1,800円以上の注文で送料無料

日本の10大新宗教 の商品レビュー

3.2

88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2012/03/24

同著者の『平成宗教20年史』に続いて読了。これが新書の限界なんだろうけど内容が浅い。読み易いとの言い換えも可能だが… 後書きによると日本の新宗教は数百くらいだそうだ。じゃあ、世界ではと?調べてみると諸説粉々ではあるが七~八千くらいあるらしい。個人的には生まれつきの相対主義者にて、...

同著者の『平成宗教20年史』に続いて読了。これが新書の限界なんだろうけど内容が浅い。読み易いとの言い換えも可能だが… 後書きによると日本の新宗教は数百くらいだそうだ。じゃあ、世界ではと?調べてみると諸説粉々ではあるが七~八千くらいあるらしい。個人的には生まれつきの相対主義者にて、宗教的感性絶無の人間である為、いくつあっても構わないが、果たして宗教と相対主義は両立するのであろうか?しないとすれば・・・ そろそろM. エリアーデの『世界宗教史』への雪辱戦を試みるべき時か?でも覚悟と体力がいるんだよね。全八巻! 日本の10大新宗教 >> 辛口コメントしたら(悪口ではない)著者ご本人にTwitterでリツイートされてしまった。m(_ _ )m 2012年03月10日

Posted byブクログ

2012/01/26

70点。10の新興宗教(本書では新宗教と呼ぶ)を選び、それら団体の来歴や教義、組織形態を客観的に概説した一冊。深く知る必要はないと思うけど、これくらいは知っててもいいんじゃないかなぐらいの感じ。 「吹奏楽の甲子園」と言われる普門館って立正佼成会の施設だったんだと初めて知った。ブラ...

70点。10の新興宗教(本書では新宗教と呼ぶ)を選び、それら団体の来歴や教義、組織形態を客観的に概説した一冊。深く知る必要はないと思うけど、これくらいは知っててもいいんじゃないかなぐらいの感じ。 「吹奏楽の甲子園」と言われる普門館って立正佼成会の施設だったんだと初めて知った。ブラバンの憧れは言葉通り「聖地」だ。 社会が変われば不満の中身も変わるし、どういった人々が不満をもつかも変わる。宗教がそれら人々の受け皿になるんだとすれば、今後も新たなる新宗教が生まれるだろうし、それは時代を映す鏡にもなるのかもしれない。

Posted byブクログ

2012/01/05

『葬式は、いらない』(幻冬舎)を書いて話題になった島田さんが、日本の10大新宗教を解説。「新興宗教」とはかかず、あえて「新宗教」と呼んでいる。

Posted byブクログ

2011/11/13

新興宗教も一種の企業みたいなもんで、組織論で語れるものなんだなって感じ。余談だけど、電車の中でこの本読んでたら、近くの席の人に(宗教に)勧誘されそうになったw やっぱり偏見は取れないわ。(偏見を取り除くために書かれた本でもないんだけど)

Posted byブクログ

2011/11/11

新宗教(新興宗教)についてわかったようなわからないような。 わかったこと ・従来の宗教との類似性、違い ・各新宗教の教義(系列)の違いと関係 ・新宗教の発展理由 わからない ・新宗教の目指すもの(創価学会は何となくわかった) ・宗教を起こす、教祖となる理由

Posted byブクログ

2011/10/02

 新宗教についての一般教養として、なかなか面白い本で、スムーズに読了できた。  普通の人は、お葬式は仏教、結婚式はキリスト教、正月は神社と、あまり宗教に興味を持たないで儀式として受け入れている。一部の熱心な信者以外は宗教についての知識はあまり持たない。それらの熱心な信者であっても...

