世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか の商品レビュー
おもしろかった。 グリーンハウスやルポットフーでの、お客さま本位のサービスというのが、ものすごく素敵だなぁと思う反面、商売という勘定が抜けてしまっていることがなんともなんとも。 晩年、アルコールによりボロボロになってゆく佐藤氏がなんとも辛い。読み終えて、巻頭の写真を見返してみると...
おもしろかった。 グリーンハウスやルポットフーでの、お客さま本位のサービスというのが、ものすごく素敵だなぁと思う反面、商売という勘定が抜けてしまっていることがなんともなんとも。 晩年、アルコールによりボロボロになってゆく佐藤氏がなんとも辛い。読み終えて、巻頭の写真を見返してみるとどこか淋しいようなそんな表情にも見えてくる。 酒田にこんな人がいたというのは同郷人としてなんとも嬉しい気持ちになる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
☆佐藤久一の話。天才肌・芸術肌なので、愛好家・グルメには愛されたが、採算度外視なので、事業継続には至らなかった。 ☆実は、ちょっと読んだところで、一旦休息していたら、夢に出てきた(佐藤久一氏が)
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今も酒田で語り継がれている「グリーン・ハウス」という名の映画館。その映画館にお洒落して行くことが、酒田の人たちにとってのステイタスだった。当時、最先端の映画館を作りながら、現在ではあまり知られていない佐藤久一氏の実像に迫っていく。
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ポットキャストで知って図書館で借りて読んだ。佐藤 久一(さとう きゅういち)氏の映画館やフランス料理店を通した顧客に体する文化育成の取組のすさまじさを実感した。
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오늘부터 한국어도.~프잉프잉(^^;; 아머니모 마커츠 가저니모 마커츠, 곤나 오도코니 화타시화 나리타크 나이.(비에도 아랑곳하지 않고, 바람에도 지지 않고, 이런 남자에게 나는 되고 싶지 않다.) 「かいせんどんや」「こけらおとし」って海鮮問屋、苔等落しかと...
오늘부터 한국어도.~프잉프잉(^^;; 아머니모 마커츠 가저니모 마커츠, 곤나 오도코니 화타시화 나리타크 나이.(비에도 아랑곳하지 않고, 바람에도 지지 않고, 이런 남자에게 나는 되고 싶지 않다.) 「かいせんどんや」「こけらおとし」って海鮮問屋、苔等落しかと思ってたら回船問屋、杮落しなのね。「私の夢、”何か一つ世の中の大勢の人から喜んでもらえる仕事がしたい”と」
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http://ameblo.jp/tc-tama/entry-10259522195.html (Ameba日記)
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Amazonのリコメンドで出てきたので『映画館のつくり方』と一緒に買った。ものすごいクオリティの映画館とフランス料理屋を作ったけれど経営的には真っ赤っ赤だし家庭も顧みなかったし佐藤久一さんの話で、萎えていく晩年の姿が切なかった。佐藤の生き様や徹底した仕事のあり方は面白かったけれど...
Amazonのリコメンドで出てきたので『映画館のつくり方』と一緒に買った。ものすごいクオリティの映画館とフランス料理屋を作ったけれど経営的には真っ赤っ赤だし家庭も顧みなかったし佐藤久一さんの話で、萎えていく晩年の姿が切なかった。佐藤の生き様や徹底した仕事のあり方は面白かったけれど全体的にはどうでもよかった。書いた人の創作だろこの会話、みたいなものが多くて辟易したり。その中でも「黒ビールに生卵を落としてシェイクしたものをちびちびとやりながら」であるとか「履物を脱いでトイレに入り、床に座って弁当を食べる人もいたほどだった」という記述がさらっとされるあたりは面白かった。
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R25の読書ページで紹介していたので読んでみた。すっごくユニークな生き方をした洒落男の物語。読み応えあり。読んでみて、フランス料理店、・・・分かった!かなり食通の人たちのエッセイに出てきている有名レストラン。つくった本人は亡くなったけど、店はべつのかたちで存続しているようで、一度...
R25の読書ページで紹介していたので読んでみた。すっごくユニークな生き方をした洒落男の物語。読み応えあり。読んでみて、フランス料理店、・・・分かった!かなり食通の人たちのエッセイに出てきている有名レストラン。つくった本人は亡くなったけど、店はべつのかたちで存続しているようで、一度は行ってみたい気がする。 著者は、文章の達人。「アメリカの心」の著者でもあったりする。
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ネットをぼ~っと見ていたら、すてきな町風景のサイトに到達。 そこで紹介されていた本です。 おそらくその町は酒田だったのでしょう。 読んでいると、その話が実際にあったことなのか、物語なのかわからなくなるときがあります。第三者が他人の人生を綴っているから現実味が無い分エッセイが苦手な...
ネットをぼ~っと見ていたら、すてきな町風景のサイトに到達。 そこで紹介されていた本です。 おそらくその町は酒田だったのでしょう。 読んでいると、その話が実際にあったことなのか、物語なのかわからなくなるときがあります。第三者が他人の人生を綴っているから現実味が無い分エッセイが苦手なうちにはとっつき易かったです。 活字を追っていると、グリーンハウスへの自分勝手な想像がふくらんで、膨らみすぎて、行ってみたいと思うのに、もう焼失してしまっているって。。。わくわく半分、悲しさ半分 そして、最後はやっぱり失速してしまいました。
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佐藤久一。これまで聞いたこともない名前であった。 おそらく世間一般的にもそれほど名前が知られているわけではあるまい。その理由は、何かを発明した人でもなく、一流の料理人というわけでもなく、一言では形容し難いのも一つの理由ではないか。 この本を読んで、私は彼を「アイデアマン」「人を喜...
佐藤久一。これまで聞いたこともない名前であった。 おそらく世間一般的にもそれほど名前が知られているわけではあるまい。その理由は、何かを発明した人でもなく、一流の料理人というわけでもなく、一言では形容し難いのも一つの理由ではないか。 この本を読んで、私は彼を「アイデアマン」「人を喜ばすことに長けている人物」と感じたが、やはり一言では表現が難しい。 まず「アイデアマン」についてだが、現代では当たり前となっているようなサービスも彼が創めたことがいくつもある。(具体的内容は本を読めばあきらかなので割愛) 後者の「人を喜ばすことに長けている人物」について、この根底にあるのは「人を喜ばせたい」という心であろう。それを追求するあまり、「人を喜ばすことに長けている」と感じるわけで「アイデアマン」へと繋がるのであろう。 とにかく、こだわりが激しく徹底的な人物像が幾度も描写されている。 賛否両論はあろうが個性的で感受性が強く才能豊かだった人物であることは異論なかろう。
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