17歳のポケット の商品レビュー
私の人生にかなり影響した方の本(17歳版)です。 詩が15歳の頃よりも、より表現が複雑になっています。
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彼は亡くなったから、美化されるものがあったのかもしれない。 17歳近くになると誰もが、不安と恐怖と恋を経験する。 その心情を赤裸々に絵と言葉で塗りつぶしたもの。 生と死と、性と詩。 かまちの寂しさはとてもわかる。17歳までに彼に出会えてよかった。
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山田かまちが15歳から17歳までの間に描いた絵と書いた詩が収められている。 絵に関しては、読者である自分が造詣が深いわけではないため理解し切れないところがあるが、とても上手だし、かまちが何らかの思いが表現されているように思われる。 詩に関しては、何か特別なことが書いてある...
山田かまちが15歳から17歳までの間に描いた絵と書いた詩が収められている。 絵に関しては、読者である自分が造詣が深いわけではないため理解し切れないところがあるが、とても上手だし、かまちが何らかの思いが表現されているように思われる。 詩に関しては、何か特別なことが書いてあるとか、かまちが持つ天賦の才のようなものが表われているとは思わない。 むしろ、思春期の少年の等身大の心情が赤裸々に語られているといった方が適切であるように思う。 タイトルどおり、気に入った本や歌詞の言葉をポケットにしまっておき、それを取り出し組み合わせて生まれた詩達のようだ。 彼のポケットには沢山の言葉達がつまっていたのだろう、詩からは言葉に対する愛情や執着、こだわりのようなものが見て取れる。 言葉を操ることの面白さや、言葉で自分の心情を表現し切れないもどかしさを抱えていた様子が感じられる。 読者である自分も幼い頃からそんな思いを抱えてきたから、共感することができる。 ポケットにつまっている言葉をどれだけ組み合わせても、あるいは色とりどりの絵の具をどれだけ組み合わせても、表現できない心情を、それでも何とかして表現したい、伝えたい、吐き出したいという、かまちのエネルギーに溢れた作品集である。 もしも自分が思春期の頃、かまちの作品に出会っていたならば、もっと激しく共感することができたのかもしれない。
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混沌と矛盾は存在するけれど うけとるひとによってそれぞれちがう、いちばん大切なものがはいってるポケット
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なんとなく本屋でタイトルが気になって手にとった本。読んだときの衝撃は結構大きかった。山田かまちを知りたいと思った一冊です。
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17歳のときにこれ読んで詩を書こうと思ってWEB勉強し始めたのをいま思い出しました。ということはこの本がいま僕がこの職業に就いているきっかけかー。そうなのかー。
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15歳の頃より一段と成長したかまち君。その分悩みも深くなる。ナイフを持つ自画像の絵が 痛々しい。彼自身自分が17歳 でこの世を旅立つことを知っていたかのようだ。
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生きていることの実感、喜びや哀しみ、怒りや不安…心のポケットから溢れる様々な思いが、詩になり絵になった。15歳から17歳まで、山田かまちの多感な青春の軌跡を辿る。
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かまちの絵がすごく好き。 きっといろんなことを悟ってしまったから若くして亡くなってしまったのかなと思った。
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嘘が無く、ありのままの心の叫びが詰まった、日記、詩、絵の数々。鬱憤たまったはいいが表現力の無い多くの若者の心の代弁者といえよう。
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