スタイルズ荘の怪事件 の商品レビュー
旧友にスタイルズ荘に招かれたヘイスティングズ。そんな中、20歳も下の男と結婚したエミリィが殺されてしまう。犯人は誰?殺害方法は?目的は?ベルギー人のエルキュール・ポアロの灰色の脳細胞が活躍する。 ポアロの始まりの作品でもあり、アガサクリスティの処女作。
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エルキュール・ポワロ初登場作品は、ポワロらしさがたくさん詰まっていた。ひねくれた教育者が魅せる推理劇をぜひ。 スタイルズ荘で起きた殺人事件。 トリックも構図もわかりやすく、登場人物たちの証言は整合性があるように見える。 しかし、ポワロが気にする些細なことから、各人の思惑が明ら...
エルキュール・ポワロ初登場作品は、ポワロらしさがたくさん詰まっていた。ひねくれた教育者が魅せる推理劇をぜひ。 スタイルズ荘で起きた殺人事件。 トリックも構図もわかりやすく、登場人物たちの証言は整合性があるように見える。 しかし、ポワロが気にする些細なことから、各人の思惑が明らかになり…。 そして感じた。ポワロは”ひねくれた教育者”だ。 ヘイスティングズに事実の確認はするが、推理はもったいぶってなかなか教えてくれない。 それに不満を持って読み進めてみると、彼が証拠に気付いたとき驚き、喜び、悩んだ理由が示される。 それはどれも明快な論理なのだ。読者はカタルシスを得る。 うーん、探偵としても教育者としても一本取られた。 そして、助手ヘイスティングズの対応が面白い。 手伝い、戸惑い、時にはひねくれ、でも結局はポワロの力になっていた。こうして名コンビが結成された。 続巻をすでに何冊か読んだが、本作はシンプルかつポワロらしさが特に出ていてよかった。
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アガサクリスティーの有名どころを読んでおかなくては・・・ 「ABC殺人事件」続き手に取ったのが図書館にあったからという理由で。 本自体も、訳も古いので、内容はさておきそっちの方が気になった。
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ヴァンダインの「カブト虫殺人事件」を先に読んでしまっていたのが、私の不幸。個人的軍配はカブト虫に挙がる。
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読後に初めてクリスティーの処女作だと知った。 読者の意識をこんなにも振り回す展開に、ある種の快感を覚えた(笑) 二転三転するストーリーは、やはり読者を引き付けてならない。 ポワロの所作描写に物足りなさを感じたのはデビュー作だからなのかな?
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強烈な読者を別方向に 向けさせるがゆえのトラップが 存分に仕掛けられている 処女作にしては破壊力十分な作品。 たぶん犯人は怪しいと思うはず。 だけれどもそれはだんだん疑いに変わり 最後には、違うよなぁ…と思わせてくれます。 この時点で著者の策にはまってしまっています。 女史に...
強烈な読者を別方向に 向けさせるがゆえのトラップが 存分に仕掛けられている 処女作にしては破壊力十分な作品。 たぶん犯人は怪しいと思うはず。 だけれどもそれはだんだん疑いに変わり 最後には、違うよなぁ…と思わせてくれます。 この時点で著者の策にはまってしまっています。 女史には珍しく法廷シーンもあり 楽しめる作品でした。
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名探偵エルキュール・ポアロの出発点である作品。 頭の良い犯人とその上を行くポアロ。 あっちこっちに振り回された感じはあるものの、最後はしっかり解決して面白かったです。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ 傷痍軍人として友人の住むスタイルズ荘に訪れたヘースティングス大尉。当主である女性の死。再婚相手の怪しい行動。再婚相手を嫌う家族たち。 元ベルギー警察の名探偵エルキュール・ポアロ初登場。
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