シシリエンヌ の商品レビュー

嶽本野ばら(著者)

2010/09/15

　この人の小説は結構好きなんだけど、これはいただけなかった・・・。
　慎ましさが感じられないです。狙ってそうしたんだと思うけど、エロ描写がもっさりすぎて読むのに疲れます。「ぶっかけ」とか、言葉を選んで欲しいよなあと。金原ひとみの「マンコ」は許せても、この作風の場合だとアンバランス。せっかくルージュとマニキュアのくだりとかは、色っぽいのに。

　内容も近親相姦でドロドロすぎ？比較すると鱗姫の方が好き。

2009/11/11

出だしから、ちょっと驚きました(笑)すごい官能的。
だけど、野ばら作品はそれだけではありませんとも。
メリザンドの決断。ペレアスの想い。切なくて苦しくなりました。

2009/10/19

メリザンドって女からみてもドキドキするほど魅力的な女性です。
彼女の選択は彼女らしいとしかいいようがない。
最初からぶっ飛びすぎだろうといいたくなるような性描写の嵐。
多分今までにないくらいの、嵐。
生々しいのに、けれどどこか品がいいのは野ばらちゃんの文章が美しいからなのだと思う。

愛ってきっとこういうもっとみっともなくて、汚くてがむしゃらに溺れていくものなんでしょう。
純愛って、こういうことなのでしょう。

2009/10/04

美しい年上の姉さんに魅了された主人公の回想録。
後半このネイサンは失明して
フリークス専門のブルーフィルム作成の館に住むことになる。
様々な変態の形態なんかも出てくるのだが
恋愛の深淵というか、姉さんの心の描写が満点なのです。

2009/10/04

官能小説だと人によっては捉えられるんだろうけど、単にそれだけじゃないと思った。
それ以外にも伝えたいことがあるんだろうなと思って、それを汲み取ったつもり、です。
観賞用と保存用があります。

2009/10/07

友達に貸すと｢エロい｣としか言われなかった本。
持ってる本の中では一番いろんな人に貸してみた本だけど、
その子達の心には｢ただのエロ小説｣としか映らなかったようだ。

私が感じれるのものはすべて感じ取りました。

2009/10/04

俺は全然乙女じゃないんだけど、
実は乙女かもしれないけど、
この人の書いてきた一連の本に流れる空気、好きだ

2009/10/04

官能的な恋愛小説。最初から最後まで一気に読み上げました。
「あなた」に惹かれる「僕」と、「僕」に惹かれる「あなた」のお話。ラストで涙しました。

2009/10/04

お洋服、コスメ、メイク、香水への、彼ならではのこだわりはさすが。ただ、官能的すぎて読んでてしんどかった。

2009/10/04

これをエロ小説と呼ぶなんて馬鹿げてる、って断言できる。
こういうのを純愛って言うんじゃないのかな。
グロテスクだけど健気で美しくて、最後の瞬間、ちょっぴり涙が滲む。素敵なお話だと想う。
本当に、メリザンドは、　痛々しいくらいに女。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　強くて弱くて美しい女性と『僕』の物語。