ふしぎな図書館 の商品レビュー
何度か読んだことあるけど、手元に欲しくなって購入したので改めて感想。 挿絵もかわいいけどちょっと不安定になるというかこっそり不気味で素敵。 最後のページがすごくいい。 お母さんとムクドリに対しての喪失感と孤独感を感じてるんだけど、なんだかふわふわして現実感がない。そこが逆...
何度か読んだことあるけど、手元に欲しくなって購入したので改めて感想。 挿絵もかわいいけどちょっと不安定になるというかこっそり不気味で素敵。 最後のページがすごくいい。 お母さんとムクドリに対しての喪失感と孤独感を感じてるんだけど、なんだかふわふわして現実感がない。そこが逆に、誰かが亡くなった時のリアルだと思った。 自分を犠牲にして[僕]を守ってくれるムクドリは何かの暗喩なのかな〜 お父さん?
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ちょっとこわい図書館である。 けれどそれのこわさを、ユーモラスで楽しいイラストが支え、春樹さんの展開力が引っ張ってゆく。 子どもにも、大人にも。 確かに図書館って、独特の空気があるものな。
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図書館でたまたま気になって借りた本。 絵本感覚でサクサク読めるファンタジー。 ずっと悪夢を見ているような不気味でダークなストーリーと、可愛くて魅力的なキャラクターに引き込まれる。 村上春樹って、読んでみたいとは思ってたけど 長くて分厚い本が多かったり、 ちょっと読み始めてすぐ飽...
図書館でたまたま気になって借りた本。 絵本感覚でサクサク読めるファンタジー。 ずっと悪夢を見ているような不気味でダークなストーリーと、可愛くて魅力的なキャラクターに引き込まれる。 村上春樹って、読んでみたいとは思ってたけど 長くて分厚い本が多かったり、 ちょっと読み始めてすぐ飽きちゃったりして 「私に合わないのかなぁ〜」と思ってたけど、 こんなファンタジーなら読めました。 国語の教科書とかに載ってそうなお話。 『不思議の国のアリス』とか『世にも不幸せな物語』とか、ダークファンタジーが好きな人はきっと好き! 薄いから数時間で読めちゃう。 (読むスピードが遅い私でも、2日で読めた。)
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佐々木マキの絵ですっかり童話のようになってしまったが、1982年当時、この話が「図書館奇譚」として掲載された雑誌トレフルが自宅の居間にあって、村上春樹のことも何も知らずに読んだことを覚えている。もちろん佐々木マキの絵もない。オスマントルコ帝国の税金の謎!閉じ込められる図書館の地下...
佐々木マキの絵ですっかり童話のようになってしまったが、1982年当時、この話が「図書館奇譚」として掲載された雑誌トレフルが自宅の居間にあって、村上春樹のことも何も知らずに読んだことを覚えている。もちろん佐々木マキの絵もない。オスマントルコ帝国の税金の謎!閉じ込められる図書館の地下!詰め寄る羊男!当時私は、羊男をサバトの牡山羊、山羊の頭をした悪魔バフォメットと思い込んだ。オスマントルコ帝国に関わる悪魔の秘密結社に追われる幻想的な奇談、完全なるパニック小説だと思って震えながら読んだのだ。それとなく続編が出ないかと思っていたら20年後に佐々木マキのカワイイ羊男の描かれた本が本屋に並んでいるのを見つけたのだ。タイトルが違うので、まさかと思ったが違和感を覚えて立ち読みをして気づいたのだ。これだ、と。その後幾度か読んだがあの頃の興奮はもはやない。私の好きだった図書館奇譚はどこかに消えてしまった。でも村上春樹の伝えたかった世界観は佐々木マキの方なのでしょうね。挿絵の功罪は大きい。
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ドイツ人の友人に教えてもらった。こんな作品あったかな?と思ったのだけど(村上春樹の小説で知らないものはほとんどないはずなので)、そうか『カンガルー日和』の中の「図書館奇譚」を絵本用に易しく書き改めたものなんだ。不思議で面白くて、ちょっと怖くて、なかなか楽しめた。 余白の少ないデザ...
