伯母殺人事件 の商品レビュー
バカは死ななきゃ治らないっていう話。 主人公が殺意を持つ必然性の為とはいえ、もう少し伯母を良い人よりに描いても良かったのかなという点と、答え合わせのスッキリ感はあまりなかった。 ただ形式としては1935年当時斬新だったんだろうな、と思った。
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先、というか裏は読みやすい。最後の最後はそこまでするか、と思ったけど、そりゃするか、わたしでもそうするかもしんない。
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倒叙形式の傑作とのこと。最後に標題を絡めてきたのは面白かった。 途中からエドワードの身勝手ぶりが鼻について伯母さんは実はいい人やろ的な思いが頭から離れなかった。そしてその通りだった。 面白かった
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三大倒叙。ウェールズ気質とのどかな田舎の自然の風景の中、全編に英国らしいユーモアがちりばめられた倒叙でした。(あっけらかんとゲラゲラ笑うのではなく、皮肉が根底にある類のちょっと斜に構えたユーモア) 「ぼく」は一貫してまじめに伯母さんの殺害計画を練り実行するのに、ことごとくアテが外...
三大倒叙。ウェールズ気質とのどかな田舎の自然の風景の中、全編に英国らしいユーモアがちりばめられた倒叙でした。(あっけらかんとゲラゲラ笑うのではなく、皮肉が根底にある類のちょっと斜に構えたユーモア) 「ぼく」は一貫してまじめに伯母さんの殺害計画を練り実行するのに、ことごとくアテが外れて、滑稽を通り越して気の毒になるぐらい。慣れない分野に手を出すもんじゃないですね。 伯母さんの一言には、声を出して笑いました。さすが!
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遺産を狙って伯母の殺害を企む「ぼく」の話。 倒叙推理小説の三大傑作のひとつと目されているそうで。ちなみに残りの二つは「クロイドン発12時30分」と「殺意」。前者は面白かった。後者は未読。 ちょっと間抜けなぼくが二度三度と伯母の殺害を計画するのだけれど、それがことごとく失敗し、伯...
遺産を狙って伯母の殺害を企む「ぼく」の話。 倒叙推理小説の三大傑作のひとつと目されているそうで。ちなみに残りの二つは「クロイドン発12時30分」と「殺意」。前者は面白かった。後者は未読。 ちょっと間抜けなぼくが二度三度と伯母の殺害を計画するのだけれど、それがことごとく失敗し、伯母に冷たい仕打ちを受ける様ににんまりしていると、後半とんでもない展開が待っていた。 …そうか、タイトルはそこに関係してくるのか、と。 う〜ん。すごいな。 古い訳文だけあって使われている言葉が馴染みなく、少々読みにくかったりもしたけれど、間違いなく面白い1冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
叔母であるミルドレット・パウエルを殺害しようと決意したエドワード。犬を仕込んで車の事故を装って伯母を殺害しようとして失敗。愛犬失う。第2の計画、彼の留守中に彼の部屋から出火、薬入れたコーヒーで眠らせた伯母を焼き殺そうとするが・・・。 2009年11月8日購入 2011年4月24日読了
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性格の悪い主人公が好きだ、と日頃言ってるが、一応基準があるらしい。 リチャード・ハル「伯母殺人事件」 は、主人公も伯母も、性格が悪い。それも私の嫌いなタイプに嫌いなもんだから、読むのが辛かった。犯罪者が独白する見込み犯罪、って発刊当時は斬新だったのだろうけど、今読むとなぁ…。...
性格の悪い主人公が好きだ、と日頃言ってるが、一応基準があるらしい。 リチャード・ハル「伯母殺人事件」 は、主人公も伯母も、性格が悪い。それも私の嫌いなタイプに嫌いなもんだから、読むのが辛かった。犯罪者が独白する見込み犯罪、って発刊当時は斬新だったのだろうけど、今読むとなぁ…。最後の伯母の独白はなかなかだった。最後の一言も。名言です。 性格の悪い主人公でも「QUIZ」は、好きなんだよ。筋の通った性格の悪さ?が、好みなんだろうか。さぁ、来週は最終回。顔がわからなくなった遺体は別人って、法則?があるが、今回はどうなんだろう。皆怪しいけど、テロップに役名が出ない人は、少なくとも犯人じゃないでしょ(笑)
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専門的にいうと倒叙推理小説という形式で、最初から犯人が明かされ、犯人の視線で物語が綴られるので、文章や登場人物の設定がつまらないと全く魅力がない。その点これはこの分野の代表作といわれるだけあってとても面白いし、最後のどんでん返しで思わず膝を打ってしまった。
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