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親の品格 の商品レビュー

3.5

71件のお客様レビュー

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2014/05/10

「国家の品格」「女性の品格」「親の品格」と、品格シリーズを読み通す。 まず、挨拶をちゃんとすることから。 それから、日常生活、たとえば、清潔な服を着るとか、 泣くに任せるでなく、どうにかしてこそ子育てだろうなど。 年末、ファミレスで、若い親子を見かけたとき、ふと、この先どうな...

「国家の品格」「女性の品格」「親の品格」と、品格シリーズを読み通す。 まず、挨拶をちゃんとすることから。 それから、日常生活、たとえば、清潔な服を着るとか、 泣くに任せるでなく、どうにかしてこそ子育てだろうなど。 年末、ファミレスで、若い親子を見かけたとき、ふと、この先どうなってしまうのだろうか? と 純粋に思った男の子がいた。 とにかく、その小さな子はよく喋るのだ。相手の話に相槌も打たずに。 お父さんはそこ子にやらせたいようにやされていた。 そして、食べ物と、遊ぶことと同時にせっかちにしているのが、少し気になった。 しばらくすると、そのコが突然泣き始めた。 私が気づいたときには、なぜか、そのコの父親が隣の老夫婦に逆上していた。 口論になる要因は、こっちには聞こえなかったのだけど、 恐らく、近くにいた老夫婦が、大丈夫か? と声をかけたのだろう。 「いじめているわけじゃないんだ! こいつが勝手に舌をかんで泣いたんだ」 と、父親は言い放った。 近くでちょっと見ていた私は、 そうか舌をかんだのか、そりゃあれだけ同時にやれば、食べる事に集中できなくなり、 しゃべるのと食べるのと一緒になると、かむだろうな、と感じた。 「この店もう来ない!」 カッとなって出て行ったのは、その小さい子のお父さんだった。 残されたそのコのお母さんは、申し訳なさそうに、ご夫婦に向けて頭を下げていた。 「……子供は泣くものだから、良くわかるよ…」 老夫婦の旦那さんの方は、困ったように言っていた。 お母さんも、片付けるとお父さんを追いかけて出て行った。 我慢は大事だし、努力も大事だと思う。 躾と体罰もその境目は、親の人間的な器とバランス感覚だと思う。 本書には、「うちのルールはこれです」「うちの経済状況ではこれでは無理です」と 我慢をさせるのはある程度は、当たり前のルールも親の品格だと。 そのほか、小さい頃から家事は習わせるとか 小学校のPTAの役員を引き受け方、小学校中学校の受験は親の気合、 思春期を越えて、お友達に悪いコがいた場合には、何かにまきこまれないよう祈るしかない など、・・・具体的なことが提案してある。 ときどき、著者が「どうしてもっと日本の習い事をさせてくれなかったのか(行動が美しくなったのに)」というような ぼやきが入る。それは、もう流行らないもので古いからと、やらせてもらえなかったらしい。 でも、形から入るそれらのものは、重要であるとかいてある。 私もそう思う。私の母方の祖母は、和裁の達人でお茶の先生だった。 私が小学生低学年の頃に亡くなったのだけど、遊びに行くたびに、 シュッシュッと絹の音をさせて、縫い物をする祖母の佇まいが、頭に焼き付いている。 余談だけど、かく言う私も、実は母の子育てについて、ぼやいていた時期があって、 私がもともと病弱で、かつ思春期からは事故で痛みだらけなんてことで、母はとかく過保護であった。 子供たちは最終的には「自立」をしなければならない、その点で、過保護は生きる力をなくす虐待だと感じる。 結局、私は母から離れ許し、自分を自分で育てなおすことになる。 工場の現場の人、障碍者のイベント、番組取材で出会ったさまざまな人や、芝居でお世話になった方々、 音楽の繋がり、食を探求してたどり着いた先の食の専門家や、農家の人、夜の世界の海外の人、 社内外、ビジネスの達人から政治の世界の方、治療家、早朝コンビニバイトをやっていた頃は 毎日来るおじちゃんにもヒントがあり・・・・すべてをまず飲み込む。 しかも、もう大人なので恐ろしく言い訳なく大量に「自分」はないくらいが丁度良い。 体に合わないものは、吐き出される。身につくものが残る・・・。 ・・・なんて、基礎的な無駄足を踏ませないのも、本来は親としての役割じゃないかしらと。 ・・・人生で生きる時間は決まっているのだから・・・。 自分の事例で他がわかるというのも何だけど、それはそれで良いのじゃないかしら、とも、思うわけなんだね。

