シュレディンガーのチョコパフェ の商品レビュー
どれもこれも面白い短編集。 SFとは人間や世界を大きなホラ話で囲んでしまい、その外側から観察するような面白さがある。だから人間や世界の本質を描くことができるのだろう。 そんなSFの面白さを多方向からグイグイと示してくれるような一冊。
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正直自分はSFというジャンルに詳しくないが、そんな自分をして本作はSF小説の入門としてちょうどいいのではないかと思った。まず短編集だから読みやすいうえに、世界崩壊やアンドロイド、宇宙人、タイムリープなど、各話とも違った方向性からSFを表現していて面白い。短編集は、短編の当たり外れ...
正直自分はSFというジャンルに詳しくないが、そんな自分をして本作はSF小説の入門としてちょうどいいのではないかと思った。まず短編集だから読みやすいうえに、世界崩壊やアンドロイド、宇宙人、タイムリープなど、各話とも違った方向性からSFを表現していて面白い。短編集は、短編の当たり外れがあるので良いイメージがなかったが、本作のように全部違って全部面白いと思ったのは初めてかもしれない。その中でも『七パーセントのテンムー』が一番好きだ。派手さはないが、日常の中の非日常のようでいて、哲学的なテーマも含まれているところが自分好みだ。 著者があとがきで書いてある通り、筋の通った荒唐無稽な物語というところがSFの魅力だと改めて思わされた。どんでん返しものの作品で騙されることに喜びを覚えるのと同じように、SF作品ではこんなことも現実にありえるかもしれないと考えさせられることに快感を得ている。
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シュレディンガーのチョコパフェ 亜夢界 思い通りになる? 奥歯のスイッチを入れろ ニューロドロイド 400倍の加速。思考も動作も ーーヒュン バイオシップ・ハンター 生体宇宙船 鯨に飲まれたピノキオ? 私が好きな異星人は、イ・ムロッフ メデューサの...
シュレディンガーのチョコパフェ 亜夢界 思い通りになる? 奥歯のスイッチを入れろ ニューロドロイド 400倍の加速。思考も動作も ーーヒュン バイオシップ・ハンター 生体宇宙船 鯨に飲まれたピノキオ? 私が好きな異星人は、イ・ムロッフ メデューサの呪文 呪いの言葉 気付かないうちに触れている? まだ見ぬ冬の悲しみも パラレルワールド、拡散と収束、時の流れ、 過去へも拡散? 七パーセントのテンムー 脳のどこが好きを決めるのか、意思は?心は? 闇からの衝動 闇に在るものを呼び出してしまったら…… ハッピーエンドに近いものにも、よくわからないまま怖さが残る。 でも読むのを止められない
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短編7本を収録しています。 第1話「シュレディンガーのチョコパフェ」は、孤独な友人が開発した夢時空を生み出す装置によって崩壊していく世界で、アキバ系カップルの男女がたいせつなものをたしかめる話。第2話「奥歯のスイッチを入れろ」は、高速運動ができるニューロドロイドへと人体改造した...
短編7本を収録しています。 第1話「シュレディンガーのチョコパフェ」は、孤独な友人が開発した夢時空を生み出す装置によって崩壊していく世界で、アキバ系カップルの男女がたいせつなものをたしかめる話。第2話「奥歯のスイッチを入れろ」は、高速運動ができるニューロドロイドへと人体改造した男が、敵国のニューロドロイドから愛する女性を守る話。第3話「バイオシップ・ハンター」は、異星人イ・ムロッフがあやつる宇宙船「バイオシップ」に乗り込んだ人間が、普遍的な基準のない宇宙時代の善と悪の問題を突きつけられる話。第4話「メドゥーサの呪文」は、高次の言語文化を持つ異星人インチワームのもとを訪れた詩人の話。第5話「まだ見ぬ冬の悲しみも」は、世界初のタイム・トラベルをおこなうことになった主人公の話。第6話「七パーセントのテンムー」は、意識を司る脳の機能をもたない「天然無脳」(テンムー)の恋人を持つ女性作家が、愛について思い悩む話。第7話「闇からの衝動」は、家の地下室にひそんでいた異次元の触手生物に捕らわれた女性と、彼女の意識を引き継いだ触手生物の話。 個人的には「メドゥーサの呪文」と「七パーセントのテンムー」がおもしろく読めました。「闇からの衝動」は、もはやSFというよりB級ホラー小説といった雰囲気で、著者はこういう小説も書くのかと驚かされました。
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詩人をよこせというのだ。 詩人にだったら重大な秘密を打ち明けてもいいと言ってきた。 しかもそれは、星間文明滅亡の原因に深く関わるものであるらしい。 という、山本弘の短編集。 先進波発生装置で世界の消滅をたくらむマッドサイエンティストの表題作「シュレディンガーのチョコパフ...