ドイツ人の友人に教えてもらった。こんな作品あったかな?と思ったのだけど(村上春樹の小説で知らないものはほとんどないはずなので)、そうか『カンガルー日和』の中の「図書館奇譚」を絵本用に易しく書き改めたものなんだ。不思議で面白くて、ちょっと怖くて、なかなか楽しめた。 余白の少ないデザインで、昔の少年少女文庫を意識しているというか、そういう感じを狙っているのかな? 「図書館奇譚」ももう一度読んでみよう。
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村上春樹さんの作品はまったく読んだことがない。 いや、ノルウェイの森を読みかけたことがある。 けれど途中で挫折してしまった。 この本なら薄いし、読みやすいかなと思って図書館で借りてみた。仕事中のお昼休憩の1時間で読み終わってしまった。 不思議なことが次から次へと起こり、結末も...
村上春樹さんの作品はまったく読んだことがない。 いや、ノルウェイの森を読みかけたことがある。 けれど途中で挫折してしまった。 この本なら薄いし、読みやすいかなと思って図書館で借りてみた。仕事中のお昼休憩の1時間で読み終わってしまった。 不思議なことが次から次へと起こり、結末もなにがなんだかよく分からない、腑に落ちない終わり方。 でもだからこそ、この不思議な世界がすごく魅力的に思えた。 村上作品を他にも読んでみようかな。 おすすめがあればぜひ教えて欲しいです。
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短くて、佐々木マキの可愛らしい挿絵もあり、どことなくファンシーで、ちょっぴりホラーで。絵本の様な感じである。 しかし、立派に村上春樹作品だった。 突拍子もない出来事。何かのメタファーの様なキャラクター。そしてお馴染みの比喩に、美味しそうな料理。 何故だか分からないけれど、ちょっと...
短くて、佐々木マキの可愛らしい挿絵もあり、どことなくファンシーで、ちょっぴりホラーで。絵本の様な感じである。 しかし、立派に村上春樹作品だった。 突拍子もない出来事。何かのメタファーの様なキャラクター。そしてお馴染みの比喩に、美味しそうな料理。 何故だか分からないけれど、ちょっと「ほっと」したいなと思った時に、読みたい本。
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3.7 「どうしてあのおじいさんは僕の脳みそを吸ったりするの?」 『知識のつまった脳みそっていうのは、とてもおいしいんだよ。とろっとして、つぶつぶなんかもあるしさ』 「そんなのってひどい」 『そういうのはどこの図書館でもやってるよ 知識を貸し出すだけだったら、図書館はソンをする...
3.7 「どうしてあのおじいさんは僕の脳みそを吸ったりするの?」 『知識のつまった脳みそっていうのは、とてもおいしいんだよ。とろっとして、つぶつぶなんかもあるしさ』 「そんなのってひどい」 『そういうのはどこの図書館でもやってるよ 知識を貸し出すだけだったら、図書館はソンをするばかりじゃないか』 刺さる。 携帯も同じだと思う。 自分で考えなくても検索かければ答えが教えてくれる。 だから考える力を失われている。 まだ読書の方が、調べる作業があるから、頭には残りやすいらしい。 読書がものを言う ことはない。 でも、 経験がものを言う。 私にとって、 読書が与えてくれるものは、語彙力、想像力。 読書が無意味なのは、 経験できる時間が減る。 だから、読書中心の世界は作らない方が良いと思ってる。 そして、ただの趣味。 自己啓発本なんて無意味なものはない。 他人の成功例で同じことをしても、同じ道を歩めるはずがなく、成功は自己流を見つけてこそ手に入れれるもの。 読書やめよっかな? と一瞬考えた。 どうせ読むけど。笑 これを作家が書いてるってのは、ズシンとくるなぁ。 読み終わったけど、 ラストとか良く分からない。意味が分からない。 何を読み取るのだろう。 経験不足か、意味はないのか。 どっちだろう。
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村上春樹と佐々木マキさんの合作シリーズ。 ストーリーはホラーな内容なのに、純粋に怖いというよりも不思議の国のアリスのような、次からへと不思議なことが身に降りかかるファンタジーを読んでいる気分。
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怖っ。笑 子供向けの楽しい絵本かと思ったのに…ブラックというかグロいというか… でもドーナッツはすごい美味しそう。 何回か読めば何かつかめるかなぁ。 子供には読ませたくないような。
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