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2014/03/11

子育てから自らの老後まで、幅広く本書はふれてある。 私は幼少期について書かれた内容に関心がありました。いまから必要となるので。本書を読み最も取り組みたいとおもったのは。子どもに手伝いをさせること。もちろん私もしなければいけないことですが…。家族みんなが協力して家庭を築けたらいいな...

子育てから自らの老後まで、幅広く本書はふれてある。 私は幼少期について書かれた内容に関心がありました。いまから必要となるので。本書を読み最も取り組みたいとおもったのは。子どもに手伝いをさせること。もちろん私もしなければいけないことですが…。家族みんなが協力して家庭を築けたらいいな。

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2013/11/09

親としてのありようが書かれた本。 品格シリーズの中で生まれた本を今になってやっと読んだのですが、それなりによかったです。 書いてあることは、いわゆる「当たり前」のことなのですが、当たり前=できていること、というわけでもなく、自分を律するのによい本でした。

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2013/09/22

悪口は言わない。地域の年中行事に積極的に参加。自立した大人に育てよう…。 完璧な親は難しいところだが、できるとこから…。

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2013/05/17

親の仕事って、オムツ変えたり、汚れた服や靴を洗ったり、品格とは遠い世界で暮らしてる感じ。でも読むと、挨拶やら言葉づかいやら、ごくごく当たり前のことが品格ってことらしい。ひとつひとつじゃだめだけど、すべてが揃った時品格になるってことかしら。 敷居が低くて助かった。

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2013/01/26

坂東眞理子著「親の品格」を読みました。  親とはこうあるべきという、古き良き教えが述べられていました。  やはりこうありたいというものもあれば(ほとんどそうですが)、これはちょっと自分には無理だなあというものもありました。  自分も親としての品格を試されているといって...

坂東眞理子著「親の品格」を読みました。  親とはこうあるべきという、古き良き教えが述べられていました。  やはりこうありたいというものもあれば(ほとんどそうですが)、これはちょっと自分には無理だなあというものもありました。  自分も親としての品格を試されているといってもいい毎日ですが、その意識だけはしっかりと持っていきたいと思います。  ヒナッピーよ、これからもとうちゃんとしての品格を磨いていくので、よろしくね。  このあと、かみさんがこの本を読み出しました。

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2013/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

既に子育て最終コーナー。納得できる内容が多いが、出来ていたかな?と問われると、自信なし。わかっていても、出来ないものです(^^ゞ 本文より 短所を矯正する努力は、労多くして功少なし。長所を発見し、のばしてやる方が本人も楽しく、自信がつく。

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2012/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親になる前に心がけたい参考書になれればと手に取った作品。 全てできるようにはなれないだろうが、心の片隅に入れておくには 参考になった。 挨拶や、子どもへの躾について 肩を張ることなくしていけられたらと思う。

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2012/04/27

育児って子供を育てると同時に自分自身も成長していく事。 大事なことを再確認できる本でした。 とりあえず1つずつ心がけていこうかな。

Posted byブクログ

2012/04/24

親が子供に対して本当にやらないといけない事を考えさせられる。 「子供が喜ぶ事」ではなく「子供が自立した人間に成長する」事を教育しなければいけない事、そしてその見本となる為に親も成長し続けなければいけないと感じた。

Posted byブクログ