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ピーター・パン の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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誰でも知っている名作…

誰でも知っている名作小説。いつ読んでも面白く、楽しい気分になれます。

文庫OFF

ディズニーの映画とは…

ディズニーの映画とは異なったピーター・パンは必見です!

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驚いた、ディズニーア…

驚いた、ディズニーアニメと全然違う話でした。まず、ピーター中盤まで空を飛べない。しかも生後7日の子供。ネバーランドがない。(小鳥・妖精の国になってる)子供は元々鳥だったという設定。などなどなど・・・知ってると思ったら意外と知らなかったことに本当に驚きました。ただ、母親の愛情に不信...

驚いた、ディズニーアニメと全然違う話でした。まず、ピーター中盤まで空を飛べない。しかも生後7日の子供。ネバーランドがない。(小鳥・妖精の国になってる)子供は元々鳥だったという設定。などなどなど・・・知ってると思ったら意外と知らなかったことに本当に驚きました。ただ、母親の愛情に不信感を感じているような節があり、悲しかったです

文庫OFF

2023/05/29

「ウェンディたちがネバーランドへ行くお話は続編、これはその前のお話。 子どもは、生まれる前はみんな小鳥でした。ピーター・パンは生まれて七日目に、家の窓からケンジントン公園へと飛び去り、毎日、妖精や小鳥たちと楽しく遊び暮らすようになります。ピーター・パンがやっとお母さんの家へ戻っ...

「ウェンディたちがネバーランドへ行くお話は続編、これはその前のお話。 子どもは、生まれる前はみんな小鳥でした。ピーター・パンは生まれて七日目に、家の窓からケンジントン公園へと飛び去り、毎日、妖精や小鳥たちと楽しく遊び暮らすようになります。ピーター・パンがやっとお母さんの家へ戻った時には、窓には鉄のかんぬきがかけられ、部屋の中では、お母さんと赤ちゃんが眠っていました。お母さんはピーター・パンの声に気付いてくれません。とうとう人間のこどもに戻れなくなったピーター・パンは・・。ピーター・パンが「永遠の少年」になるまでを描いた、切なく不思議なファンタジー。」 ・「作者バリーの母親は、溺愛していた次男デイヴィッドが事故で亡くなったショックから、三男であるバリーをあまりかまってくれなくなった。バリーは「母に、何とかして兄を忘れさせようと努めた。そして、母親にも違いがわからないほど自分が兄に似ればどうだろうと考えるようになった。」つまり、ジェームズとしてではなく、デイヴィッドとして生きようと考えた。母に対する愛憎コンプレックスは彼の作品に影響を与えている。」 ・「いつまでも子どもである」にもかかわらず、家の中に居場所がない存在、それがピーター・パン。では「家の中」に居場所がある子どもはどうなるのかとういうと、永遠に子どもでいることはできず、私たちがそうであったように、やがて子どもであることを放棄する。つまりピーターパンは、私たちのネガだといえる。」 (『大人のための児童文学講座』ひこ・田中著より)

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2022/08/23

生まれてから7日目に窓から逃げ出し、人間と妖精の半端者となったピーター。妖精の国である夜のケンジントン公園で暮らすことに。ある日悪戯好きの女の子メエミに恋をするが。 いわゆる「ピーター・パン」の原典。ネバーランドではなく、舞台はケンジントン公園。そして、どちらかというと悲しい話...

生まれてから7日目に窓から逃げ出し、人間と妖精の半端者となったピーター。妖精の国である夜のケンジントン公園で暮らすことに。ある日悪戯好きの女の子メエミに恋をするが。 いわゆる「ピーター・パン」の原典。ネバーランドではなく、舞台はケンジントン公園。そして、どちらかというと悲しい話。「大人にならないピーター・パン」という設定だけは変わらないようです。

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2022/04/28

 この本を読んだ人の大半が、「あれ?ウェンディもティンカー・ベルもちっとも出ないじゃないか」と思ったはず。ロンドンに住むダーリング家の子ども部屋からネバーランドへ行き、数々の冒険をするお話は本書の続編に当たる。帯で注意喚起してほしい。  クレームはここまでにして、ピーター・パンが...

