名前探しの放課後(上) の商品レビュー

辻村深月【著】

2011/08/27

クラスメートが自殺するという記憶を持って唐突に3カ月前にタイムスリップした男子高校生いつか。それを阻止するべく、いつかと友人たちは動きだす。天木くんが好き！えらそうなところがいいです。いじめはともかくこんな感じの学校に通っていたので、なつかしかったです。

2011/08/02

辻村さんは読んでていつも挫けそうになるけどやっぱ深い。
ミスリードされてるんだろうなぁと思ったらその通りでした。

2011/07/17

要素要素でなんとなく冷たい校舎～を連想する。
けどまた別の色の物語で、それがまたいい。

ほんとにこの人の登場人物描写すごいなあ。

2011/06/21

キリキリとした空気の感じがいい。張り詰めた。薄氷のような。不安定な空気。

高校生というムダに自信と悩みをあふれ出させる年頃と。「自殺」なんて不穏な話題も絡ませつつ。どうつむいでいくのだろう。この物語を。

ともかく気になる。

2011/05/22

「スロウハイツの神様」で大ファンになった辻村深月さんの長編。

まだ上巻しか読んでないけど、
学園青春ミステリーですねこれは。
相変わらず独特のセンスで感情の機微を描いています。

主人公の「いつか」は、
三ヶ月後からタイムスリップしてきたという設定なんですが、
これは最終的にどういう結末でオチをつけるつもりなんでしょうか？

一種のファンタジーとして処理するのか、
それとも現実的なミステリーとして納得のいく種明かしがあるのか？

そこが気になってごくごく読み進めてしまいます。
いつかの記憶通り、本当に自殺は起きるのか？

脇を固める同級生たちの個性も立ってて、
それぞれがそれぞれの立場で悩み、葛藤を抱えながら、
チームで問題を解決する「桃太郎」ストーリーとしても楽しめます。

「いつか」と「あすな」も恋愛関係になりそうでならなそうな……
気になる続きは下巻で。

2011/05/08

時々登場人物の発言にイラッとする(笑)　上巻は説明が多くてやっと物語が動き出したところで下巻へ。……下巻も一緒に借りてくるんだった…orz続きが気になる。　他の人の感想をチラッと読んだところ、これの登場人物の小さいときの話が描かれている作品が２つくらいあるらしい。先にそっちを読むと良いとか…知らなかったよ(T_T)

2011/07/16

上下二巻の構成で、上巻は332ページ、下巻は346ページ、合計700ページ近い長編だ。いつもながら、読んでいてこれでもかと思うほど長い。メインの自殺者探しのストーリーの合間に、各登場人物の紹介とそれぞれの家庭の問題や抱える過去などが、あれもこれもと内容が盛り込まれていく。おそらくはその中のいくつかのポイントが、後々の伏線になるのだろうと思うのだけれど、いかんせんあれこれ多すぎて困惑。現役の高校生や年代の近い読者には、我が事のように思える人間関係の描写なんだろうけれど、私のようなものにはついていくのが大変。古い童話や名作のタイトルから取った各章の題名がなかなか寓意的で、これも著者らしい遊び心とサービス精神の表れか。

2011/08/30

図書館にて。
初めはずいぶんスローペースだなあとやきもきしていたけれど、
河野のエピソードが出てきたあたりからがぜんスピードアップ。
本筋とはまた別に青春小説になって来た。
どうなるんだろう…とどきどきしつつ、そのまま下巻に突入。

2011/03/29

すばらしい作品でした。久しぶりに感動して涙がでました。
最初は、学園ドラマで社会問題を含んでいるのかなーと思いながら、最後には、感動、しかし、ところどころにある疑問ストーリーがあり辻村深月さんの作品を全て読破しないとわからないとしりました。ひどいですねー　　気になってしかたがありません。すべて読みまくるぞー　　と先週とりあえず３冊購入しました。
今日は、検査入院の日なので２冊は読めそうです。

2011/03/24

詳細は、下巻で書くけど、辻村作品やっぱり好きだな～と思わずにはいられない！

なんといっても登場人物が魅力的！
主人公のいつか、あすなの関係が気になる所です。

あと、いつかと友人の秀人のやり取りがちょっとツボ。

なんとなくまったりした雰囲気のまま上巻は終わったけど、どうなるんだろう…わくわく。これから下巻読みます！