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占星術殺人事件 の商品レビュー

3.7

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2023/11/17

とにかく読みづらい。 ひとことでいうなら、読者に優しくない書き方。 結末まで読めば、まぁよく考えられたトリックだと思わなくは無いが、ややこしくするために100ページ以上を使って状況説明をしている。 登場人物も多すぎて覚えられないし、御手洗と石岡の口調も似ている上に、二人の役どこ...

とにかく読みづらい。 ひとことでいうなら、読者に優しくない書き方。 結末まで読めば、まぁよく考えられたトリックだと思わなくは無いが、ややこしくするために100ページ以上を使って状況説明をしている。 登場人物も多すぎて覚えられないし、御手洗と石岡の口調も似ている上に、二人の役どころも判然としていないため、どっちが喋っているのか分からなくなる。 ミステリー小説として絶賛されているため、なんとか読んでおきたいというモチベーションで、流しつつ最後まで終わらせた。 無理に読まなくてもいいかもしれない。

Posted byブクログ

2023/06/12

人の記憶というのは不思議なメカニズムを持っていると思うんです まぁ、そもそも記憶というものは忘れるためにあると言っても過言ではなく、特に私のように生まれ持った容量が小さい者には次から次へと忘れていかないと、むしろ新しいことを覚えられないのではと感じるのですが、どうやら忘れるとい...

人の記憶というのは不思議なメカニズムを持っていると思うんです まぁ、そもそも記憶というものは忘れるためにあると言っても過言ではなく、特に私のように生まれ持った容量が小さい者には次から次へと忘れていかないと、むしろ新しいことを覚えられないのではと感じるのですが、どうやら忘れるというのは消えてなくなるということではないらしくふとした拍子、きっかけによって鮮明に蘇ってくるということも珍しいことではないようです 本作『占星術殺人事件』の冒頭にある第一の犠牲者、梅沢平吉の手記でデーモン(悪魔)のことをデモンと表記されているのを目にして、面白いように鮮明に思い出しました あ〜読んだことあるわ しかも今回はトリックも思い出しました いや思い出しちゃいました それでも! とんでもなく面白かったです 推理小説ってこういうのを言うんやな〜ってすごく思いました なにしろよく出来てる 探偵御手洗潔やワトソン役のイラストレーター石岡和己のキャラや関係性からして完璧です これはもう人類がなんか変な方向に進化しちゃわない限り残るわ なんかグニャグニャする方向とか ポキポキする方向とか そんなことでもない限り残る作品だわ ただ、安心してはいけません! いつ何時、誰の身にもポキポキは起こりうるのです! 明日が必ず今日と同じようにやってくるとは限らないのです! 明日が常にあると見くびるな! 今すぐ読むべし!!

Posted byブクログ

2023/01/30

綾辻行人作品の解説で名前が出てきたので、御手洗潔シリーズを読んでみようと思って借りてみた。 設定が細かくて、何座とか緯度と経度とか、家族関係とか、死体がどこで見つかったかとか、トリックとか、こちらでは考えるのを放棄して、ただただ読み勧めた。 最初は手記や、過去の事件の解説を喋...

綾辻行人作品の解説で名前が出てきたので、御手洗潔シリーズを読んでみようと思って借りてみた。 設定が細かくて、何座とか緯度と経度とか、家族関係とか、死体がどこで見つかったかとか、トリックとか、こちらでは考えるのを放棄して、ただただ読み勧めた。 最初は手記や、過去の事件の解説を喋るという動きのない話だったけれど、後半からは勢いづいた印象。 考えを放棄した私だけど、2番めの一枝殺しだけは、夜寝しなに正解が降りてきた。 でも、作者からの《挑戦》には全然応えられてないのだけど。 それから、これがデビュー作といのにも驚いた。 それほど、好きな作風ではないのだけど、また他の作品も読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2022/11/09

導入部は話が難しかったり過去の事件の説明だったりでなかなかテンポ良く読めなかったけど、御手洗と石岡くんが動き始めた辺りからはサクサクと最後まで読み進められた。 しかし最後まで人の名前が覚えられず、誰が誰か登場人物や最初の説明を何回も見返した。 御手洗の変人っぷりが良い。 好き勝...