 新宗教についての一般教養として、なかなか面白い本で、スムーズに読了できた。  普通の人は、お葬式は仏教、結婚式はキリスト教、正月は神社と、あまり宗教に興味を持たないで儀式として受け入れている。一部の熱心な信者以外は宗教についての知識はあまり持たない。それらの熱心な信者であっても、全体の宗教の体系的な知識を持っているわけではない。  本書は、わが国の主要な新宗教10教団を選んで、その開祖や教団の成り立ち、主要な教えの性格等をあきらかにしている。これは、さほど宗教に興味がない人間にも、現代社会の一般教養として必要な知識ではないだろうかと感じた。  高橋和巳の小説「邪宗門」のモデルとなった「大本教」。小説と本体は当然違うにもかかわらず、小説イメージによって高い評価を得ているとは驚きである。  高度成長と都市化に適応して大きく勢力を伸ばした教団に立正佼成会と創価学会がある。高度成長の中で田舎から都市部に出てきたバラバラになった若者を、立正佼成会では10~20人が車座になって話し合う「法座」、創価学会では「座談会」で組織したことは興味深い。人々は故郷を出ることで失った共同体を都会で得たのだろう。  インナートリップの霊友会は聞いたことがあったが、その路線を敷いたのが、東京大学の印度哲学科の博士過程を卒業したインテリだった2代会長の久保継成であるというのも興味深い。   PL教団についても甲子園常連校以外の知識はなかったが、前身の「人の道教団」が戦前に100万人の信者を持つ教団で軍国日本から大弾圧を受けるなどの驚くべき歴史も明らかにされている。そういえば戦前には多くの宗教団体が治安維持法によって弾圧されていることを思い起こした。  著者は、「新宗教が勢力を拡大するのは、社会が混乱した状況や過渡期にあるときで、その点で現在の状況は違う」といっているが、現在の社会状況は時代の過渡期であリ、いつ混乱がおきてもふしぎはない状況ではないだろうか。かつてオウムが世を騒がしたように、いつどんな新宗教が勃興するかわからないと思う。  本書は、新宗教と教団についての基礎的な教養知識として読んでよかったと思わせる本であると思う。  

Posted byブクログ

2011/09/22

名前程度でも知っていたのは4つくらい。 「新興宗教=教祖が神」みたいなイメージがあったけど、実はそうでもないということがわかったのは勉強になった。 そして、新興宗教は古くからある宗教を土台にして出来ているということも勉強になった。 しかしながら、この本をちゃんと理解するには基本的...

名前程度でも知っていたのは4つくらい。 「新興宗教=教祖が神」みたいなイメージがあったけど、実はそうでもないということがわかったのは勉強になった。 そして、新興宗教は古くからある宗教を土台にして出来ているということも勉強になった。 しかしながら、この本をちゃんと理解するには基本的な宗教と歴史、あと多少の地理の知識があった方が良いと思う。 他の色々な本を読んだ後再度読み返してみたい1冊

Posted byブクログ

2011/07/22

天理教,大本,生長の家,天照皇大神宮教,立正佼成会,創価学会,世界救世教,PL教団,真如苑,GLAという,10の新宗教について,その成り立ちや仏教等との関連,他宗教との違いなどを解り易く説明している。 新宗教は,社会問題となる時にしか我々の前に出て来る機会はあまりなく,病気の治療...

