魔術はささやく の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2014年5月2日読了。 他人を故意に傷つける事が、どれだけ罪深い事なのか・・・ と言う事を考える作品でした。 他人に深い傷を負わせた人間が出来る唯一の事は、 必死で謝って謝って謝り倒して、泣いて許しを乞う事 だけで、「言い訳」なんて持ちだしてはいけない。 人間、生きてれば誰でも他人を傷つけるものだけど、 件の4人の女性は、それがあまりにも悪質だったし、 「雇われてるから」と理由をつけても、知っていて やっていたんだから、そんな理由付けは何の意味もなさないんじゃないかと。 さすがに「命を奪われて然るべきだ」とは思えませんが、 「言い訳を許すな」と言う点では、原沢老人と同じ気持ちです。 高木和子に関しては、どことなくモヤモヤした気持ちが残っています。 彼女は本当に反省していたのかどうかが判然としなかったからです。 また、三浦に関しても、あっさりとし過ぎかなと思いました。 まあ彼に関しては物語のメインではないのでこれでいいのかなぁとも思いますが(^_^;)
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なんか 若い男の子に怖いお話 綺麗なバラには棘がある もてない男なのに可愛い女の子が近づいて来たら注意が必要だ
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初めは、登場人物たちの繋がりや、立場が読めなかったけれど、 読み進めるとだんだんと繋がり始めて、面白くなってきました。
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久しぶりに読んだけど、物語に引き込まれ一気読みに近い形で読み終えました。自分がこの作品を好きなことを再認識するいい機会だったと思います。 個人的には、この作品はミステリとして読むよりも、主人公の成長物語として読む方がしっくりくるかなと思います。
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自殺した3人の女性には接点があった。 真相を突き止めようとする守は何を発見するのか。 普通の人間が使えない技を題材にしているところが面白い。
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宮部さんのミステリは初。 トリックがご都合主義すぎて少し不満。 しかし、ストーリーはとても面白く、特に終盤にかけて強く引き付けられた。 また、プロローグから伏線が全開でさすがだなと思った。
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緻密に計算されたストーリーに驚嘆。 少ししか登場しませんが、錠前屋さんのおじいさんがいい味だしてます。
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人物の「描写」と「説明」 宮部みゆきさんは「模倣犯」からいろいろ読んでいます。図書館の書棚に見つけるとついつい手を取ってしまう作者ですね。解説にあった、人物の「描写」と「説明」。今度からは気をつけて読んでみたいです。 編集 削除
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初期の作品であり、都合の良い設定や未熟な部分もありますが、 何と言っても宮部さんの長所である登場人物の描写が秀逸。 マンションの屋上からの飛び降り、地下鉄への飛び込み、そしてタクシーへの飛び出し。無関係にしか見えない三つの死の背後には、一体どんな繋がりがあるというのか?たまたま...
初期の作品であり、都合の良い設定や未熟な部分もありますが、 何と言っても宮部さんの長所である登場人物の描写が秀逸。 マンションの屋上からの飛び降り、地下鉄への飛び込み、そしてタクシーへの飛び出し。無関係にしか見えない三つの死の背後には、一体どんな繋がりがあるというのか?たまたま事件に巻き込まれたタクシー運転手の甥・守は、知らず知らずのうち、事の真相を追っていくことになる。
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父親が公金横領⇨失踪、母親が病死した少年がおばさん宅に身を寄せ、おじさんが遭遇したひき逃げ事件をきっかけに自分のちゃいのことをしる。 事件は、催眠術を使う老人のしわざ。
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