詩人をよこせというのだ。 詩人にだったら重大な秘密を打ち明けてもいいと言ってきた。 しかもそれは、星間文明滅亡の原因に深く関わるものであるらしい。 という、山本弘の短編集。 先進波発生装置で世界の消滅をたくらむマッドサイエンティストの表題作「シュレディンガーのチョコパフェ」 時間圧縮装置を付けられたサイボーグの話「奥歯のスイッチを入れろ」 異星人とともに、謎の海賊船を追っていく話「バイオシップハンター」 文明消失の謎を解くため、超文明の末裔に出てこないかと話を聞きに行ったら詩人にしか話さないぞと言われた話「メデューサの呪文」 情報だけやりとりしてエントロピーが変わらないからタイムトラベル出来るよ、という「まだ見ぬ冬の悲しみも」 人類の7パーセントは哲学的ゾンビだった話「七パーセントのテンムー」 実在の人物をなぜかクトゥルフ的ホラー話の主人公にしてしまった「闇からの衝動」 以上7編。 好きなのは「メデューサの呪文」かな。 物質文明を捨てた種族というはなしは良くあるけど、その先が言語文明というのはなかなか面白い。 言語兵器というガジェットもいくらでも広げられそうで楽しい。 「呪法宇宙 カルシバの煉獄」というSFで、「感染」した敵の使う「呪文」を聞くとその人間も感染してしまう話がありました。 宇宙中に広がってしまうかも知れない、という怖さがよく似てます。 「象られた力」も通じるところがありますね。 あと「食前絶後」の言葉とか。 説教くさい、と解説でも言われているのはいつも通り。 説教というよりは愚痴っぽい。 このへんはやっぱりちょっと好きになれない山本弘っぽさです。 主人公たちのおっさんくさい性格も今ひとつ好きになれないし、 「天然無能」がスラング化して「テンムー」になるセンスも合わない感じ。 でもそれでも読んでしまうSFとしての面白さがあるんです…。 アンビバレンス。
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文庫化に際し『シュレンディンガーのチョコパフェ』と改題したことで『まだ見ぬ冬の悲しみも』より10倍は売れることだろう。手をのばしたくなるタイトル。
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「人としてどうかと思うがネタとして最高だ」的確だ 基調が同じだけにアイデアを楽しめる短編のほうが面白かった
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17:山本さんのSFは見かけを裏切る(というと失礼ですが)ハードさと、そのハードさを感じさせない滑らかな地の文が大好きなのですが、物理がわからないためにSF的面白さをほどほどにしか味わえないのが残念。「ウィンクラーの夢事象理論」は知らなくても、読み進めるうちに概要がつかめてくる、...
17:山本さんのSFは見かけを裏切る(というと失礼ですが)ハードさと、そのハードさを感じさせない滑らかな地の文が大好きなのですが、物理がわからないためにSF的面白さをほどほどにしか味わえないのが残念。「ウィンクラーの夢事象理論」は知らなくても、読み進めるうちに概要がつかめてくる、そんな親切設計なのですが、やはり非SF者さんには勧めづらいかも。加速世界での死闘を描く「奥歯のスイッチを入れろ」や地球人とは価値観も概念も異なる異星人の生態系と交流(?)を描く「バイオシップ・ハンター」「メデューサの呪文」など、相互理解や時空を超えた不変のもの、揺るぎない感情についての短編集。タイムスリップあり、宇宙船ありとガジェット類も魅力的で、登場する異星人がどこか怪獣ぽいのも山本作品ならではかな、と思います。
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SF作品、7編収録『メデューサの呪文』では物質文明が進化すると、その先には言語文明なるものが出現していた。言語文明の住人と詩人が面会をする。そこで彼が聞いた、世界を破壊する言葉とは・・・予定調和の小説ばかり読んでいる人に、おすすめのSF小説。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「シュレディンガーのチョコパフェ」 「奥歯のスイッチを入れろ」 「バイオシップ・ハンター」 「メデューサの呪文」 「まだ見ぬ冬の悲しみも」 「七パーセントのテンムー」 「闇からの衝動」
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