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この世界の片隅に(アクションC)(上) の商品レビュー

4.4

173件のお客様レビュー

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穏やかな毎日

戦時中の呉の町の風景。子どもから大人になる。縁談があり嫁ぐ。相手の顔は帰り際に、そっと見るしか無い。当時の風俗が生き生きと描かれている。 それにしても、その当時の女性は働き者だったのですね。

ユスト

2025/11/23

戦時の日常。人間らしい場面の描写。映画では描ききれていない細かい場面。 この独特の絵のタッチがまた良い。

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2025/08/28

戦時下の広島で生きる18歳の「すず」さんとその周囲の人々の日常を描いた作品で、アニメや実写にもなったので知っている方も多いと思います。 18歳のすずさんはYA世代の皆さんと同世代ですが、すずさんは親戚の仕事を手伝っていたらある日突然縁談が決まって全然知らない人と結婚します。戦争、...

戦時下の広島で生きる18歳の「すず」さんとその周囲の人々の日常を描いた作品で、アニメや実写にもなったので知っている方も多いと思います。 18歳のすずさんはYA世代の皆さんと同世代ですが、すずさんは親戚の仕事を手伝っていたらある日突然縁談が決まって全然知らない人と結婚します。戦争、見知らぬ人との結婚、現実とは思えないかもしれませんが過去に日本であったことです。 今年は戦後80年、すずさんは生きていたら100歳だそうです。そう聞くと、すずさんが生きた時代も遠い昔にあったことではなくちょっと前くらいに感じられませんか。 ノベライズもありますが、まずは原作者のこうの史代さんの柔らかなタッチで描かれた漫画を読んでいただきたいです。(浦河町)

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2024/09/15

戦争の影が少しずつ大きくなっている。 物資のない時代でも、皆の笑顔で癒される。 嫁ぎ先で優しくしてもらっているすずちゃんを見るだけでホッとする。

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2024/03/23

10年振りに復帰したアンジェラ・アキさん。彼女が音楽を担当するミュージカル『この世界の片隅に』はチケットを入手したが、実は原作を読んでいないのはもちろん、ドラマも映画も観ておらず、内容をまったく知らないのだった(^_^;)。 さすがにこれはまずいでしょと、なぜか図書館にあった原作...

10年振りに復帰したアンジェラ・アキさん。彼女が音楽を担当するミュージカル『この世界の片隅に』はチケットを入手したが、実は原作を読んでいないのはもちろん、ドラマも映画も観ておらず、内容をまったく知らないのだった(^_^;)。 さすがにこれはまずいでしょと、なぜか図書館にあった原作を借り出した。なかなか独特な画風で、木炭のようなタッチもあり、逆に目新しい。トーンは使わない主義のかな。 前振りのような3本のあと本篇(18年12月〜19年7月)が始まる。この時代設定で舞台は広島。ということは……。

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2024/02/24

定期的に読み直す1冊。 上は戦争が他人事のように感じつつもヒタヒタと近づきつつあるのが垣間見える… すずさんと水原くんとの白ウサギのシーンはグッときますね。 中へ… ぜひ〜

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2024/01/27

昭和9年から19年6月の広島の話。 広島に住む浦野すずは、のんびり、穏やか、うっかりな性格で、 小まい頃に出会っていた北條周作からの打診により、北條家に嫁ぐことになった。 広島と聞くとどうしたって原爆投下の印象がついてしまうが、この作品はそんな暗さを払拭するくらい、すずのおっち...

昭和9年から19年6月の広島の話。 広島に住む浦野すずは、のんびり、穏やか、うっかりな性格で、 小まい頃に出会っていた北條周作からの打診により、北條家に嫁ぐことになった。 広島と聞くとどうしたって原爆投下の印象がついてしまうが、この作品はそんな暗さを払拭するくらい、すずのおっちょこちょいで真っ直ぐな人柄が温かく描かれている。 そんなすずを嫁にもらった北條家も浦野家も、これまた穏やかで、読む時の緊張をほぐしてくれた。 また、少しずつ戦争が拡大していく中の、当時の生活を教えてくれる。

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2023/08/28

戦争が日常となってしまった世界を、決して悲嘆的に描くのでなくすずさんという素敵なキャラクターを通じて目にすることができます。広島弁の柔らかさやすずさんの柔和な性格と、中下巻と進むにつれて戦況が悪化していく悲惨さの対比が心に残りました。戦争体験者の曽祖母は苦労は語っても、私は戦争の...

戦争が日常となってしまった世界を、決して悲嘆的に描くのでなくすずさんという素敵なキャラクターを通じて目にすることができます。広島弁の柔らかさやすずさんの柔和な性格と、中下巻と進むにつれて戦況が悪化していく悲惨さの対比が心に残りました。戦争体験者の曽祖母は苦労は語っても、私は戦争の悲惨さを聞いたことがありませんでした。当時本土にいた女性たちにとっては日常の地続きに戦争があり、日々の暮らしそのものが戦いだったのでしょうか。

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2023/08/07

たまたま読んだネットニュース記事で、漫画編集者の荻野謙太郎さんが勧めていたので読みました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/9be050984db7771cb52cd913d157d6432293266c?page=1 『はだしのゲン』よりも本...

たまたま読んだネットニュース記事で、漫画編集者の荻野謙太郎さんが勧めていたので読みました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/9be050984db7771cb52cd913d157d6432293266c?page=1 『はだしのゲン』よりも本作を若い人に勧めたい理由として「比較的フラットで、情報精度の高い」作品であることをあげています。 淡々と当時の生活を描く。その中に戦時下の生活の厳しさや人々の暖かさを感じます。『この世界の片隅に』の導入として3編の作品がありますが、特に「波のうさぎ」にはうるっときました。

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2023/05/02

私は戦争を経験していないし、経験した人も周囲にいません。 勝手に戦時中の人たちはどこか、遠い存在に感じていました。 しかし、この作品を読むと今の私たちのようにふざけたり、楽しんだり、そして、辛くなったり、人の感情というのが普遍的で悠久の物だと感じることができます。 辛いことが...

私は戦争を経験していないし、経験した人も周囲にいません。 勝手に戦時中の人たちはどこか、遠い存在に感じていました。 しかし、この作品を読むと今の私たちのようにふざけたり、楽しんだり、そして、辛くなったり、人の感情というのが普遍的で悠久の物だと感じることができます。 辛いことが多い世を笑ってやってのけるすずさん、本当に強い人です。

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