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楊令伝(4) の商品レビュー

4.2

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    9

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2024/06/19

今回は花飛麟の章という感じ。 子午山から戻ってきてからの成長は著しく、今後の戦いで重要な存在になると思われる。 そして、方臘と童貫が激突。 方臘の戦い方に改めて、宗教の恐怖を感じる。 現代のイスラム過激派の自爆テロに通じるものが あり、発行日から北方氏もそれをヒントに書いたかも...

今回は花飛麟の章という感じ。 子午山から戻ってきてからの成長は著しく、今後の戦いで重要な存在になると思われる。 そして、方臘と童貫が激突。 方臘の戦い方に改めて、宗教の恐怖を感じる。 現代のイスラム過激派の自爆テロに通じるものが あり、発行日から北方氏もそれをヒントに書いたかもしれない。 それにしても方臘の考え方にロマンを感じる。 最高の敵、童貫と戦うのであれば、死も辞さない考え、そういうところが呉用も含め、多くの人々を魅了するのだろう。

Posted byブクログ

2024/01/21

北方謙三『大水滸伝シリーズ』には子午山という特別な場所がある(子午山自体は実在する) 都を追われた元禁軍武術師範の王進がその母である王母と隠棲する人里離れた場所である そこには心に問題を抱えた好漢たちが預けられ、王進と王母様、時には同時に預けられた者たちと暮らす中で、王進の厳...

北方謙三『大水滸伝シリーズ』には子午山という特別な場所がある(子午山自体は実在する) 都を追われた元禁軍武術師範の王進がその母である王母と隠棲する人里離れた場所である そこには心に問題を抱えた好漢たちが預けられ、王進と王母様、時には同時に預けられた者たちと暮らす中で、王進の厳しくも凛とした強さと、王母様に厳しさの中にある深い優しさに触れ、人として成長し「新たな命」を与えられ、闘いの中に再び旅立って行く それは武松、史進、鮑旭、馬麟、楊令、張平、花飛麟、ひまわりめろんの八人の漢たちだ(ひとり思いっきりひらがな混じってますけど!) そして王母様が亡くなられた 馬麟は言った「この八人は終生の兄弟だと」 鮑旭は地に自分の名を書き泣いた 書き方は王母様が教えてくれたのだ 張平が王進の言葉を伝える「母は何人もの息子に恵まれて、幸福な生涯だった」と 鮑旭はひとりひとりの心の中に王母様は生きていると考えた 大事なものをなくしたとは、ひとりも思っていない 王母様は心の中にその大きさで、その強さで生き続けるからだ もちろん王母様は北方水滸伝を愛する読者たちの中でも生き続ける そして王母様が心の中に生き続ける限り自分も八人目の兄弟と思っていいのだ 言うまでもなく兄妹もありだ そして最も重要なことは、さすがひまわりめろんさんいいこと言うってことだ しびれるね

