心身の合一 の商品レビュー
心身一元を、合理化しようと試みた著書。最終的には、神の概念によって、やや無理矢理な感じで、合理化しようとしているのだけど、結局、神をどのように扱うのかによって、コロコロ主張が変わる西洋さを感じてしまう。ニーチェのように、キリスト教的な神の存在を徹底的に否定非難するのも、哲学の途と...
心身一元を、合理化しようと試みた著書。最終的には、神の概念によって、やや無理矢理な感じで、合理化しようとしているのだけど、結局、神をどのように扱うのかによって、コロコロ主張が変わる西洋さを感じてしまう。ニーチェのように、キリスト教的な神の存在を徹底的に否定非難するのも、哲学の途としては拓けた歴史があるけど、神そのものを、形而上学的な考察ではなく、神そのものの実存性の話が聴いてみたいような気がする。
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主著『知覚の現象学』のあとの1947-48年におけるメルロ=ポンティの講義内容を、聴講者のノートから復元したもの。 西洋近代以降の「心身二元論」問題をめぐって、マールブランシュ(マルブランシュ)、メーヌ・ド・ビラン、ベルクソンを読み解いていくというスタイル。 「どんな哲学史も、哲...
主著『知覚の現象学』のあとの1947-48年におけるメルロ=ポンティの講義内容を、聴講者のノートから復元したもの。 西洋近代以降の「心身二元論」問題をめぐって、マールブランシュ(マルブランシュ)、メーヌ・ド・ビラン、ベルクソンを読み解いていくというスタイル。 「どんな哲学史も、哲学者による自らの研究主題の個人的捉え直しである」(P14)という著者の言葉どおりの実践である。 しかしベルクソンはともかく、マルブランシュとビランを、そもそも私は読んでいないので、何とも言えない(笑)。 メルロ=ポンティの思考のところどころに現れてくる、ゲシュタルト心理学から着想した概念は相変わらずおもしろかった。 ただしこの本には結論の部分がない。ベルクソンを批判し、そのまま終わってしまうので、メルロ=ポンティの思想はこのあとどこへ向かうのか?という疑問が残る。それは、彼の別の著作をあたらなければならない。
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