、パサージュ論の2巻「ボードレールのパリ」を、まだ読んでないわ…)
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「私の荒治療によって、即ち、私は誇りと命とを彼(乞食)に恢復してやったのである」―貧民を撲殺しよう、より。 この詩人のキャンパスに枠はない!ほかの詩も強烈です。
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「どこへでも此世の外へ」行きたい。 旅行嫌いで巴里なんぞ行ったことも行く気もしないぼくだけど、この本に漂っている灰色の空と時々顔を出す太陽の雰囲気は体感してみたい。
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散文詩が読み慣れないせいもあり、良し悪しに差があった。しかし、冒頭の「異人さん」で描かれた雰囲気など、冬のパリの空と合致していて、パリという街に憂鬱さがあるのも理解できる。
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