最強の経済学者ミルトン・フリードマン の商品レビュー
(2008/4/17) 私が一番影響を受けた経済書は、ミルトンフリードマンの「選択の自由」だった。経済学部時代に読み、思い切りショックを受けたものだ。小さな政府、教育バウチャー制、規制による弊害、、、自分の根底にある政治経済に対する考え方は、このミルトンフリードマンから教わったと...
(2008/4/17) 私が一番影響を受けた経済書は、ミルトンフリードマンの「選択の自由」だった。経済学部時代に読み、思い切りショックを受けたものだ。小さな政府、教育バウチャー制、規制による弊害、、、自分の根底にある政治経済に対する考え方は、このミルトンフリードマンから教わったといっていい。 そのミルトンフリードマンが95歳で亡くなって約1年、半自伝的な本が出たので、読んでみました。異端視されながら、その議論好き、思い切った発言で20世紀もっとも影響力のある経済学者になったフリードマンの一生を描いた本になっている。気軽に読めました。そして、選択の自由が出るまでのフリードマンの活躍ぶりを改めて知ることができました。私は「資本主義と自由」はあとで読みましたが、あらわした潤はこちらが先で、しかもフリードマンは完成度としては「資本主義と自由」のほうが高いといっているのですね。なんだか血が騒ぎます。 シカゴ学派という言葉はあまり知らないけれど、ケインズの大きな政府に真っ向から立ち向かったフリードマン、レーガン、サッチャー、一応中曽根さんや小泉さんに影響を与えたフリードマン。もう一度読んでみたくなります。 それにしても今の官僚、自分では絶対に小さくはならないでしょう。財政赤字を理由に増税をし、ある程度増税が落ち着けば(いや落ち着かなくても)無駄な金を使う。そういうものです。悪意があってもなくても、システムとはそういうものなのでしょう。根本から断たなければいけないと思います。 うーん、しかし懐かしい。 私に影響を与えた本。 「巨人の星」・・・今アニメにはまってます 「宮本武蔵」吉川英治 最近ご無沙汰ですが、これは永遠ですね。長編はみな読みました。歴史の先生です。 「坂之上の雲」司馬遼太郎 「竜馬が行く」も!! 「私は赤ちゃん」松田道雄 「野菊の墓」伊藤 左千夫 恋愛の切なさを知りました。なけました。 そして 「選択の自由」フリードマン 小さな政府 「心技体」二子山勝治 人間辛抱だ 「平成維新」大前研一 道州制! 「思考は現実化する」ナポレオンヒル 思いはかなう です! 「金持ち父さん貧乏父さん」 サラリーマンではいかんという考え、、、 そんなところかなぁ。永六輔やさだまさしにも影響を受けてますね。 うーん、なつかしい。
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最近、面白いと感じる本の種類が変わってきた。 この本もそうした違いを実感する一冊。 ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンの 生涯を書いた一冊。 リバタリアンに全面賛成という訳でもないが、 多くの事柄に共感できる。 特にマネタリストとしての一面には非常に共感できる。 現在の日本におけるアベノミクスをどう定義づけるのか。 大きな問題であると感じた。
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リバタリアンの巨匠、ミルトン・フリードマンの伝記。2006年秋に逝去していますが、生前から準備されていた書籍のようです。伝記らしい伝記というか、生立ちから始まって、1冊の中にできるだけ要素を落とすことなくその経歴が綴られています。ミルトン・フリードマンの足跡と偉大さが分かります。...
リバタリアンの巨匠、ミルトン・フリードマンの伝記。2006年秋に逝去していますが、生前から準備されていた書籍のようです。伝記らしい伝記というか、生立ちから始まって、1冊の中にできるだけ要素を落とすことなくその経歴が綴られています。ミルトン・フリードマンの足跡と偉大さが分かります。 レーガンやサッチャーにもかなり直接的に影響を与えていたんですね。 ただ、ミルトン・フリードマンを題材にしたならば、料理の仕方でもう少し刺激的なものが書くことができるのではないかと思います。本書では、その記述があまりにもフリードマンより過ぎて、批判的なところが少なすぎます。毀誉褒貶が(誤解も含めて)今でも激しいフリードマンなので、もう少し色んな意味でドラマ性を持たせることができたのではないかと思ってしまいます。 私が判断することではないですが(また好みもあるかと思いますが)、著者の伝記作家としての力量には疑問ありです。フリードマンの業績を知る上では、○ですが。
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なんかよく分からんが、偉大なのね。議論して、論文書いているうちに、次第に有名になってノーベル賞撮った感じ。そのレベルにあこがれる。
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マネタリストの主張や20世紀における経済学の流れに興味がある人どうぞ。専門用語も少ないし簡単に読めます。フリードマンの偉大さに相手の言葉で喋ることが出来た、だから議論に強かったとか。議論が上手いとかってよく分からないし、興味なし。理系だし、事実があるだけだろ。
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チリの軍事政権であるピノチェトへの肩入れや人種差別などで批判も多いが、やはり偉大な経済学者。シカゴ大学という一時代を画した経済学者集団が生まれたのもこの人の功績だろう。・ケインズは通貨供給量 X 貨幣の流通速度 = 物価 X 取引量において流通速度が大きく変化すると主張したが、フ...
チリの軍事政権であるピノチェトへの肩入れや人種差別などで批判も多いが、やはり偉大な経済学者。シカゴ大学という一時代を画した経済学者集団が生まれたのもこの人の功績だろう。・ケインズは通貨供給量 X 貨幣の流通速度 = 物価 X 取引量において流通速度が大きく変化すると主張したが、フリードマンはこれに反対し、流通速度は反応が鈍いことを指摘。マネーサプライを重視することで物価をコントロールする、サプライサイドの経済学を確立した。・消費の経済理論も重要。経済が成熟すると、消費が不足し貯蓄が過剰になるというケインズの理論に対して、フリードマンは所得を恒常所得と一時所得に区別して考えた。高所得層はプラスの一時所得があるため、消費が所得を下回っており、一時所得が貯蓄に回る。逆に低所得層はマイナスの一時所得が多く、貯蓄を取り崩すため消費は現在所得を上回る。経済全体としての一時所得はプラスマイナスのバランスが取れているため、経済が成熟しても貯蓄が過剰になることはないと主張した。これによって、赤字財政支出や相続税、累進課税など財政政策を重視したケインズ派に変わり、減税、小さな政府というレーガノミックスのような金融政策が重視されることになった。■インフレは、いついかなる場合も貨幣的な現象である■まちがった論理を主張する人は、意図的な犯罪者よりも、無意識のうちに数多くの犯罪に手を染めている
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