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「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か? の商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2012/09/02

思わずタイトルで買った一冊。 内容的には軽く読めるようなもので、結構身の回りにありがちなことを軽妙に記述している。 ただしその背景にあるのは「行動経済学」という新しい学問で、合理性だけを追求した今までの経済学とは違い、人間の心理や意識により経済行動が変化することを表している。...

思わずタイトルで買った一冊。 内容的には軽く読めるようなもので、結構身の回りにありがちなことを軽妙に記述している。 ただしその背景にあるのは「行動経済学」という新しい学問で、合理性だけを追求した今までの経済学とは違い、人間の心理や意識により経済行動が変化することを表している。より自分が共感できる形で身の回りの経済行動が描かれていて非常に興味深く読めた。

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2012/01/19

行動経済学というジャンルらしい。新しい畑だけど、タイトルが面白かったから借りてきた一冊。 経済学とはいえ、難しい用語は出てくるけど、日々の生活レベルまで落とした例が沢山出てくるからド素人でも理解できた。電化製品のポイントを保証に変えれますよに関する文は、先日来まんまと引っかかって...

行動経済学というジャンルらしい。新しい畑だけど、タイトルが面白かったから借りてきた一冊。 経済学とはいえ、難しい用語は出てくるけど、日々の生活レベルまで落とした例が沢山出てくるからド素人でも理解できた。電化製品のポイントを保証に変えれますよに関する文は、先日来まんまと引っかかってしまったなと思わされた。

Posted byブクログ

2011/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 私たちは「お金の使い方」に関して、いつも「合理的に判断している」つもりである。 だが実際は、下がる株をいつまでも持ち続けたり、クレジットカードを持つと思わず無駄遣いをしたり、試食をしたがゆえに、買う予定のなかったウインナーを買ってしまったりする。 こうした、人が不合理な経済行動をしてしまう理由を学問的に解明するのが「行動経済学」だ。 本書では、最先端の行動経済学を基礎に、人がお金を使う際に、「頭ではわかっているけれど、ついつい失敗してしまう傾向」を分析、真に合理的なお金の使い方を探る。 [ 目次 ] 「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か? プロのファンドマネージャーでも市場平均に勝てないって本当か? 臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか? 新築時には、なぜサイフのヒモが緩むのか? なぜ損するとわかっていながらも、下落する株を持ち続けてしまうのか? 買い物で貯まったポイントの正しい使い方とは? 試食コーナーのウインナーを食べる時の心がまえとは? ルーレットで4回連続で「赤」が出た後に、また「赤」が出る確率は? 金利が高いとウサギが亀に勝ってしまうのはどうしてか? 年収の20倍もするチューリップは、なぜ飛ぶように売れたのか? どんなに騒がしくても、「あ!カネが落ちている!」が聞こえてしまうのはなぜか? 「海外市場より日本市場の方が安心!」は本当か? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/08/09

経済学と心理学をミックスさせた行動経済学のエッセンス集。 ユーモアあふれる著者の柔らかい文体のため、読みやすくポイントが理解できます。 表題のように、宝くじはどこかで買うと確率が上がるのか、家電ポイントの正しい使い方、試食コーナーの心構え、などなど。 楽しめる一冊です。

Posted byブクログ

2010/06/14

金融機関を経て現在は監査法人トーマツに勤務している著者が、行動経済学、認知心理学の観点から、お金、資産に関する人間の行動を面白おかしく解説している本。 「予想通りに不合理」「経済は感情で動く」など行動経済学に関する有名な書籍があり、これらの本を読んでもそれなりに興味深く行動経済...

金融機関を経て現在は監査法人トーマツに勤務している著者が、行動経済学、認知心理学の観点から、お金、資産に関する人間の行動を面白おかしく解説している本。 「予想通りに不合理」「経済は感情で動く」など行動経済学に関する有名な書籍があり、これらの本を読んでもそれなりに興味深く行動経済学を理解することが出来る。 実際の本書の売れ行きがどれ位なものか分からないが、書籍を多く売るための仕掛けとして良い点は以下の通り。  1) タイトルが面白い (ただし、意図してベストセラーである「さおだけ屋」をパクっていることは明らか)  2) 導入部分が庶民の興味を引く「宝くじ」ネタということ 文章そのものが平易であるわけでは無いし、解説の分かり易さも通常レベルなのだが、本文中はくだけた表現が多く、おやじギャグもちりばめてあり、とっつきやすい内容ではある。 また、これらの文体から著者の姿が目に浮かぶようである。 (笑えたのは巻末の著者略歴に「書店で内容を吟味する読者が多いらしくまったくベストセラーではない。 そろそろベストセラーが欲しい年頃である。」とあること。 ユニークな正確が見て取れるようである) 本書で参考になったキーワードは以下の通り。  ・損失回避・・・・「損は得の2倍嫌!」  ・ヒューリスティクス・・・・問題を解決するのに手間を省く方法。 正確性は欠くがスピードが上がる。  ・72の法則・・・・・ 「XX年間で資産が倍になるための金利」             72= 年複利金利 x 期間(年数)  ・カクテルパーティー現象・・・・ 雑踏の中でも自分が意識のあるものだけ聞こえてくるというもの。  ・肯定バイアス/現状維持バイアス・・・・ 自分の都合の良いことだけ受け入れること。

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2010/04/29

行動経済学についてひと通りわかる本。人間の心理が(宝くじ買うとか投資するとかの)経済行動に深く関わる、というケースを気軽に読み進められる。 肯定バイアス、事前確率、アンカリング、行動感染などなど、なるほどと思うキーワードばかりでおもしろかった。ヒューリスティクスはちょっと説明が...

