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総会屋錦城 の商品レビュー

3.7

27件のお客様レビュー

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2011/10/20

先に『毎日が日曜日』を読んだので、その数年前の話しと言う事で、この短編集の中の『輸出』を目的に読んでいます。

Posted byブクログ

2011/09/19

企業の話が7作入った短編集。 短く切るリズミカルな文章に、めまぐるしく変わる展開。そして主語をくるくる変えながらキャラクターの内面に迫っていく手法。 どれを取っても一級品だった。 ある種の切なさや悲しさが全体的に漂っている『総会屋錦城』よりも、バリバリ働く商社マンの光と陰を描...

企業の話が7作入った短編集。 短く切るリズミカルな文章に、めまぐるしく変わる展開。そして主語をくるくる変えながらキャラクターの内面に迫っていく手法。 どれを取っても一級品だった。 ある種の切なさや悲しさが全体的に漂っている『総会屋錦城』よりも、バリバリ働く商社マンの光と陰を描く『輸出』やアメリカの関税規制に挑む日本人を描く『メイド・イン・ジャパン』の方が個人的には好きだな。 戦争の傷がまだ残る中で、様々な日本人が公私ひっくるめてめちゃめちゃに働き、今の日本がある。 いわゆる「古き良き」日本が知れていいですね。 城山三郎の中では一番好きな作品になった!次は随筆でも読んでみようかな。

Posted byブクログ

2011/07/24

直木賞受賞作品。 総会屋の話というだかあって、株主総会に関連する商法の条文や、ジュリストや法律時報といった法律雑誌も登場してきて、法律雑誌の編集者としては親近感が湧いてきた。

Posted byブクログ

2011/04/30

経済小説というジャンルを初めて読んだ。非常に重々しく、読むのが疲れる。 しかし、読み終わったときの達成感にも似た満足感は非常に心地よい。 短編で、それぞれに関連がないので気に入らない話は読み飛ばしても良いと思う。 城山三郎は二冊目だが、読んだことないテーマばかりで新鮮だ。

Posted byブクログ

2011/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

直木賞受賞作。兄の本棚より拝借した。先日、手記を読んだときはそんなに文章は上手くないのかと思ったけれど、小説は素晴らしいものだった。さすが。

Posted byブクログ

2010/05/13

浦野所有。 『硫黄島に死す』『官僚たちの夏』など、最近、何かと話題の多い城山三郎。 新潮文庫の『総会屋錦城』は、直木賞を受賞した表題作をはじめ7つの短編を収めています。読む前は「固そうだな」という先入観もありましたが、これがなかなか読みやすかったです。立原正秋のようなゴツゴツし...

浦野所有。 『硫黄島に死す』『官僚たちの夏』など、最近、何かと話題の多い城山三郎。 新潮文庫の『総会屋錦城』は、直木賞を受賞した表題作をはじめ7つの短編を収めています。読む前は「固そうだな」という先入観もありましたが、これがなかなか読みやすかったです。立原正秋のようなゴツゴツした感じはなかったし、テンポよく話が進んでいきました。 表題作は、総会屋として幅をきかせる老人の晩年を描いた、鬼気迫る作品。それ以外は、大きな組織のなかで、それぞれの思惑を胸に抱く人々の物語です。 タクシー会社のヒラ社員なのに、事故を起こしたときにだけ「専務」役を務め、遺族を弔問する50代男が主人公の「事故専務」なんか、短いし入門編としてオススメ。 個人的には難破船のサルベージ会社が舞台の「浮上」が一番おもしろかったです。冒険小説風の展開に目が離せません。

Posted byブクログ

2009/10/04

短編集になってます。 それぞれ、面白い物があり、 城山ファンで晩年の作品とは違ったテイストで 私はけっこう好きです。

Posted byブクログ