誰も知らない 世界と日本のまちがい の商品レビュー
博覧強記の著者による、ゆるりと融通無碍な歴史講義。 個別には粗さやストーリー理解の強引さがあるが、個人が持ち得る知識とその有機的なつながりに感服。
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※このレビューにはネタバレを含みます
―2008.04.23 副題に「自由と国家と資本主義」、2007年12月の新刊書。公開講座の語りおろしによる著者独自の史観で読み解く近現代史。
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また読み返してみるかな。。何書いてたか忘れたw、けど、自分は高校で世界史を習ったはずなのに本当のことは何一つ学んでなかったのだとショックを受けた思い出はある。
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〜社会進化論(社会ダーウィニズム)的に信奉される新自由主義への疑問符を編集工学で考察し、「日本という方法」を提案する〜 本書は、日本を含む世界の歴史をタテ・ヨコ・ナナメに輪切りにして、巨視的な視座で俯瞰するというものです。 既存の情報をテーマごとに再編集し、多様な文化や新たな方...
〜社会進化論(社会ダーウィニズム)的に信奉される新自由主義への疑問符を編集工学で考察し、「日本という方法」を提案する〜 本書は、日本を含む世界の歴史をタテ・ヨコ・ナナメに輪切りにして、巨視的な視座で俯瞰するというものです。 既存の情報をテーマごとに再編集し、多様な文化や新たな方法を創発する試みは、大変興味深いものでした。 イギリス、ナポレオン、朝鮮半島、ドイツ哲学といったテーマを史学、哲学、経済、文学などの視点から垣根を超えて情報の関連性(あいだ)について考察しています。 これらの考察は、以下の結論に帰着するよう構成されており、その精緻なロジックには舌を巻きました。 世界は、もともと決して同質なものではないから 世界が、たった一つの強力な原理や制度で動いていくとした考えは、大きな「まちがい」である。 とした上で新自由主義の潮流の只中にいる日本の舵取りについては、「日本という方法」を編集していくべきとしています。 本書においては、「日本という方法」について「苗代」を例にして考察されていますが、それはつまり、グローバリズムを含むさまざまな成果の芽をいったん苗代にして、それから本番で植え替えるという方法があるのではないかという提案です。 終始興味深い内容で、楽しく読了しましたが、全体を通して、縦横無尽に思索が目まぐるしく移動し、それが醍醐味といえばそうですが、私の知識量では少々ついて行けてない、置いてけぼり感が否めない感じでした。(ドイツ哲学の系譜については特に?でした。) 悔しいので、本書で紹介されている数多の書籍から興味のあるものを選別し、手に取ってみたいとも思いました。
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積読本をかたづけようシリーズ。 『17歳のための世界と日本の見方』に続く、松岡正剛による世界史講義。文学、哲学、経済などをからめながら読み解く近現代から現代史編。 「〜はみなさんご存知ですね」といった言葉が頻出するのですが、いや、知らないって。 私が世界史に疎いのも...
積読本をかたづけようシリーズ。 『17歳のための世界と日本の見方』に続く、松岡正剛による世界史講義。文学、哲学、経済などをからめながら読み解く近現代から現代史編。 「〜はみなさんご存知ですね」といった言葉が頻出するのですが、いや、知らないって。 私が世界史に疎いのもありますが、これはもう正剛先生はワザとやっていて「これくらいは勉強しといてね」みたいな感じで固有名詞やら歴史上の事件やらがバンバン出てくる。情報量が多すぎて消化できません。 「エリザベス女王は信長の一歳年上」みたいな歴史を横断する視点というのは必要だなと思います。
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著者は凄まじく博覧強記な人で意外な場所から意外なロジックを組み立てて眼前に提示してくれる。それが快感。そういうのが著者の肩書きである「編集」なんだろうね。この人の本は今までは思想・文化などの分野しか読んだことがなかったが、今回は、歴史や社会科学について。近代以降の歴史の概観が1章...