 この本を読んだ人の大半が、「あれ?ウェンディもティンカー・ベルもちっとも出ないじゃないか」と思ったはず。ロンドンに住むダーリング家の子ども部屋からネバーランドへ行き、数々の冒険をするお話は本書の続編に当たる。帯で注意喚起してほしい。  クレームはここまでにして、ピーター・パンがなぜみなしごになったのかが明らかになる、かなり独特な世界観の物語。子どもはみんな一旦鳥として産まれて、それぞれの家に人間の赤ちゃんとして送られる(?)システムらしい。鳥でも人間でもない半端者と言われるピーターは、もののけ姫を思い出させる。大好きなお母さんのところへ戻れない、って児童書にしてはなかなか残酷。世界観に浸るまでは時間がかかるが、慣れれば子どもの頃の感覚に忠実であることに気付き、大人が忘れ去った様々な感情を思い出すことができる。10年振りに再読したが、心に余裕がないとなかなか読み進められないと感じた。

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2020/01/19

みんなの知ってるお話は、『ピーターパンとウェンディ』。こちらの本は、胸しめつけられるピーターパンの誕生秘話。

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2018/02/01

原作をたまたま見つけて手に取った一冊。リアルなところも残しつつファンタジーな雰囲気が良かった。生まれたときはみんな小鳥、ツグミの巣のボートなどかわいらしい表現が多くて、読んでいてほっこりした。時計台の周りを飛んだり、悪い海賊が出てくるのは姉妹作の方なのか。 そっちも気になる。 ...

原作をたまたま見つけて手に取った一冊。リアルなところも残しつつファンタジーな雰囲気が良かった。生まれたときはみんな小鳥、ツグミの巣のボートなどかわいらしい表現が多くて、読んでいてほっこりした。時計台の周りを飛んだり、悪い海賊が出てくるのは姉妹作の方なのか。 そっちも気になる。 鳥が飛べるのは、ただ鳥が飛べるという完全な自信を持っているからに過ぎません。なぜなら、自信を持つことは、翼を持つことになりますから。

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2017/06/23

ウェンディを始めとした子どもたちと、ピーターパン、妖精ティンカーベルが不思議の国ネバーランドを舞台に恐ろしいフック船長と戦う――といったディズニーアニメでお馴染みのストーリーは一切出てきません(左記は『ピーターパンとウェンディ』)。 『ピーター・パン』という名の作品でも、『ケジ...

ウェンディを始めとした子どもたちと、ピーターパン、妖精ティンカーベルが不思議の国ネバーランドを舞台に恐ろしいフック船長と戦う――といったディズニーアニメでお馴染みのストーリーは一切出てきません(左記は『ピーターパンとウェンディ』)。 『ピーター・パン』という名の作品でも、『ケジントン公園のピーターパン』をベースにした本作・新潮文庫版。こちらはケジントン公園を舞台に、無垢なピーターが周りの世界を知る過程で目の当たりにする発見や選択や苦さが描かれ、より彼の内面に焦点を当てています。人間ではない、鳥でもない、どっちつかずの存在として描かれ切なくなる章も多いですが、成長するってこうゆうことと、感傷に浸りながら読み進めてしまいました。 ディズニー版とは全く異なる側面を持つピーターパンを知れて興味深かったです。

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2013/10/02

ピーター・パンが読みたくなって借りた……ら、あらら、おなじみのピーター・パンとは、何か違う?フック船長はどこ?ティンキーは?ウェンディいつ出るの? と思いながらも、それなりに面白く最後まで愛らしく、時にほろ苦いピーターの冒険につきあってしまった。 ラストでいきなりデイヴィット君...

ピーター・パンが読みたくなって借りた……ら、あらら、おなじみのピーター・パンとは、何か違う?フック船長はどこ?ティンキーは?ウェンディいつ出るの? と思いながらも、それなりに面白く最後まで愛らしく、時にほろ苦いピーターの冒険につきあってしまった。 ラストでいきなりデイヴィット君が出てきたときは戸惑って、どこか読み飛ばしたページがあったか確認しちゃった。 1902年にバリーは長編小説『小さな白い鳥』を発表した。ピーター・パンは全26章のうち13章~18章で主役として活躍した。 1904年に、劇『ピーター・パン』が初演。小説のピーターと劇のピーターは、名前と年を取らない設定だけが共通した別のキャラクターだった。 1906年、劇『ピーター・パン』のヒットを受けて、『小さな白い鳥』からピーター・パンが活躍する六章のみを抜粋した『ケンジントン公園のピーター・パン』が出版される。 1911年、著作権などという概念が未熟だった時代のこと、劇『ピーター・パン』の人気にあやかって俗悪な『ピーター・パン』物語が多数世間に出回っていた。 それらを制するために、原作者自身の手になる正統な『ピーター・パン』を発表する必要があった。 そして『ピーターとウェンディ』が出版された。つまり原作者によるノベライズか。 劇『ピーター・パン』は、再演のたびに手直しを加えられた。1927年に再演された『ピーター・パン』を、バリは完成の域に達したと認め、この決定版『ピーター・パン』の台本を戯曲に改め出版した。 『ピーターとウェンディ』は、1987年に著作権が消滅した後は、『ピーター・パン』という表題で出版されるのが普通になっている。

Posted byブクログ