行動経済学についてひと通りわかる本。人間の心理が(宝くじ買うとか投資するとかの)経済行動に深く関わる、というケースを気軽に読み進められる。 肯定バイアス、事前確率、アンカリング、行動感染などなど、なるほどと思うキーワードばかりでおもしろかった。ヒューリスティクスはちょっと説明が足りないか。 それぞれの基本的な概念を、最初に説明するのでなく、必ず日常的な例えを前に持ってくる構成がよい。その例え部分にオヤジギャグが満載で、いくつかは度が過ぎてくどいなと感じる内容になってしまっている。けれど、ゼロから例え話で表現する力として見ると、なかなかすごいなと感じる。著者が同じ酒席にいるとおもしろい時間を過ごせそう。

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2009/10/07

行動経済学関連の本を初めて読んでみました。 その状況になったら自分はどのように反応するのか考えながら読んでみました。 どんな時でも冷静さを失わず対応していきたいものです。

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2009/10/04

 着眼点もよく、行動経済学の諸々を解りやすく説明している。各章の最後についているポイントもいいんだが、すべてにおいてちょっとづつずれているのが難点。語り口も「ですます」調と「である」調が混ざったりする。後一歩と言わず二三歩努力して欲しい。

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2009/10/07

日常よくあることは、こういう理論があったね。 ・認知的不協和 ・後悔の嫌悪 ・生き残りバイアス ・事前確率と事後確率 ・ランズバーガー効果  小額の追加取得はかえって消費を促進するが、多額の追加取得は貯蓄性向を高める ・金額認識の誤謬 ・ウェーバー・フェヒナーの法則 ・プロ...

日常よくあることは、こういう理論があったね。 ・認知的不協和 ・後悔の嫌悪 ・生き残りバイアス ・事前確率と事後確率 ・ランズバーガー効果  小額の追加取得はかえって消費を促進するが、多額の追加取得は貯蓄性向を高める ・金額認識の誤謬 ・ウェーバー・フェヒナーの法則 ・プロスペクト理論  ・損失回避性   プロスペクト理論の一つ   損することは得することよりもイヤだという傾向、損は得の2倍イヤ ・アンカリング(錨) ・あぶく銭効果  お金に色がないにもかかわらず、その価値が軽く見えてしまう ・ヒューリスティクス(正攻法で一つずつ問題解決する方法) ・希少性、返報性、権威のある人には服従する、好意的な人には好意的にふるまう ・影響力(賞、罰、正当、専門、参照、魅力) ・連続する確率の誤謬 ・平均値の誤謬 ・行動感染 ・合意的妥当化 ・カクテルパーティ現象 ・肯定バイアス ・ホームカントリーバイアス ・制御幻想 ・現状維持バイアス

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2009/10/07

本書の著者は、トーマツに勤務されている方なんですね。意外でした。 なぜなら、本書の中での言葉の使い方が、とてもフランクでユニークでしたので、 もうちょっと、柔らかい企業か研究所、大学等に勤務されているかと・・・。 そして、本書の内容はずばり「行動経済学」です。 以前、いくつか行...

本書の著者は、トーマツに勤務されている方なんですね。意外でした。 なぜなら、本書の中での言葉の使い方が、とてもフランクでユニークでしたので、 もうちょっと、柔らかい企業か研究所、大学等に勤務されているかと・・・。 そして、本書の内容はずばり「行動経済学」です。 以前、いくつか行動経済学の本を取り上げて書評していますが、内容は、 かなり以前の書籍よりもかみ砕いて、高校生や中学生にも分かりやすいように 説明されています。また、要所で行動経済学で主軸となっている行動心理学の理論を まとめて載せてるので、それも良かったりします。 まぁ、もう少し学術的な感じのを読みたいのであれば、光文社からも 著者は違えど出版されているので、そちらを手にとっても良いかもしれません。 また、詳しい内容なんですが、行動経済学らしく、プロスペクト理論や 認知的不協和理論、ランズバーガー効果、損失回避性、アンカリング、 ヒューリスティック、などなどを平易に説明しています。個人的には、 みなさんご存じだと思いますが、72の法則が新しい知恵として身に付きました。 これは、いくらのお金をどれくらい預ければ、2倍になるのかを簡単に計算できる式 ですね。これは憶えておいて損はないでしょう。 しかし、人間はなぜそんなにも肯定バイアスを行ってしまうのでしょうか。 そういった意味で、やはり他人に評価又はアドバイスを受ける事はとても 有益で大切な事なんでしょうね。

Posted byブクログ