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オトナも子供も大嫌い の商品レビュー

3.4

21件のお客様レビュー

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2024/07/18

2024/7/18 昭和の女児アケミちゃんのお話。 小6娘の模試に問題文として採用されていて、とても面白くて単行本を読み始めた。 なぜかずっと群ようこさんは読まず嫌いできたけれど年齢のせいか?ものすごく楽しかった。 小学生の頃は、自分は大人だと思っていたし、教えられることも...

2024/7/18 昭和の女児アケミちゃんのお話。 小6娘の模試に問題文として採用されていて、とても面白くて単行本を読み始めた。 なぜかずっと群ようこさんは読まず嫌いできたけれど年齢のせいか?ものすごく楽しかった。 小学生の頃は、自分は大人だと思っていたし、教えられることも将来もどうでもいいと思ってた。

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2024/06/07

主人公のアケミの弟が昭和33年生まれ と書いてあったのでてっきり随分古い本 を借りてきてしまったと思ったら 初版の発行は2001年だった。 (それでも23年前の本か) 私の母の世代なので、子供時代が同じようかと 問われるとやはり違う気がする。 学校の先生が宿題を忘れてきたから...

主人公のアケミの弟が昭和33年生まれ と書いてあったのでてっきり随分古い本 を借りてきてしまったと思ったら 初版の発行は2001年だった。 (それでも23年前の本か) 私の母の世代なので、子供時代が同じようかと 問われるとやはり違う気がする。 学校の先生が宿題を忘れてきたからと言って 顔をビンタしたりすることはなかったし 学校の先生の家に遊びに行くことは なかったし、人の家でちらし寿司や果物が 出たからと言って男子が目の色を変えて むしゃむしゃ食べることもなかった ように思う。 東京オリンピックに夢中になって 特定のスポーツを始める子が急に増える 事もなかった。(本中ではバレーボールだった) でも、Jリーグ開幕の時はサッカーする子が増えたし そのあとは少年野球する子がどんどん減ったな。 なにはともあれアケミの学校の友達 やお父さん、お母さん、おばあちゃん どれをとっても昭和のにおいがする。 私の時代よりも古いけど昭和への懐かしさを 感じる本だった。

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2023/05/21

これは私小説なのだろうなと思った。 学校のくだらなさ、大人のくだらなさ、子どものくだらなさを否定せずにいてくれるやさしさがある。 「女性は子どもをもって初めて一人前」というふるーい価値観を、想像上の子どもといえど、当時の子どもが「くだらない」「おかしい」と感じていたことにほっと...

これは私小説なのだろうなと思った。 学校のくだらなさ、大人のくだらなさ、子どものくだらなさを否定せずにいてくれるやさしさがある。 「女性は子どもをもって初めて一人前」というふるーい価値観を、想像上の子どもといえど、当時の子どもが「くだらない」「おかしい」と感じていたことにほっとした。 そしてやはり、結婚と妊娠・出産は親が仲が良いか、お金があるか、思考停止した人間のすることだと思った。 教師の暴力や性加害について、子ども目線でさらっとエピソードが盛り込まれているのも見どころだ。 今だったらそれをメインにとりあげるような作品がはやるだろうが、それが当たり前のこととして蔓延していた時代の肌感を文字から感じられる。

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2021/07/15

幼少期の話。そのまま思っていた事をリアルに多分包み隠さず書いているんだと思う。子供の頃はあまのじゃく的だったり素直だったり難しい。ありのままが面白い。こういう感情があったなと思った。

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2019/09/19

これは、きっと、、、群ようこの幼少期ではないか?と思わせるほど。リアルなひねくれたこどもの話。笑笑 クスっと笑ってしまうほどに、こどもながらに不満タラタラ、文句ダラダラ、ついでに、だるい面倒なことはやりたくないために、面倒なことに巻き込まれそうな瞬間たるや、機敏な判断でかわす器...

これは、きっと、、、群ようこの幼少期ではないか?と思わせるほど。リアルなひねくれたこどもの話。笑笑 クスっと笑ってしまうほどに、こどもながらに不満タラタラ、文句ダラダラ、ついでに、だるい面倒なことはやりたくないために、面倒なことに巻き込まれそうな瞬間たるや、機敏な判断でかわす器用なこともしてくれちゃう、老成したこども。 でも、案外こどもって、大人が思ってるほど純粋無垢で、大人が思うようなこどもっぽい考え方してることのほうが少ないんじゃないかな?と、思わずにはいられないそんな一冊でした。 しっかり損得勘定できてるのも、読んでて笑える。いや、ホント、いくらこどもだからって損はしたくないよね。

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2018/06/24

初めて群ようこ先生作品読みましたが、「かもめ食堂」の方だったのは分かってたんだが、エッセイストの方の文章だな~~~めちゃめちゃ読みやすい 本作は、半自伝小説だそうで…、勝手に妙齢の女性と思い込んでたんですけど、東京オリンピック知ってる方だったんだな…60代…知らなかった… しかし...

初めて群ようこ先生作品読みましたが、「かもめ食堂」の方だったのは分かってたんだが、エッセイストの方の文章だな~~~めちゃめちゃ読みやすい 本作は、半自伝小説だそうで…、勝手に妙齢の女性と思い込んでたんですけど、東京オリンピック知ってる方だったんだな…60代…知らなかった… しかし女児時代、共感できてしまいます…

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2013/12/11

あらゆる事に対して斜に構えてると、なんだかやる気もでないだろうよ、と傍目には理解できるんだけど、人間の性格って、自分でコントロールできるわけでもないしね。 それが難しいところだね、なんて言って逃げてみるしかないようなお話。

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2012/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルどおりのお話し♪。 ちょっと昔の自分と重なる部分があって、噴出してしまいました。 覚めた心を持った小学生の女の子。 そんな中しっかりと家族をはじめ、学校生活に対する観察力がくすりと笑えてしまいます★。 群さん作品で、本来なら★を5つといきたいところですが・・・。 群さんの幼少の頃の本を読んでいるので、重なってしまうエピソードが度々登場してしまい。。。★3つとなってしまいました・・・。

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2012/03/10

子ども時代にニヒルだった自分と重なる。訳もなく自分と回りは違うと思ってたけども、バカにしてた回りが少しずつ自分を追い越していく感覚がリアルだった。 早くにオトナになるより子どもは子どもらしい感覚があった方が生きやすい。

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2011/09/30

「子ども」らしくない女の子、アケミ。 なんで小学校に行くの? 遅刻しちゃだめなの? 勉強? はあ、やだやだ。 ニヒルな視点で、日々が過ぎていく。 群ようこさんはエッセイがすき。 この話もきらいじゃないんだけど、飽きてくる。

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