TOKYO 0円ハウス0円生活 の商品レビュー
自分の生活が金銭的に成り立たないようになったとき。または自分の生活がどん底に陥ったときに想像するのはホームレスの人々の姿だろう。彼らの生活がどのようなものなのか実際に知るひとは少ない。 この本には1人のホームレスの一日を詳細に追って、その記録と筆者の感想が述べられている。ブルーシ...
自分の生活が金銭的に成り立たないようになったとき。または自分の生活がどん底に陥ったときに想像するのはホームレスの人々の姿だろう。彼らの生活がどのようなものなのか実際に知るひとは少ない。 この本には1人のホームレスの一日を詳細に追って、その記録と筆者の感想が述べられている。ブルーシートで覆われた家の内部をイラストで詳細にみせてくれているし、取材したホームレスの一日の予定も描かれていて読んでいてたのしい。
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ホームレスの生活術、ではありません!浅草駅徒歩5分の鈴木邸。家賃を始め家自体も「0円」その暮らしの工夫は、知恵に溢れ、今の日本人の生活を異常と気づかせてくれる。日本古来からの生活術が伝わる本。
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常識にとらわれない生活ってやろうと思えばできるんだ。でもしたいと思ってもできないというのが一般人なんだろうか。鈴木さんの生き方はステキ。そして著者の好奇心と探究心もステキだ。
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この本には最初からずっと驚かされっぱなしだった。鈴木さんの生活は本当に新鮮で、こんな生き方があったのかと衝撃を受けた。そもそも路上生活者にも関わらず、家を持っているという事実、しかも0円で作ったというのだからもうぶっ飛んでいる。私の視野を大きく広げてくれた1冊。
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後半は、坂口さんの自分史みたいになっています。でもおもしろかった。0円ハウスも読んでみようと思います。
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めっちゃ面白かった。 都市・建築物・環境・空間、そして人。それらの関係やあり方。 最初は正直「キワモノ」的な気持ちで手にとったのだけれども、 とんでもない。 建築の道へ進んだ著者の坂口さんは、「建築物」との視点から路上生活者の家の調査・研究を始め、それらをまとめた「0円ハウス」...
めっちゃ面白かった。 都市・建築物・環境・空間、そして人。それらの関係やあり方。 最初は正直「キワモノ」的な気持ちで手にとったのだけれども、 とんでもない。 建築の道へ進んだ著者の坂口さんは、「建築物」との視点から路上生活者の家の調査・研究を始め、それらをまとめた「0円ハウス」を出版。 国内・海外での評価を受け、さらなる調査へ、というところでこの本の きっかけでもある隅田川の「鈴木さん」に出会う・・ 前半は鈴木さんのエピソードと考察が中心。 後半は坂口さんのこれまでの足跡が中心。 単純に読み物として楽しいのはもちろん、 坂口さんの考察や人間性に大きな魅力を感じる。
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いわゆるホームレスの人々が、都市という世界のなかで、自らの手で生きている……という本。 万が一仕事がなくなろうがどうなろうが生きていけるんだろうな、と思いました。 ただ、結局のところ、彼らが生活している基盤は、他の「普通に生きている人々」のためのものであり、税金によってまかなわれている分もあり、全員がこの生活したらいい、とは一概に言えないよなぁ……と。 弱者保護っていうか、弱者でも自ら生きられるという道を示してくれる一冊。
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ホームレスが住むブルーシートハウスから、本来あるべき家のあり方を探る。 隅田川のホームレスは月に一度撤去しなくてはいけないため、簡単に解体・移動・再設置できる家を造る。 家の大きさも簡単に調整できるのも魅力。 ライフラインは家と分離できる、電気は12Vのバッテリー、ガスはガスコン...
ホームレスが住むブルーシートハウスから、本来あるべき家のあり方を探る。 隅田川のホームレスは月に一度撤去しなくてはいけないため、簡単に解体・移動・再設置できる家を造る。 家の大きさも簡単に調整できるのも魅力。 ライフラインは家と分離できる、電気は12Vのバッテリー、ガスはガスコンロ、水道とトイレは公園でというふうに。 なにより建築コストが安い。 うーむ、素晴らしい。
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工夫する生活…鈴木さんはそう言った。 前々から、自分も工夫するのが好きだな。と思っていたので すごく共感を覚えたし、この0円ハウスの生活は 率直で素敵だなと思った。 生き方について考えさせられる一冊。 著者も、若いのに、個性的で素晴らしい。
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家というか、身の回りの空間の作り方について、ものすごく示唆を与えてくれる本。 ぼくも鈴木さんに会いたいと思ったよ。 これは、建物や不動産に関係する人は必読です。 高いお金を必要とする、工業製品のみで作られる空間は、はたしてほんとうのしあわせに役立っているのか?
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