名前探しの放課後(上) の商品レビュー
佳い。 筋書きを追ってしまうと破綻もあるし もっと上手に書けるだろと思う構成もあるけど 最後に至る展開が私にはとてもぐっときた。 ただ、事前に「ぼくのメジャースプーン」を 必ず読んでおいた方がいいだろう。 「凍りのくじら」はまあマストではない。
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ある人の自殺を止めるーーー。そこから始まった。 最後にはえっ、って思うほどにひっくり返されるけど、 このミステリーは誰も殺さない。 誰かを救うための青春。 最後の最後には、予想していたはずの、予想できない結末が待っている。 「ン?順調すぎるけど、このページの余りようはなんなんだろ...
ある人の自殺を止めるーーー。そこから始まった。 最後にはえっ、って思うほどにひっくり返されるけど、 このミステリーは誰も殺さない。 誰かを救うための青春。 最後の最後には、予想していたはずの、予想できない結末が待っている。 「ン?順調すぎるけど、このページの余りようはなんなんだろう…」 そこからがどんでん返しのスタートです。
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突然3ヶ月前にタイムスリップしたクールなジャニ系高校生の依田いつか。彼の記憶の中にある、同級生の自殺。それを食い止めるために仲間を引き込んでの「放課後の(自殺するであろう同級生の)名前探し」が始まる…
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辻村さんの作品は、それぞれに登場人物がリンクしている。1度目はストーリーを。2度目からはリンクした登場人物のエピソードを。何度も読めていい。
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***下巻とあわせての感想です。 「凍りのくじら」 「ぼくのメジャースプーン」 「スロウハイツの神様」 を読んだ後、つい最近(2010/2)に手に入れた本。 これは・・・読んだ後の感覚が気持ちいい。うん、とにかく気持ちよかった。 伏線、さらに辻村さんならではの、他作品とのリンク...
***下巻とあわせての感想です。 「凍りのくじら」 「ぼくのメジャースプーン」 「スロウハイツの神様」 を読んだ後、つい最近(2010/2)に手に入れた本。 これは・・・読んだ後の感覚が気持ちいい。うん、とにかく気持ちよかった。 伏線、さらに辻村さんならではの、他作品とのリンクが見事。 最初ほんの裏の軽い内容説明を読んだときは、ちょっぴり怖いのかと思ったけど、ぜんぜんそんなことなく、あっという間に読めてしまう。 あ、個人的に、これ読むなら、上にあげた3冊を先に出版順に読んでおいたほうが楽しめると思います。
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青春群像劇。キレイすぎるけど甘酸っぱいみずみずしさに満ちた主人公達がまぶしい。読むときには「ぼくのメジャースプーン」を先に読む方がいい。
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『依田(よだ)いつか』が通っている『藤見高校』には県内各地から生徒が集まっている。だが、電車で一時間もかかるのでいつかの地元から通ってくる生徒は少ない。 ある日、友達とデパートの屋上にいたいつかは違和感を感じる。今自分がいるのは記憶から三カ月前なのだ。悩んだ末、いつかは唯一同じ中...
『依田(よだ)いつか』が通っている『藤見高校』には県内各地から生徒が集まっている。だが、電車で一時間もかかるのでいつかの地元から通ってくる生徒は少ない。 ある日、友達とデパートの屋上にいたいつかは違和感を感じる。今自分がいるのは記憶から三カ月前なのだ。悩んだ末、いつかは唯一同じ中学出身の『坂崎あすな』に声をかけた。ほとんど話をしたことも無い自分の、こんな荒唐無稽な話を信じてもらえるのだろうか・・ 「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。-自殺するんだ」 タイトルに惹かれました。各章にも有名な本の名前が付けてあります。 いきなりのタイムスリップから物語は始まります。でも理由とか原因とかはここでは関係なし。必然としてそれがあり、一人の生徒が死ぬという事実がある。それを知っているからには何かせずにはいられない・・そんな心の動きを追うのがいいです。 登場人物がすごいです。人当たりが良くいつかの話を無条件で信じてくれた『秀人』、お前ホントに高校せいかよ!ってくらい優秀な『天木敬』。ちょっとちゃらいいつかがかすむほど強烈です。そして自殺するとされるいじめに遭っている『河野』くん。変わり者ではあるけどなんか憎めません。ぎこちないながらも一つの目標に向かって気持ちを通わせていく彼らが眩しいです。ただ、(下)があることと、色んな引っかかりがあるのでこのままではいかないと確信はしてます。そもそもが違うんじゃないかなぁって思ってるんですがね。
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辻村深月ウィーク(?)第二弾は この本を選びました。 だけど......わたしにとってはもうひとつな内容でした。 「ぼくのメジャースプーン」がかなりよかったので期待してたのですが、まず主人公の名前につまづきました。 「いつか」という名前がどうにもわたしには名前として捉えがたくて、...
辻村深月ウィーク(?)第二弾は この本を選びました。 だけど......わたしにとってはもうひとつな内容でした。 「ぼくのメジャースプーン」がかなりよかったので期待してたのですが、まず主人公の名前につまづきました。 「いつか」という名前がどうにもわたしには名前として捉えがたくて、出てくるたびにsomedayのいつかを連想してしまって。。 気になり始めたら止まらないわたしのような性格の方には向かない本かも?? 内容については下巻に書きたいと思います。
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どこにトリックがあるかわからないので 常に警戒しながら読み進める 未来の自殺者を探すという緊迫感 青春の甘酸っぱさがたまらないです本当
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読み終わってすぐの感想は、 はっきしいって、うーん微妙。。。 読み手の対象年齢にもよるんやろうけど 重箱の隅をつつくような、気恥かしさが常にずっとつきまとう。 謎解きにしても、ちょっとそれってどうなんよ?(他作品に依存のからくり)っとか思うし、作中フォローはしてるけど、...
読み終わってすぐの感想は、 はっきしいって、うーん微妙。。。 読み手の対象年齢にもよるんやろうけど 重箱の隅をつつくような、気恥かしさが常にずっとつきまとう。 謎解きにしても、ちょっとそれってどうなんよ?(他作品に依存のからくり)っとか思うし、作中フォローはしてるけど、そこでひっくり返されたらねえ。。。の感。 秋先生らしき人物の登場のさせ方も姑息。 けど、「ぼく」と「ふみちゃん」がでてくる時点で満足。なので評価は4。 ファンっていうんは、そーいうもんやと思う。 帯の「青春ミステリーの金字塔」っていうんはかなり誇大気味。 クオリティが落ち続けているような気がする。 ファンにしか楽しめないような作品の群像に埋没 してほしくない。 次作に期待、次々作にも期待。 ファンっていうんは、そーいうもんやと思う。
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