導入部は話が難しかったり過去の事件の説明だったりでなかなかテンポ良く読めなかったけど、御手洗と石岡くんが動き始めた辺りからはサクサクと最後まで読み進められた。 しかし最後まで人の名前が覚えられず、誰が誰か登場人物や最初の説明を何回も見返した。 御手洗の変人っぷりが良い。 好き勝手やってるけど、「淋しくなれば君もいてくれる」なんて真っ直ぐ言っちゃうところも好き。

Posted byブクログ

2021/12/17

最初の手記や、遺体が埋められている緯度や経度の話、部屋の中で事件を振り返りながら推理していく辺りが、中々進まず頭にも入って行かず苦労したけれど、中盤からはあっという間! 金田一少年の事件簿だーと思って読んでたら実際問題になっていたみたいで、、、こっちがオリジナルだったんだ!と関...

最初の手記や、遺体が埋められている緯度や経度の話、部屋の中で事件を振り返りながら推理していく辺りが、中々進まず頭にも入って行かず苦労したけれど、中盤からはあっという間! 金田一少年の事件簿だーと思って読んでたら実際問題になっていたみたいで、、、こっちがオリジナルだったんだ!と関心だった。

Posted byブクログ

2021/12/17

まず、この長ったらしいプロローグいるのって思うんだけど、我慢して読み進める。 半分ほど読み進めると、ペースは一気に上がり、最後は、あーーそーかーーとなるけど、それ以上のものではなかった。

Posted byブクログ

2021/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

とある画家が、密室で殺害された。彼は「6人の処女の肉体から完璧な女性を創る」という恐ろしい計画を記した手記を残していた。彼の死後、6人の女性が肉体の一部を切り取られるという猟奇的な姿で日本各地で次々と発見された。事件から40数年未解決の猟奇殺人のトリックとは…。 今年のブクログの皆さんの「イチオシミステリー三選」の中で多く見かけたので、気になって読んでみました。導入の読みづらさと終盤作者が直接挑戦状を二度もこちらに提示してくる部分が特徴的でした。挑戦状、嫌いじゃないです。負けちゃいましたけど(笑) 導入部分が結構ボリュームあるので、「これ読み終えられるかなぁ」と結構不安になりましたが、そこさえ越えれば、あとのシーンはとても読みやすいです。これから読まれる方、是非耐えてください。私はトリックを見破れずに新鮮に読み終えましたが、トリックを知ってから「あれ…?」と既視感。他のかたもご指摘の通り、確かに某漫画でこのトリックが流用されており(本作がネタ元のよう)そちらを先に読んでしまっていたので、これが元だったのか、と違う意味で驚き。 このトリック、とても作り込まれていて好みでした。多くの方のミステリー厳選3冊に入ってくる本作、流石だなと思いました。ブクログと紹介して下さった方々に感謝です。

Posted byブクログ

2021/09/05

読み応えあり過ぎる作品だった。 最初は文章が難し過ぎて、なかなか熟読モードになれなかったけど、後半は一気に読めた。 猟奇的で作り込まれたストーリーで、フラットな状態で読めれば面白かっただろうけど、某漫画がこの作品をモデルにしていると知っていたのでトリックや犯人の予想ができてしま...

読み応えあり過ぎる作品だった。 最初は文章が難し過ぎて、なかなか熟読モードになれなかったけど、後半は一気に読めた。 猟奇的で作り込まれたストーリーで、フラットな状態で読めれば面白かっただろうけど、某漫画がこの作品をモデルにしていると知っていたのでトリックや犯人の予想ができてしまった…実に勿体ない。 一応はフラグ回収しているんだけど、なんとなくスッキリしない感もあったので星3とした。 いつものようにキャストを想像しながら読むにはボリュームがあり過ぎて、何も考えられなかった…

Posted byブクログ

2021/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでる途中で金田一少年のってこれかあと思い至った。もちろん初めの方に参考にしましたよって文言は入ってたけど、タイトルまでは覚えていなかったので。巡り巡って本を手にとれたことがなんとも嬉しい。

Posted byブクログ

2019/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 過去に起きた猟奇的な事件に御手洗潔が挑む話。  事件が3つ、犠牲者数は1+1+6とかなり多いため、背景の説明も長い。  しかし、事件発生現場の見取り図などがしっかり図示されているためわかりやすい。

Posted byブクログ