天理教,大本,生長の家,天照皇大神宮教,立正佼成会,創価学会,世界救世教,PL教団,真如苑,GLAという,10の新宗教について,その成り立ちや仏教等との関連,他宗教との違いなどを解り易く説明している。 新宗教は,社会問題となる時にしか我々の前に出て来る機会はあまりなく,病気の治療法,予言などがきっかけになっている事が多い。このため,破壊的なカルトとして私も捉えてしまいがちだが,そんなことはない新宗教の方が多い。ただ,新宗教も信者を集めねばならず,そのためにはアクティブな活動を展開をする必要があり,注目の的になってしまうのだろう。 そもそも新宗教といっても,立正佼成会や創価学会,PL教団,世界救世教のような日蓮・観音信仰,天理教や大本のような神道系のものなど,必ずと言っていいほど,神道か仏教の影響を受けていて,多くはそのどちらの影響も受けいている。具体的には,天理教や大本,金光教は,名称は異なるものの,国常立命というオーソドックスな神を根源的な神として信仰している。これは,ユダヤ,キリスト,イスラム教が同一の神を信仰の対象としているのと基本的には同じ事である。 よく考えれば,キリスト教ですらも,当時としては異端であり,新宗教だったのは周知の事実である。 新宗教に信者が集まったのは,高度経済成長の時代で,地方から都市に移って来た新しい都市住民たちだった。彼らは未組織の労働者として不安定な立場にあり,都市に新たな人間関係のネットワークを築くうえで新宗教の信者になることは大いに役立った。また,面白いのは,高度経済成長時代に巨大教団に発展したのは,いずれも日蓮系・法華系教団であり,現世利益を説いている教団だったということだ。明日も知れぬ生活に対して,現世利益を説く教団は彼らの目から見ればまぶしかったのだろう。 このように,新宗教が興るのは,社会が危機に陥っていたり,不安定化している時期で,社会問題を批判したり,このままの状態が続けば決定的な危機が訪れることを強調する事によって発展して行く。(どこかの政党に似ているが)。 ただ,その時でも,地球がいついつ破滅するといった世紀末説を唱えるようなところは,地球が破滅することなく世紀末を過ぎた場合,信者を失ってしまうことに注意しなければならない。予言が外れた時は,信者が去っていくのは当然である。 今後,宗教として伸びて行くためには,江原啓之のように,霊界からのメッセージをメディアなどを通じ,柔らかく伝えるようなことをやっていかなければならないのかもしれない。GLAなどは,女性教祖がアイドル路線をはしったりしたこともある。これまでのように閉ざされた宗教ではなく,明るく,開かれた現代風の宗教を目指すべきなのだろう。 宗教とは,よく生きるための生き方の示唆である。そういう意味では,最近流行りのような,60歳からのライフセミナーとか,いきいきなんとかセミナーとかも,結局は宗教のようなものである。 日本人は,占いや言霊を信じ・楽しむ人種であり,宗教を受入れやすい性格を持っている。著者は,日本人が無宗教と言われることについて,『日本の場合,既成宗教が仏教と神道という2つの宗教が組み合わさった特殊な形態をとっているため,自分たちを神道の信者とも,仏教の信者とも決めることも出来ない。そこから特定の宗教に属していないという意識が生み出される。』と言っている。それに加え,私が思うに,生活の中に宗教がちりばめられ,毎日触れているからこそ,あらためて宗教を実感しにくく,自分は無宗教だと思ってしまうのではないだろうか。それは全く違っていて,日本人はめちゃめちゃ信仰心の厚い,仏教・神道の両宗教の信仰人種なのではないだろうかと思ってみたりする。

Posted byブクログ

2011/05/05

宗教のざっくりした解説本。思想を細かく語らず、成り立ちなどの歴史をできるだけ客観的に書こうとしている。しかし最後の方にも書いてあるが、解説対象を10個選んだ基準があいまいでナゼ選んだのかが分からないため、そもそも客観的ではない。また、オウム真理教のようなものは除外したとあるが、そ...

宗教のざっくりした解説本。思想を細かく語らず、成り立ちなどの歴史をできるだけ客観的に書こうとしている。しかし最後の方にも書いてあるが、解説対象を10個選んだ基準があいまいでナゼ選んだのかが分からないため、そもそも客観的ではない。また、オウム真理教のようなものは除外したとあるが、その理由もうやむやなのが惜しい。入門書としても失敗していると思うので、薀蓄を得たい人、真面目に学びたい人は別の本が良いと思う。宗教額を学んだ後の復習として使う人なら、かろうじて役に立つと思う。 ●面白かった点 色々な宗教をざっと解説している点。 ●気になった点 宗教の成り立ちなどを客観的に述べようとしているが、作者の意見がところどころに混じっていて、どれが客観的でどれが主観的な意見なのかがはっきりしない。また、各宗教の比較(例えば規模など)がないので、全体にだらだらとしている。

Posted byブクログ

2011/03/23

創価学会や真如苑などの、日本の新興宗教の成り立ちから現在までの歴史をざっと解説してくれている。こういう本はwikipediaのコピーっぽくなりがちだけれど、10個並べて一冊の本にしているからこその意義がきちんとある。この新宗教は他の宗教とどう違うのか?何が強みなのか?それが島田裕...

創価学会や真如苑などの、日本の新興宗教の成り立ちから現在までの歴史をざっと解説してくれている。こういう本はwikipediaのコピーっぽくなりがちだけれど、10個並べて一冊の本にしているからこその意義がきちんとある。この新宗教は他の宗教とどう違うのか?何が強みなのか?それが島田裕己なりの観点からきちんと書いてある。ただの概要書に収まっていない良書。

Posted byブクログ