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「死」の教科書 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2022/05/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

「全能感」、「死は人生の終末ではない。生涯の完成である。」、「どう死んでいったかを家族に見せることに意味がある」、「パトリオティズム」

Posted byブクログ

2017/08/16

凶悪犯罪の低年齢化の時代に、命の大切さを独自のカリキュラムで 生徒に伝えようとする教師がいる。少年院で、収監された少年たち に生と死を理解してもらおうと努力する教誨師がいる。 日航機墜落事故やJR福知山線脱線事故で、家族を突然失った 遺族の喪失感と加害企業への怒り。加害企業側の...

凶悪犯罪の低年齢化の時代に、命の大切さを独自のカリキュラムで 生徒に伝えようとする教師がいる。少年院で、収監された少年たち に生と死を理解してもらおうと努力する教誨師がいる。 日航機墜落事故やJR福知山線脱線事故で、家族を突然失った 遺族の喪失感と加害企業への怒り。加害企業側の償いと遺族の 癒しの問題。 自分の命だから、自殺するのは権利だと言う考え方に疑問を投げ 掛ける。「では、残された者はどうすればいいのか?」。 死期が迫った患者に対し、医療はどうあるべきなのか。延命治療は 本当に必要なのか、自宅で最期を迎える為の家族の犠牲と負担。 「死んだらゴミと一緒」。海や山への散骨の問題と、伝統的な葬儀の 衰退から、「人を見送る」ことを考える。 そして、戦争。イラク難民の支援を続ける機関の職員は言う。 「米英軍との戦争が始まった当時、難民は予想外に少なかった。逆に 国外の出稼ぎ労働者や以前からの難民までが、祖国に戻って武器を 持ち、戦って死んでいった。それは『フセイン政権』を守りたかったから では決してない。最愛の家族を、故郷を守りたかっただけ」。 そのイラク戦争で米軍兵士だった夫を亡くした妻は、こう述べる。 「夫はイラクへは行きたくないと言っていた。なぜならイラクと戦争する 理由がわからなかったから。私もわからなかった。彼は、この国を守る ためではなく、この国のプライドのために死んだような気がする」。 本書は新聞連載だけあって、難しい専門用語はないがひとつひとつの テーマを深く掘り下げている。◎な良書だ。 でも、理屈じゃないんだよね。ダメなものはダメなんだもの。

Posted byブクログ

2013/01/08

なぜ人間は殺し合うのか。 殺されなければいけないのか。 人間が解決しなければいけない課題なのでしょう。

Posted byブクログ

2012/07/27

死とは何か? →ルター曰く、死は人生の終末ではない。生涯の完成である。 そして、死は亡くなった人のものであると同時に残された人のものでもある 誰にもいつかは必ず訪れる死を意識することによって、命を輝かせることが重要

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2012/05/18

産経新聞の長期連載「死を考える」(H18.4~H19.6)の書籍化。 JR福知山線事故、自殺、死刑、終末期医療、葬送、戦争をテーマに死について考える本。 自分の死に方について考えておきたいと思った。

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2011/09/18

発売直後に購入したが長らく積読状態だった。父の死が近づいているので読む気になった。死に対してどのように向かわせるのか、さらに自分自身が死にどう向かっていくべきかを考えさせられた。

Posted byブクログ

2010/05/31

[ 内容 ] 「そもそも社会部とは、人の死を掘り下げて取材することが仕事だ。 その原点に立ち返りたい」「死を考えることは命の尊さを考えることではないか」。 この連載は、そうした新聞記者たちの自問自答から生まれ、そして書籍化された。 第14回坂田記念ジャーナリズム賞受賞。 [ 目...

[ 内容 ] 「そもそも社会部とは、人の死を掘り下げて取材することが仕事だ。 その原点に立ち返りたい」「死を考えることは命の尊さを考えることではないか」。 この連載は、そうした新聞記者たちの自問自答から生まれ、そして書籍化された。 第14回坂田記念ジャーナリズム賞受賞。 [ 目次 ] 第1章 なぜ人を殺してはいけないか 第2章 喪の作業―JR事故の遺族たち 第3章 償い―JR事故から二年 第4章 「三万人」の叫び 第5章 死刑のある国 第6章 最期をどこで迎えますか 第7章 葬送の行方 最終章 戦争と平和 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/01/16

なんで人を殺しちゃいけないのか、よくわからなくななってたけど、これを読んでたらなんとなく解った気がした。

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2009/10/04

−目次− 第1章 なぜ人を殺してはいけないか 第2章 喪の作業―JR事故の遺族たち 第3章 償い―JR事故から二年 第4章 「三万人」の叫び 第5章 死刑のある国 第6章 最期をどこで迎えますか 第7章 葬送の行方 最終章 戦争と平和  本書は、2006年4月から2007年6...

−目次− 第1章 なぜ人を殺してはいけないか 第2章 喪の作業―JR事故の遺族たち 第3章 償い―JR事故から二年 第4章 「三万人」の叫び 第5章 死刑のある国 第6章 最期をどこで迎えますか 第7章 葬送の行方 最終章 戦争と平和  本書は、2006年4月から2007年6月にわたって産経新聞(大阪本社発行版)に掲載された連載「死を考える」をまとめたものである。同連載のきっかけとなったのは、2005年4月に起こったJR福知山線の脱線事故だという。新聞記者は、大事故などの際、遺族の悲しみや怒りなどで紙面をどんどん埋め、ネタが無くなると、「命の大切さ」などといったありきたりの言葉で記事をまとめる(321ページ)が、この連載では、その様な記事を作ってきた新聞記者たち自身が、長い時間をかけて死の現場に密着し、さまざまな角度から現代の死という現実に向き合い、読者にも死について考えてもらうことを目指したという。連載の書籍化にあたって改められたタイトル「死の教科書」は、第1章のタイトルになっている疑問「なぜ人を殺してはいけないか」の答えが、本書の中にあることを示すためにつけられたという。なお、個人的には気にならなかったが、「特攻」の記事などに対し、「産経」らしさが鼻につく人がいるかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

買った理由: 死生観を見直そうと思った 感想: 死については自分なりの考えがまとまったが、性の理由がいまだ見いだせない

Posted byブクログ