3つの原理 の商品レビュー
歴史や文化が好きな人にはいい内容だと思う。 しかし自分には読んでいて同じことの繰り返しで退屈に感じた。
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・人は誰でも生まれたその日から、完全に、あるいはきわめて決定的、 かつ予測可能は3つの座標を持つ。年齢、性、そしてカーストである。 ・人類の現在の年齢、性別、カーストの発展段階を知ることができれば 人類に関する多くのことを理解し、予想することができるのだ。 ・カーストモ...
・人は誰でも生まれたその日から、完全に、あるいはきわめて決定的、 かつ予測可能は3つの座標を持つ。年齢、性、そしてカーストである。 ・人類の現在の年齢、性別、カーストの発展段階を知ることができれば 人類に関する多くのことを理解し、予想することができるのだ。 ・カーストモデル:求道者(精神、宗教)戦士、商人、労働者 ・性モデル:陰、陽、両性的未来 ・年齢モデル:現代は「成人期」に入りつつある 19歳前後 ・3つのモデルの最終段階は、いずれも同じ時代を指している。 「成人、両性、精神の時代」 ・戦士、商人、労働者の時代は、性モデルの「陽の時代」 ピラミッド型の階層をなし、男性優位の性構造。 ・世界の先進工業地域は、現在「労働者の時代」の頂点段階。 ・労働者の時代の頂点段階で、トップに立つのは極東諸国であろう。 ・儒教圏ブロックは、対等な関係にある諸国が形成する共同体。 ・日本は、第二次世界大戦後、アメリカとの「結婚」生活を続けてきた が、アジアという「実家」に戻りつつある。 ・「商人の時代」の覇権国家はアメリカ。 「労働者の時代」では、その国は日本と儒教圏ブロック。 ・陽の特徴は、概念に名称をつけ、厳密に定義し、そこから理論を編み出す ・労働者カーストの世界観は、短命に終わると考えられる。 ・カースト革命は、世界の覇権を握る主要は中心地の外側で起こる。 ・インドの革命は、女性のカリスマ的指導者を中心にして具体化するだろう ・カーストモデルによれば、アメリカは経済的に陰りが見えてくる。 ・儒教圏と北極圏ブロックが握っていた世界の覇権は、インド地域、 中東、その他の宗教ベルトへ移行することになるだろう。 ・精神、宗教カーストの人は、まさに労働者カーストの人が振り返ろうと しないもの:懸念、同情、疑問を最優先に考える。 ・宗教ベルト諸国は、地方の村々を重視し、地方分権的な発展を目指す ・世界の覇権は、北側の儒教圏、欧州、北極圏から、宗教ベルト (インドと近隣諸国、イスラエル、イスラム諸国)へと移行 ・無政府主義の時代に覇権を握るのは、サハラ以南のブラックアフリカ。
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インドのヒンドゥー思想にヒントを得て、時代を4つに区分する。「精神・宗教の時代、戦士の時代、商人の時代、労働の時代」それぞれの時代は順を追って世界の国を巡る。現在一番すすんでいる国はイランである。2巡目の精神・宗教の時代に入ったらしい。アメリカは商人の時代の代表であり、ソビエト...
インドのヒンドゥー思想にヒントを得て、時代を4つに区分する。「精神・宗教の時代、戦士の時代、商人の時代、労働の時代」それぞれの時代は順を追って世界の国を巡る。現在一番すすんでいる国はイランである。2巡目の精神・宗教の時代に入ったらしい。アメリカは商人の時代の代表であり、ソビエトは労働の時代を経て国が崩壊した。何となく納得してしまうが、こじ付けめいている気もしないでもない。世界が2巡目の精神・宗教の時代に移行する必要性も感じるのだが・・・
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本書は、2008年に読んだ本の中で、最も得たものが大きかった本。著者が独自に考案した「カーストモデル」「性モデル」「年齢モデル」という3つのモデルを用いて、数千年前からの人類の歴史を分析し、今後数十年の人類の未来を予測。その対象は、なんと、北米やヨーロッパだけでなく、アジア・中近...
本書は、2008年に読んだ本の中で、最も得たものが大きかった本。著者が独自に考案した「カーストモデル」「性モデル」「年齢モデル」という3つのモデルを用いて、数千年前からの人類の歴史を分析し、今後数十年の人類の未来を予測。その対象は、なんと、北米やヨーロッパだけでなく、アジア・中近東・アフリカを含め、世界全体の歴史と未来が対象。そして、非常に壮大なテーマを扱っているにもかかわらず、非常に分かりやすく、かつ、説得力があり、いちいちうなずける。 著者は、アメリカ人だが、東京に長く住んでいた。そんな著者だからこそ、仕上げることのできた本だと実感。 本書の言葉を借りると、今後、数十年で力を持つのは、「儒教圏(日本・韓国・中華圏)ブロック > 欧州ブロック > 北極圏(北米・ロシア・スカンジナビア諸国)ブロック」の順番。儒教圏が一番! なぜ、そのような結論になるのか、本書を読むとうなずける。そして、その後、力を持つのは、なんとインド・イスラエル。
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性・カースト・年齢の3つのフレームから、人類の未来を大胆に読み解く。 さらに、宗教・戦士・商人・労働者・精神宗教と時代を定義し、過去、現在、未来を分析・予測する。 世界情勢を考える上でのバイブルとなる本である。 著者の考え通りに、未来が「出現」しているのがわかるだろう。
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丁度この本を読んでいるとき(2011年2月現在)にエジプトで独裁政権が崩壊した。本書によるとエジプトでの革命的な運動の可能性は五分五分と見ていたが、その波及的効果は未だ未知数だ。もし本書のいうように宗教・精神的カーストが支配的になるとすれば、エジプトはおろか周辺国も当初はイスラム...
丁度この本を読んでいるとき(2011年2月現在)にエジプトで独裁政権が崩壊した。本書によるとエジプトでの革命的な運動の可能性は五分五分と見ていたが、その波及的効果は未だ未知数だ。もし本書のいうように宗教・精神的カーストが支配的になるとすれば、エジプトはおろか周辺国も当初はイスラム原理主義が台頭するのかもしれない。その予測が正しいか否かという単純な見方ではなく、その背後にある論理に何か否定できないものを感じた瞬間だった。
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世の中の流れをうまく説明している。これからの予測にもなるほどと思わせるものがある。流れの中の今の自分の立ち位置を理解することで、これからどう生きていくべきかの意思を固めてくれたように思う。
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3つのモデルから未来を解き明かそうという本であるが、個人的にはわかりづらい。 また、モデルに適合しているのか、モデルに適合するように現実を歪曲しているのか判断がつきかねないためあまり有益な読書にはなり得なかった。
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○年齢モデル 個人の一生は人類の一生 ○性モデル 女性原理と男性原理 第3の性 ○カーストモデル 循環的見方
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