著者は凄まじく博覧強記な人で意外な場所から意外なロジックを組み立てて眼前に提示してくれる。それが快感。そういうのが著者の肩書きである「編集」なんだろうね。この人の本は今までは思想・文化などの分野しか読んだことがなかったが、今回は、歴史や社会科学について。近代以降の歴史の概観が1章〜9章、現代・日本の課題が10章、11章。最後の2章はかなり面白い。
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読了 アマゾンのコメントを見てると、気持ち悪いのだらけでムカムカ 人間、素直さが大事です 工作舎の本が総じてそうであるように、隙間恐怖症的な詰め込みで、情報量は凄いけど、あっちこっちと行くから圧縮し辛くて記憶容量を超えるので、理解していくというよりも、喉越しで読んでいくしか...
読了 アマゾンのコメントを見てると、気持ち悪いのだらけでムカムカ 人間、素直さが大事です 工作舎の本が総じてそうであるように、隙間恐怖症的な詰め込みで、情報量は凄いけど、あっちこっちと行くから圧縮し辛くて記憶容量を超えるので、理解していくというよりも、喉越しで読んでいくしかない こういうふうに俯瞰できるようになると良いと思うよ、という本であって、そのためにやらないといけない膨大な宿題を提示される本であって、それはやっぱりできないから、この本を読んでその感じをつかんだだけで満足ってことにしておこう、という結論に達するしかない本、というのが、松岡正剛と工作舎の本
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『17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義』(春秋社)の続編です。近代以降の西洋史と江戸幕府から明治にかけての日本の歴史をたがいに照合させながら解説をおこなうとともに、資本主義と帝国主義に共通する問題を考察しています。 一つの主題について考察するというスタイル...
『17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義』(春秋社)の続編です。近代以降の西洋史と江戸幕府から明治にかけての日本の歴史をたがいに照合させながら解説をおこなうとともに、資本主義と帝国主義に共通する問題を考察しています。 一つの主題について考察するというスタイルにはなっていないのですが、「グローバリズム」の持つヘゲモニー的な性格に対する批判へと著者の議論は収斂していき、日本の伝統文化の中にそれを乗り越える「編集」技術を見いだそうとしています。とはいうものの、具体的な方法についての記述は不足しており、大まかな方向性が示されるにとどまっているように思います。 「編集工学」という著者の方法論的立場は、領域横断的にネットワークを張り渡していくところに一番に醍醐味があると思っているのですが、グローバリズム批判というテーマはアクチュアルにすぎるせいか、どうしても議論の粗さが目についてしまうような印象を抱きました。
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博覧強記松岡正剛氏の世界の中の日本史一筆書き講義録。話し手(書き手)は楽しいんだろうな。でも聞く(読む)方は、俺にも言わせろ的な気分になってフラストレーションが溜まります。日本史に一家言の無い人向け。
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残念な説明。ペリーの黒船は、太平洋から来たのではありません。インド洋からです。 タイトルの「誰も知らない」は、まちがいなく、まちがいである。人々は、百年以上前から、それを帝国主義と称している。 言いたいことは、「おわりに」で言い尽くされている。饒舌が邪魔して、ちょっとうっとうしい...
残念な説明。ペリーの黒船は、太平洋から来たのではありません。インド洋からです。 タイトルの「誰も知らない」は、まちがいなく、まちがいである。人々は、百年以上前から、それを帝国主義と称している。 言いたいことは、「おわりに」で言い尽くされている。饒舌が邪魔して、ちょっとうっとうしい。他方で、鋭さとオリジナリティーに欠ける。編集者だから、当然か。色んな本の内容を寄せ集めて語った近代史と文化論。日本のまちがいが、説明不足。日露戦争~昭和日本の政治・世論のまちがいをすっとばして、急に未来展望で、昔からの日本の良さを生かす話になるところが、論理の飛躍だ。 半藤一利氏が、物知りで人のいい近所のご隠居さんだとしたら、松岡正剛氏は、本好きでちょっと上から目線の近所ののお兄さん。近所にいたとしても、人格面で、あんまり、かかわりたくない。志において、どこか、胡散臭いのだ。
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