Posted byブクログ

2022/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

史進がお兄ちゃんしてる…… ううううあうううう 趙安のことがずっと気になっている。二度も死戦を潜り抜けても拭えない敗北感というか、虚しさというか。楊令伝、信徒も官軍も敵だとみなせないくらい魅力的だ! 花の旗と、流れていった花の寨、似ていないようで似ている親子。わたしは花が好き、今まではこの漢字を見ても植物の花しか浮かばなかったけど今は花栄と花飛麟の二人も一緒に浮かぶ。花飛麟が馬に乗って上体を反らせて矢を打つ姿なんて咲き乱れてる胡蝶蘭みたいじゃないか?あーー、花栄親子、美しすぎて憎い。 連環馬で信徒を蹴り殺すシーンはずっと「あーーーーーーーー」って言いながら読んだし方臘はやる事が絶妙に気持ち悪い。 穆凌の正体が分かるシーン。 史進「二人で妓楼に忍んで行くこともない」 自分の黒歴史持ち出して人の息子のことからかうな!!!!笑 呼延灼の〜〜〜御子息ゥゥそんなんせこぃぃぃ呼延灼を義理の父にしたいので結婚してください穆凌 強くて立派な息子が梁山泊入って上流将校にまでなってよかったねぇ。じんわり。楊令の言葉にくちびるを震わせたのは怒っていたのかなぁ?きになる 子午山ボーイズ、みんなそれぞれキャラも違うのに、心に山の風景を携えていて静かなところが共通点としてあるのが良いな 青蓮寺によって耶律淳が死に、耶律坡機の軍がぼろぼろになったのを見た公孫勝が思う「新しい国家の夢が、崩れていく。たったひとりの人間が死ぬと、呆気なく崩れる夢とはなんなのだ。」 宋江と晁蓋が死んでも崩れない梁山泊の夢を思うし、思いっきり戦えない趙安の武運を嘆いた。耶律淳に夢を託していた3人の武将は肩を落としたやろうな。 虚しさを抱えて俯く公孫勝を照らす西からの光の眩し さ。輝いているのに暗い。 こんな場面の切り取り方ある?! この気持ちを味わえるのが読書の醍醐味だ。

Posted byブクログ

2015/01/05

宋の弱体化を目論む梁山泊の作戦は着々と進む。 南の方蝋の巨大な軍勢は予想以上に展開し、呉用は趙仁として軍師としての手応えとカリスマ性に惹きつかれつつある自分に気づく。 一方、燕雲十六州の戦いも予想以上に好戦しており、新たな国の姿が見えつつある中で、脆さと儚さを感じる幕切れとなる。

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2014/06/18

第4巻読了 北と南で決戦が始まった。北では宋の葉超将軍が敗れるも、南では童貫が圧倒的な強さで勝ち進んでいく。 そして梁山泊でゆかりのある王母がなくなり、楊令はじめそこで育った者たちが集まり語らうシーンが印象的だ。武松を入れた7人は兄弟みたいなものだというくだりは特に良かった。

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2014/02/02

やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか? 誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を...

やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか? 誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編 水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。 序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。 水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。 初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。 激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。 前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。 元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。 呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。 張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟 この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く…… 生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう!

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2013/07/23

王母が死んだ。 子午山育ち達が集まる場面が素敵。 「あそこには常に出来損ないがいて云々」という楊令の発言が適切過ぎて笑った。 秦容だけは出来損ない要素はないかな。楊令にもなかったかな。 公淑が穴埋めに使われてる感は否めない。 だんだん童貫が好きになってきた。 戦の職人みたいな...

王母が死んだ。 子午山育ち達が集まる場面が素敵。 「あそこには常に出来損ないがいて云々」という楊令の発言が適切過ぎて笑った。 秦容だけは出来損ない要素はないかな。楊令にもなかったかな。 公淑が穴埋めに使われてる感は否めない。 だんだん童貫が好きになってきた。 戦の職人みたいなものだから、その真剣さと有能さに惹かれるというか。 命を掛けたスポーツの、選手か監督みたいなものだと思ってしまう。 むしろ、スポーツが戦の代わりなのかな。 実際に戦争になるのは嫌だけど、やっぱりお話としては面白い。 新将校に血縁者多過ぎだと思うんだけど。小説としては分かりやすくなっていいけども… 呉用の今後が引き続き気になる!

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2013/06/06

遼崩壊後の燕雲十六州を巡る攻防が面白い。新しい国を夢見る遼の3将軍と宋の超安のぶつかりあいが良かった。戦闘シーンがリアルで、男たちの息づかいが聞こえてきそうだ。南も童貫が泥沼の戦いを繰り広げる。その間、梁山泊は力をのばす。

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2012/10/07

北と南で戦いが本格化する。 呉用はどうする、どうなる? 王母の息子たちの語らいはなんとも云えない良さ

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2012/08/28

王母が亡くなってから、子午山で生まれなおした6人が語らうシーンが好き。 馬麟の「ここにいる六人と、武松を入れた七人は、終生の兄弟ではないか」 には感動。

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