名前探しの放課後(上) の商品レビュー
大体いつもそうなんだけど、 辻村さんの物語は後半(下巻をしばらく過ぎたあたり)から一気に話が加速する。 かといって、前半が退屈というわけではないのです(^_^) 今回も伏線がそこかしこに張り巡らされているのかな…? 後半に期待☆
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素敵すぎるエンド。 4歳上の辻村深月(みづき)さんが4年前28歳のときに出版したお話。 おじいさん。 なんともいえないリアルな都市郊外の雰囲気。 きれいにつながるストーリも、素敵な一冊。
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依田(よだ)いつか(♂)は愕然としていた。ここは・・・3ヶ月前の世界!?なぜこんなことに・・・そんないつかの頭の中に浮かんだのは、ある人物が遺書を残して自殺してしまうというショッキングな出来事。しかしその”ある人物”というのがどうしても思い出せない。それがわかれば、自殺を事前に...
依田(よだ)いつか(♂)は愕然としていた。ここは・・・3ヶ月前の世界!?なぜこんなことに・・・そんないつかの頭の中に浮かんだのは、ある人物が遺書を残して自殺してしまうというショッキングな出来事。しかしその”ある人物”というのがどうしても思い出せない。それがわかれば、自殺を事前に食い止められるかもしれないのに!自分だけではどうしようもないと思ったいつかはとりあえず、タイムトラベルに詳しいというクラスメイト・坂崎あすな(♀)に相談してみることにした。 うーん・・・なかなかエンジンかからず。設定だけが少しSFで、内容はほとんどが学園青春ミステリど真ん中という感じなので、どうも私には退屈。相変わらずこの人の描く男女の友情描写も違和感だらけなんだよなぁ。大体、自分が3ヶ月前にタイムスリップしてる状態ならば、自分に面識がない人間の自殺がどうのこうのという前に、もっと知りたいことややりたいことが無いものだろうか?それに、また3ヶ月たったらどうなるのか?再び過去に戻らないのか?いう風な疑問も不安も全く無いみたいだし。自殺を止める方法も、まわりくどいというかなんというか・・・。それだけ男女でグループ出来上がってるなら、裏でこそこそ動くのではなく、まず表舞台で堂々と仲間に入れてあげて、いじめから守ってあげればいいではないかとどうしても思ってしまう。綺麗ごとというか、偽善的雰囲気がどうもなぁ。 「ぼくのメジャースプーン」が私的には当たりで、そこに出てきた”ぼく”と”ふみちゃん”が出てくると聞いたので楽しみにしていたのだが、上巻読む限りでは全然わからず。気になってWikiで調べたら、秀人=ぼく、椿=ふみちゃん とのこと。え?それがわかる描写あった?下巻で出てくるのか?今のところは作品のつながりも全く感じられず。
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今(1月)から3ヶ月前にタイムスリップしてしまったいつか(名前です)覚えてるのはこれから3ヶ月の間に同じ学年の誰かが自殺する。名前を覚えてない誰かを探す、そして自殺を止めさす。 そう決めたいつかは同じ中学校出身のタイムスリップに詳しい、あすな(名前です翌檜から取ったそうです)を誘って、いつかとあすなの名前探しの放課後は始まった。。。。 (この名前の付けかたもいいんだ。これが^^) 最初、自殺する誰かが、あの人かな?と思った人で、あってた。。。しかし作者の巧妙な罠で右往左往。。。(笑) いつかの人間性がかわいくてとても感情移入できた。大切な誰かの気持ちを理解したい。一緒に苦しみを分かち合いたい。 そう必死ないつかを見て、良いやつじゃんこいつ。。って(笑) 上下巻ありますが、あっと言う間でした。 出てくる「グリルさか咲」の食事もとても美味しそう
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依田いつかはふと気が付くと3ヶ月前にタイムスリップしていた。 3ヶ月の間に起こった大きな出来事は学年の誰かが自殺すること。その人物を探し始める。 上巻だけだとまだこれから何かあるんだよなー主要な人物が自殺するんじゃないかなーとか色々考えてしまいました SF?とか青春とかミステ...
依田いつかはふと気が付くと3ヶ月前にタイムスリップしていた。 3ヶ月の間に起こった大きな出来事は学年の誰かが自殺すること。その人物を探し始める。 上巻だけだとまだこれから何かあるんだよなー主要な人物が自殺するんじゃないかなーとか色々考えてしまいました SF?とか青春とかミステリーとか作者が書きたいこと色々詰め込んだ感があります 下巻の展開に期待
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初期作品の影響で、 あすなかいつかが自殺するんじゃないかってびくびくしながら読んでます。笑 登場人物が魅力的。 だけど、多作品とあんまりかわりがないというか、 みんな同じような顔かな。 そう考えると、「スロウハイツ」はキャラが立ってたなー
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今まで読んできた上下に分かれている辻村作品は、 ひとりひとりのエピソードが長くて、話自体が進まず、イライラと読んでましたが、 これは話を進めながらエピソードを入れいていて、ぐんぐん読むことができました。 下巻楽しみ。
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とても上手にミスリードを組み込んでいる作品だと思います。物語展開が冬にかけて行われることもあってか、心地よい静けさを感じる文章で、淡々としているところも読みやすくて好きです。途中(下巻の真ん中あたり)が少し単調過ぎる気もしましたが、むしろ、その過ぎる程の穏やかさが、後半(下巻の最...
とても上手にミスリードを組み込んでいる作品だと思います。物語展開が冬にかけて行われることもあってか、心地よい静けさを感じる文章で、淡々としているところも読みやすくて好きです。途中(下巻の真ん中あたり)が少し単調過ぎる気もしましたが、むしろ、その過ぎる程の穏やかさが、後半(下巻の最後)の怒涛のクライマックスに繋がるのだなあと感動しました。
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チャラい男子高生依田いつかは、クラスメートが自殺した1月から、突然3カ月前に戻された。 自殺者の名前は分からない。でもその自殺を止めたいんだと、いつかはクラスメートの坂崎あすなや、他の同級生達に協力を仰ぐ事に… なんか設定が「冷たい校舎」と同じだと思ったけど、中身は違います。 ...
チャラい男子高生依田いつかは、クラスメートが自殺した1月から、突然3カ月前に戻された。 自殺者の名前は分からない。でもその自殺を止めたいんだと、いつかはクラスメートの坂崎あすなや、他の同級生達に協力を仰ぐ事に… なんか設定が「冷たい校舎」と同じだと思ったけど、中身は違います。 上巻では、虐めを受けていると思われる子が見つかり、その子を鍛える為に、水泳教室の真似事が始まるし、なんかただの青春ストーリーかと心配になってきましたが… でも、登場人物達の描写がとても巧妙で、つい感情移入してしまいます。 自分も、3カ月どころか20年以上逆行して高校生に戻ったかのようです。 なんか凄く懐かしいんです。 さて下巻ではどうなっていくのか…
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