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江戸歳時記 の商品レビュー

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2017/01/21
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1981年刊行。家康入府以来、都市化が進展していく江戸。その江戸の歳時記を通して、主として都市民の生活意識・生活感覚を民俗学的な観点から解明しようとする書。個人的には、稲荷信仰(農業空間は地主神、都市空間は穢れの祓い屋。江戸でも近隣には農業地が存在していたのは自明)の内実と地域差は興味深いところ。また、私暦の利用者が多かったことは意外な反面、日々の吉凶を気にかける民衆は現代の占星術にも繋がる心性で微苦笑を禁じえなかった。著者は筑波大学助教授兼国立民族学博物館助教授。

Posted byブクログ